Brabham BT44B_10

処暑・初候・綿柎開
8月も終盤、日が暮れると其処彼処で秋の気配。

Reynard 98iはクリアコート工程に入ったのですが天候との兼合もあり停滞中、そこでちょっと思う事もあって長期仕掛状態のプラモデルを弄り始めます。 
R0014727前回のエントリーからは約8ヶ月経過してます…
今夏はボディブロックの完成を目標としてまずはパーツのチェックから。
 
 
R0014747コクピット内の備品を片付けていきます。
プラ板の切れ端、アルミ棒、0.6mmのリード線を適当に組合せ。
 
 
R0014755なにやら嘘っぽい表現になっしまいましたが、とりあえずバッテリーは完成。
 
 
R0011503ロッド状のパーツはパーティングラインなどを整形するよりも金属線に置換えたほうが手っ取り早いですね。
 
 
R0014766ペタペタと色付けしてから、インチキ臭いディテール追加を施します。
 
 
R0014759アクセルペダルにもリンケージをでっち上げ。
 
 
R0014769出来上がった備品類は壊さない内にコクピット内に取付。

やはり夏の休日にプラモデルはしっくりきます。

PORSCHE 934 TURBO RSR Vaillant

立春・末候・魚上氷
三寒四温としても振れ幅が大き過ぎますね。

312PBはマテリアル等を切らしてしまい調達までちょっとお休みです。
  
R0012952先日某大手ネット通販にて申し訳ないようなディスカウントプライスで販売されていたので思わず「ポチッ」としてしまいました。
それにしてもカッコイイパッケージアートですね。

Vaillantカラーの934を見るとタミヤ初の電動RCカー”1/12 ポルシェ ターボ RSR 934”を思い出します。
調べて見ると発売は1976年、40年前の事です…
当時の自分には到底手が届かない高嶺の花、友人が駐車場などで走らせているのをよく眺めていました。
360モーターにニッカドバッテリーでなく単2乾電池、タイヤは中空ゴム、シャシーはシンプルなジュラ板製といった内容でいまのRCカーと比較するとシンプルな内容でしたね。
ボディはポリカーボネイトの一体成形ではなくプラキットのように樹脂製の各パネルを組立る方式、針金製のチープなバンパーと相まって一回のクラッシュでボディがバラバラになって全損も茶飯事でした。
これは当時販売されていたプラキットの934(イエガーマイスターカラーのキット)が販売不振、そこで金型等の費用回収のために同じ型を流用したRCカーキットとして企画、商品化されたためとの後日談がありますが本当のところはどうなのでしょう。
 
 
R0012955デカールはカルトグラフ製、メッシュ等のエッチングも付属してお得な内容のキットです。
でも、タミヤ純正カラーを使わない場合はボディカラーの調合が難しそうですね… 

Brabham BT44B_9

晦日の水曜日、風もなく穏やかなお天気。

今年中に滑り込み更新、ちなみに前回のエントリーからは約15ヶ月経過してます…

数々の放置状態の仕掛品があふれる当ブログですが、このビッグスケールのオールドキットは往生際が悪いのか何なのか解りませんがまだだらだらと続けてます。
R0012812今年の進捗はこれらパーツの塗塗と細部の色差しのみ。
 
 
R0012818ヘッドカバーはTyrrell 002の要領で金属色で塗装してからエンボスの銘部分などを簡単にマスキング、フラットブラックを吹いてから塗り足りない部分にエナメル塗料で補修。
ちょっと手間が掛かりますが筆塗りが苦手な自分にはこのやり方が合っているように思えます。
スポンジヤスリ等で表面を削った時に露出する下地の金属色も自然な感じがして気に入ってます。
 
 
R0012823エキマニもちょっと焼色を追加。
実際の見た目はここまで赤くはないです。
焼き付いたダストなどの表現は今後の検討課題。
 
 
R0012827エンジンブロックは影色を軽く吹き付けてから、スミ入れ、ボルトモールドなどの細部に色差し。
 
 
R0012839ミッション周りの細々したパーツにも色差しをしてディテールを強調。
 
 
R0012838ちょっと仮組をしてみました。
なんかまとまり感に欠ける風情、各ブロックごとに色のトーン揃える方向で加修した方が良いかもですね。
 
  
R0012845模型関連で今年最後に購入したアイテム。
汚れが目立ち表面もボコボコになっていたデーカール用カッティングマット、ギアが壊れて使い物にならなかったデバイダー、いまひとつ使い勝手が良くなかったT型スケールをリプレース。
来年はこれらツールを活用し新幹線開発で有名な島秀雄技師に倣い「直角、水平、垂直」+等分をちょっと意識してみようかと思いますが…

本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
皆様、良い年末年始をお過ごしください。

Brabham BT44B_8

すっかり秋めいてきましたね、朝方のヒヤッとした空気が気持ちいいです。

週末は夜中に撮影して、秋刀魚を食べて、お酒を飲んでおしまい。
模型にはほとんど触らず仕舞いでした。

先日T1Gのタイヤにクリアーを吹くためにエアブラシ塗装をしたのですが、さすがにタイヤ4本だけのためにブースを展開するのも効率が悪過ぎるので下拵えが有る程度終わっていたBT44Bのパーツも同時作業する事に。
BT44Bの前回の記事はこちら、一年以上前です。
放置癖というのか本当にこんな事ばかりで我ながら呆れます。
 
