Renault Alpine A442B

立冬・初候・山茶始開「さんちゃ はじめてひらく・山茶花が咲き始める」
薄日差す晩秋の金曜日、最近は山茶(つばき)の生け垣を見かける事も少なくなりました。

今回の話題は先日のホビーフォーラムに於てちょっと気になったキットについて。
R0013045RENAULT APLINE A442B LM78(PROVENCE MOULAGE 1/43 K1786)
このキットの素晴らしい完成品がル・マンの会ブースで展示されていました。
実はこのキット自分も所有しており「その内に作りましょBOX」内で長期熟成中でございます。
 
 
R0013040みっちりと中身が入った所謂フルディテールキットであります。
しかしながら前後タイヤ、各カウルの装着は考慮されてないようです。

 
R0013043製作プランは前側は中身を適当に取っ払ってカウルを装着して前後タイヤを取付、リアカウルは外しっぱなし(目処がつけば脱着式に)を目論んでおりますがどうなる事やら。
 
 
R0013046レジンのボディパーツの他にもPEシートとこのメタルパーツ群が用意されてます。
最新のキットと比較すると形状、ディテール等ゆるい感じですが一手間加えれば十分に使えそう。
立派なメタルランナーはとっておくと何れ役立ちそうな気もしますが処分するのが吉かと。
実はメタルパーツよりもペラペラなエッチングパーツの扱いに苦労しそうです。
  
 
R0013037ホビーフォーラムの完成品はちょっとデカールが厳しい状態だったのが気掛かりではあります。
もしデカールが使えなかった時はエンジン周りだけでも組んでみましょうか。

でも完成品を見て何だか満足した気になっているのも現実。

HOBBY FORUM 2017

霜降・末候・楓蔦黄「ふうかつ きなり・もみじや蔦が黄葉する」
ぽかぽかと穏やかな立冬の火曜日

11月5日、今年も横浜で開催されたホビーフォーラムへお邪魔しました。
今年も会場は様々なスタイルの素晴らしいモデルカーが綺羅星のごとく並んでおりました。
1/43スケールに関しては、展示されているモデルは丁寧な工作と美しい塗装で自分から見ると全て「異次元」の完成度、作品としての奥深さが違います。
今後の製作についてちょっと考えさせられたりもしました。
また、ネット上でお付き合いしていただいているモデラーさんとお話も出来て有意義な時間を過ごせました。
お相手をしてくださった皆様、どうもありがとうございました。

展示ともに会場物販もフォーラムを構成する主要素、今回の調達物は上記の2点。
人だかりの絶えないMFHブースの片隅でポツーンと残されていた1/43キットと写真集を確保。
 
 
組立説明書のDFVを見ると実家に戻ったような安心感があります。
どうやらこのキットが念願の初SUNOCOカラーになりそうです。

前々から欲しかったキットが入手出来て僥倖でござます。
でも自分が購入するアイテムは何故か物販などで最後まで残っている事が多く何処か世間と感覚のズレを感じてしまいます。

Porsche 908/2 _03

寒露・初候・鴻雁来「こうがん きたる・雁が飛来し始める」
このところ季節が行ったり来たり、着るもの、空調などの調整が面倒、風邪をひく可能性上昇中。
 
 
PORSCHE 908/2 1970 (Base Kit:PROVENCE MOULAGE K1635 PORSCHE 908/2 No.29 LM 1970)
1970年のLe Mansを走った「カメラカー」のキットを弄って、仮想モデリングです。
今回は908/3開発のためのテストベッドとなった908/2.5的なモデル、若しくはアメリカの金持ちが作らせたサーキットお遊び走行用レプリカをイメージ。

ちなみに元キットの完成品はこんな感じです。
 
 
ボディをシェイプする時に切り飛ばした小物類の再現に手間取り、完成まで結構な時間がかかりました。
 
 
オープンモデルなのでコクピット周辺に手を加えると良い感じになるのでしょうが、今回メータパネルのでっち上げとシートベルトの追加のみ。
それにしてもキットのステアリングホイールはサイズがデカすぎ…
シートの赤が上手く塗れたのが今回の小さな収穫。
 
 
筋彫りを整えたり、小間物パーツを適当に置き換えたりするだけでもそこそこ見栄えはアップしますね。
でも、キルスイッチはもう一回り小さくしたほうがよかった。
 
 
消火器用のスイッチノブに使えるPEパーツが見つけることができたのは今回のラッキー。
このようなパーツでも一から捻り出すのは結構面倒なものです。
あとファンネルカバーのバンドはコピー用紙の細切りををマジックで塗ったもの、チープかつお手軽。
 