IMGP1862恒例のバックヤード風記念撮影。

ボディパーツは昨年の段階でクリアーのオーバーコートまで終わっているので今回は中身のパーツを中心に色をかけていきます。
ちょっと見はどこかのプリペイントキットみたいですね。
 
 
IMGP1850DFV系ユニット、1/12、1/20、1/43を合わせると20基くらい組んできたかもです。

下地の色を変えながら何種類かのシルバー系塗料を吹き付け、黒系はグロス、セミグロ、フラットを使い分けていきます。
いくつかの黒系パーツにはテクスチャーのバリエーションを出すために乾燥後、クリアーブラウン、クリアーパープルなどをオーバーコートしてからフラットクリヤーで艶をコントロールします。
ちょっと手間ですが黒染や耐熱ペイントの感じに見えなくはないかもですが微妙かも。
最初にこのキットを組んだ頃はボディバーツにはグンゼのレーシングホワイトの缶スプレーをドバッと吹いて、あとはパクトラタミヤのフラットブラック、フラットアルミ、クロームシルバー、ガンメタル、レッド等々を筆でペタペタ塗って終わりでした。
マテリアル、ツール、テクニック、隔世の感であります。
 
 
IMGP1848このまま組み上げていってもいいのですが、できの悪い大スケールミニカーのような風情になりそうなので少々使用感が感じられるような塗装を加えていこうかと思っています。
だたし、自分の場合このようなことを狙うと大体は汚い方面のベクトルが強くなって台無しにしてしまう傾向があるのがちょっと不安要素。

今年中にボディのメインブロックが作業台に据付できたらいいなくらいのゆるゆるペースで進めて行きます。

Brabham BT44B_7

20130830-135602.jpg
天気が良いうちにBT44Bに仕上げのクリアーを掛けます。
#1500で研ぎ出し後に薄めのオートクリアを垂れないように気をつけて吹きつけ。
久々のエアブラシ作業なのでちょいと緊張しました。

20130830-135633.jpg
鏡面完全ツライチというわけでもないですがなんとか終了。
吹いた直後はテカテカなのですが気温も高くラッカークリアの特性で乾燥に伴う退けがもう見えてきてますね。

大スケールだとこの年代のフォーミュラーカーがあまりピカピカしているのも何かオーバーレストア風にも見えてきます…
その辺の適当な表現手法は難しいところですね。
とりあえず面倒な大物の塗装が終わったので一段落、今回塗装したカウル類は半年位放置してしっかりと乾燥させます。
その内に小物の組立と塗装を暇を見てコツコツと進められたら良いなと。

Citroën Traction Avant 11CV

20130824-185925.jpg
エアブラシのチェックを兼ねてタミヤの1/48 ミリタリータイプをシビリアン風に塗装。
さすがにタミヤ、カチッとしてます。

Brabham BT44B_6

先日のクリアー塗装から10日程経過したので中研ぎをしました。

20130526-112655.jpg
#1200でゴミや大きなうねりを取ってから#1500を使ってデカール周囲の段差を中心に全体を研いで行きます。
ペーパーには軽く水を付けるくらいで、ほとんどドライに近い状態です。その方がモデルの表面状態が確認しやすいですね。
普段製作している1/43モデルカーと比べるとサイズが大きいので時間も労力もかなりかかりました。それでもBT44Bは他の1/12のF1モデルに比較すると小さめで形状的にも研ぎ出しのし易いモデルだと思います。

20130526-112710.jpg
ノーズカウルはデカールにギャザーをよせた部分もうまく処理できたようですが一箇所デカールを削ってしまったのでタッチアップ必須。

ボディパーツ全体が艶消しというよりもセミグロスで艶が揃い、デカールとボディが完全面一とまではいきませんがクリア層でスムーズにつながってます。
プラモデルというよりはコート紙で作ったペーパーモデル風な感じで結構いい風情。
オーバーコートせずにこのまま軽く磨いて3/4艶辺りで仕上げるのも70年代のレーシングカーぽい感じがでるかな。
更にボディやメカ部分にも適度なウェザリングも施し使用感というか時代感を表現してみるのも面白いかもしれません。

Brabham BT44B_5

Phase 1終了までもう少し。

20130516-144036.jpgデカールが乾燥したのでクリアーを吹きました。
いつも通り濃度違いのオートクリアーをインターバルをとりながら吹き重ねていきます。
さすがに1/12、塗料使用量多いし、時間もかかりますね… エアブラシのボタンを押さえるのも疲れてきます。1/43に慣れ切ってるので何かと大変です。
一回目のクリアーに関しては大きなトラブルはなかったのですがクリア層の厚みに関しては微妙なところ…

約一週間後に塗装面研磨の予定です。サイズが大きいので苦労しそう。