 
オープンモデルとはいえスポーツカーの製作は難しいです。
クローズドボディだと窓貼りの時点で悶絶ものでしょう…

それでもオールドスクール的なレジンキットをお気楽お手軽仕様で組むのも良いものではあります。
(自分の場合、タイヤ、ホイール、バキューパーツが使えるキットという条件がありますが。)

Porsche 908/2 _02

秋分・末候・水始涸「みず はじめてかる・田畑の水を干し始める」
ひと雨ごとに朝晩の気温が下がり、コンビニではおでんのプロモーションが本格化。
きっと今年もあっという間にハロウィン、クリスマス、歳末なのでしょう。
  
カリコリと削ったラムパイプはボディをかぶせるとこの程度しか見えません。
取っ払った固定用のバンドをどのように再生するかを考えねば。
(焼き鈍した帯金辺りを使うのが王道なのでしょうが面倒だああああ )
 
 
ナンバーサークル等をマスキングしてブルーを吹き付け。
今回はフィニッシャーズのガルフブルーを吹いたつもりなのですが、ネット等で見てみると販売されている物とかなり色味が違っています。
実はこのブルー、もう何年も前に知人から貰い受けた物。
多分、知人が調色してくれた物だったのかもしれません。
 
 
センターのストライプをマリーゴールドにペイント。
この色も解釈が難しい色、今回はデカールに合わせて調整したつもり。
 
 
ジャンクからかき集めたデカールを貼付。
枚数は少なめですが、それらしい雰囲気になったかと思います。
ベタデカールから切り出したマリーゴールド両脇の黒ピンストはもう少し細めにしたかったのですが、劣化していたようでブチブチと切れやすくこの辺で妥協しました。
ちなみにGULFのデカールはサカツウから発売されていた1/32用。
 
 
リアフレームのPEパーツはカメラカー用にアレンジされたタイプが用意されています。
一般的な908とはフレームワークが違っていて少々違和感がありますが、今回はスルー。
 
 
黒く塗ってしまうとそれほど気にならないかも。
 
 
クリアコートが終わったボディ裏等をフラットブラックで塗ってからヘッドライトを取り付け。
キット付属のライトパーツは経年変化でイエローバルブどころではない真っ黄色具合、これまたジャンクの適当なパーツで置き換え。
本来4灯はとも同サイズのようですが数が揃わなかったので上下サイズ違いになっています。

塗分のラインがガタガタですねえ… モールドのガタガタを放置していたので当たり前なのですが…
修正できそうなところはタッチアップしておきます。
 
 
メータパネルも適当なパーツを見繕って自作。
メーターリングはメッキ線を使いましたが、弄っている内に地金(銅?)が出てしまいました。
 
 
ロールバーは0.8mmのアルミパイプ等で簡単に処理。

まだエキパイ、リアランプ、シフトレバーとリンケージ、各種キャップ等々小物を捻り出す作業が残ってます。
これが結構面倒くさいのですよ。

Porsche 908/2 _01

秋分・初候・雷乃収声「らい すなわちおさむ・雷が鳴り響かなくなる」
暑さ寒さもなんとやらのお彼岸も終わり、日に日に秋めいていく感じは結構好きだったりします。
それと4月始まりとするなら第二四半期も終了、ホントにあっという間です。

Twitterでチポチポとアップしていた怪しげな908ですが、ここでちょこっと纏めてみることにします。
こういう用途にはやはりblog型式が便利でございます。
キットはProvence Moulageからリリースされていた1970年のル・マン24時間出場車、映画「栄光のル・マン」のカメラカーとしても有名ですね。
特徴としてフロントとリアに巨大なカメラ用のポッドを装着しています。
 
 
箱に同封されていたプライスカード。
こちらは何年か前のホビーフォーラムにおいてポストホビー販売ブースで購入。
何故か複数個が売れ残っていましたが、お値段も1kとお手ごろだったので一つ調達しておきました。
 
 
何の考えも無しに前後のカメラポッドを削り落とします。
調子に乗ってカメラ関係以外の凸部も取っ払ってしまったのは様式美ともいえるチョンボです。
ちなみに整形前のボディの画像を押さえていないあたりからも思い付きで作業し始めた事がわかります。
 
 
このようなフェールキャップなどの一体成形されたディテールはこのまま塗装を進めていくとダルな感じになってしまうので削り取ります。
でも、その後どのように再現するかのアイデアは未だに浮かんでいません。
後々このような小物類を捻り出す面倒事が作業を中断する要因になったりもします。
自分の場合、使えそうな物は無理せず使った方が吉なのかも。
 
 
エンジンの再現はアッサリとしたもの。
管の間が繋がっていたラムパイプは各種刃物で整形。
レジンキットにおける典型ような作業ですが「型抜き」遊びのようで楽しかったりします。
あと久々に嗅ぐレジンの削りカスから発せられる臭いにちょっとクラクラ。
 
 
メータパネルにはメーターリングが微かにモールドされていましたが、ここも後で自作パネルを嵌め込む予定。
 
 
シートも塗り分けが面倒そうなのでシャシーパーツから切り離します。
床板ごと分離させたので取付時にはその分のかさ上げが必要、それとシートベルパーツの手配。
 
 
サーフェイサーはタミヤのファインサーフェイサーを使用。
いままで造形村のプラサフを使っていましたが、MS11からこちらにマークチェンジ。
金属、レジンへの定着、塗面の滑らかさ等々問題無し、何より調達のしやすさが一番の利点!
 
 
ホイールにはジャンクボックスから見繕ったブレーキ、センターロックナットを追加しておきます。
 
 
手間かけずにローコーストが今回のテーマでもあるのでこれで十分かと思います。
今回、調色したホイールの塗料も今後使えそうな感じですね。
でもセンターロックナットは薄く削り過ぎたようで出っ張りが不足気味。
 
 
この時点ではボディカラーのプランは固まっていなかったのですが、とり合えずフィニッシャーズのファンデーションホワイトを吹いておきます。
こうしてみるとコンパクトでなかなかにカワイイ形をしているクルマであります。
 
 
このまま「工場出荷状態」を再現するのも有りかなと思えてきます。

MATRA MS11_Fin.

白露・末候・玄鳥去「げんちょう さる・燕が南へ帰って行く」
今年のシルバーウィークは秋分の日が土曜日なのが少々残念。

MS11製作記は完成品画像をアップしての最終回。
MATRA MS11
MATRA MS11 1968 Rd.3 Monaco GP J.P.Beltoise (MFH K411-Ver.A)
キットは予選仕様をモデル化しています。
流麗なフォルムなのですが、冷却が上手くいかなかったのかスケジュールが進むにつれノーズカウルに大穴が開き、それでも足りずノーズの先がバッサリと切られる事になります。

同時展開していたMS10のジャッキー・スチュワート+FORD DFVと比較すると戦績はパッとしないのですがタミヤ、イマイで1/12プラモデルが発売されていたりと人気がある車種ではあります。
ちなみにリジェ・JS17はこのモデルの艶やかなカラーリングをモチーフにしていると勝手に想像しています。
(マトラ、タルボ繫りでしょうか。)
 
 
MATRA MS11
MFHの1/43キットはフルディテールが特長。
(その割にパーツ数はそれほど多くはないと感じています。)
タメオと比較すると組みにくい箇所も多々あり、仮組で手順や取付位置を調整を繰り返す必要はあります。
それでもキャストパーツに施された微細なディテール表現はアドバンテージかと。
 
 
MATRA MS11
本作最大のアピールポイントはこのエンジン周辺部。
マトラ MS9 3000cc V12エンジン、6本出しエキゾーストが凶悪な雰囲気です。
でも後々4本出しの落ち着いた姿になります。
今回は素組にパイピングを施しただけですが、1/43らしい密度感はそれなりに表わせたかと思います。
あとツインプラグで無くて本当によかった… 本当によかった…
 
 
MATRA MS11
ラジエーター周りやフロントサスも精密に再現。

それとキット付属のタイヤは出来が良いですね。
この辺に問題があるキットは結構ストレスになったりします。
 
 
MATRA MS11
精密なパーツ群に加え、安定した品質のタイヤ、ホイール、バキュームパーツ、デカールがオールインワンパックされた国産1/43キットを入手できることは喜ぶべき事ですよね。
あとはフェラーリの版権がクリアになり、人気車種をリリースできると良いのですが。

他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にupしています。
お暇な時にでも覗いてみてください。

MATRA MS11_20

白露・次候・鶺鴒鳴「せきれい なく・鶺鴒(せきれい)が鳴き始める」
このところ秋晴れの良いお天気が続いていましたが三連休は台風の影響がありそう。

一足先にTwitterでは完成報告をしましたがBlogはもう少し続きます。
リアセクションが片付いたのでコクピット周りの組立へ。
特徴的な6連メーターにパイピングを施します。
手元にある一番細いリード線(MFHの0.28mm)を使用していますがやはり太めに見えます。
まるで先日飲まされた内視鏡の管みたいです。
メーターケースとの接続部にコネクターをでっち上げ、アクセントを加えても良かったかも。
 
 
束ねたケーブルを留めるバンドは0.3mmの糸ハンダをプレスした帯金。
今回はシートの塗装が上手いこと出来たの事が数少ない満足なポイント。
メータパネルはコクピットカウルと干渉したため0.5mm程低めに取り付けています。
そのためステアリングホーイールの位置が低めになってしまったのは数多い残念なポイントのひとつ。
 
 
ロールバーとリザーバータンク?を取り付けてシャシーが完成!
MHF1/43kitはパーツ自体に微細なモールドが施されているので素組でも十分なディテールであります。
今回はリアセクションを中心に目立つパイピングを追加したくらいです。
ちなみにパイピング本数はエンジン本体に24本、ギアボックス周辺に10本、コクピットに8本、ブレーキに4本、合計46本、やはり12気筒マシーンは多めになりますね。
 
 
タイヤを履かせるとほぼ見えなくなるブレーキのディテールも良い感じで少々勿体なく思えてきます。
こうして出来上がったシャシーを見ると中学生の時まともに組立てる事が出来ず、ただの不燃ゴミになったTAMIYAの1/12キットの事をしみじみと思い出す2017年の秋。
 
 
ウインドスクリーンやバックミラーを取り付け、カウル類の擦り合わせを調整し無理くりにフィニッシュ!
ゴールした日曜の夜は眼精疲労と肩こりでヘロヘロ状態。
製作期間は中だるみが長くて結構な時間が掛かってしまいました。
当初予定ではパリ祭に合わせてゴールするつもりだったのですが…
まずはコレクションに初のフレンチブルーが加わった事を喜びたいと思います。

詳細な完成画像については追ってアップしますのでしばしお持ちください。

MATRA MS11_19

白露・初候・草露白「そうろ しろし・草に降りた露が白く光る」
日暮れの時間、夜風の涼しさ等々、季節は確実に進んでいるようです。
それと今年のホビーフォーラムは11月5日開催との報が入りました。
 
9月に入りましたが、未だ出来上がらず… 予定より2ヶ月ディレイ。
当ブログ自体も時系列的にはTwitterよりも遅れています。
エキゾーストパーツは2気筒分×6パーツの構成。
パーツはエンドパイプまで一体でキャストされていましたが、位置調整等を考慮してセパレート式に加工。
ストレート部分はメッキパイプやステンレスパイプを使用すればより実車に近い風合になるかと思いますが、入手や加工を考えるとハードルが高いですね。
真鍮パイプにメッキ風塗装も考えましたがこれまた塗装後の扱いが面倒…
ということで今回もアルミパイプのお手軽仕様でございます。
 
 
実車のエキマニ部分は銀の耐熱塗料でペタッと塗られているようですが、今回はそこに焼けや汚れをの表現を加えてみます。
キットは予選初期の仕様でさほど焼けや汚れは無いかと思いますが、そこは「模型的な演出」ということで。
ポリッシュしたキットパーツの集合部分をマスキングしてプライマーを吹いてから、根元部分にダークアイアン、クリアーブラウンで調子を付けてからシルバーをグラデ状に吹付。
最後にフラットクリヤーでガサガサな風合にしてからマスキングを剥がして出来上がり。
結構面倒な事をしてますが、この画像では解り難いですよね…
ストレート部分のアルミパイプもコンパウンドで磨いてから酸化防止のプライマーを吹いておきます。
この部分はクリアーブラックを軽く乗せておいても良かったかもしれません。
 
 
塗上がったパーツをエンジンの排気口にねじ込んでいきます。
案の定、仮組調整不足で取付に苦労することになりました。
片バンクをやっつけるのに約一時間、3つのパーツを知恵の輪のようにガチャガチャと組合せながら最後はお約束の「力業」で押さえ込み。
 
 
後回しにしていた上側ラジアスアームにブレーキホースを取付けます。
ホースを止めているのはハセガワのフィニッシュシート(ツヤ消しブラック)、このシート何色か持っていますが本当に便利。
自分はフィニッシュシートを模型ツール界の「ダクトテープ」と勝手に呼んでます。
 
 
取付けるとこんな感じであります。
手芸用の糸ゴムは瞬間接着剤も良く効き、また鋭角的な曲げ癖がつかないのでブレーキホース等の表現には適してるかと思います。
 
 
ストレートパイプを取付、微妙な位置調整に時間を取られました。
ステンレス製エッチングのマフラースプリングがフィットしてませんが、繊細且つ硬いパーツなので加工は困難、よってスルーです。
というか大味な感じになりますが、メッキ線でスプリングを巻いて自作しても良かったかもしれません。
 
 
それにしても6本出しマフラーはインパク絶大!!
しかし、このマフラー配置もMS11の開発が進むにつれ無難なスタイルになっていきます。

残りはコクピット周りとウインドスクリーン等の外装パーツの組立のみ、ようやくゴールが見えてきました。