Ferrari 312PB_Fin.

夏至・次候・菖蒲華
今年の半分も終了間近、ホントに季節は百代の過客にして光陰矢の如しですよ。

先日、夜更けにテーブル上の特設ブツ撮スタジオにて記録画像を撮影しました。
 
Ferrari 312PB 1972
Ferrari 312PB 1972 Rd.7 Targa Florio A.Merzario / S.Munari 1/43scale Multi-Material Kit
 
 
Ferrari 312PB 1972
カウルの塗装はフィニッシャーズのシルクレッドの上にオートクリアーという自分の中ではフェラーリ車定番の組合せ。
シャシー側はプライマー塗布後にオートクリアー、さらにデカールの上から保護目的でオートクリアーを軽く一吹、でも結果としては微妙。
無塗装の金属面の保護、デカール処理に関しては一考の余地ありですね。
 
 
Ferrari 312PB 1972
今回はスタビのリンクを洋白線に、リアのショックユニットをタメオパーツに、ロールバーをアルミパイプに交換したくらいでほぼキット素組。
パイピングは幾つか追加しましたが、ラジエーターホースは殆ど見えなくなり残念な結果に、それよりもメーター周りにラインを追加してゴチャつかせた方が効果的だったかもです。
 
 
Ferrari 312PB 1972
フルディテールキットでは、内部構造とカウル類の干渉が問題になる事が多いのですが、本キットでは突起する機器類が少なく、カウルの内部空間も比較的に余裕が有る所為か仮組を充分に行えば割とスムーズに作業は進むかと思います。(自分は仮組不足のため手子摺る羽目になりました。)
 
   
Ferrari 312PB 1972
カウルの面やチリが合っていないとか「中身」の塗装が汚らしいとか不満な箇所は多々ありますが、フルディテールモデルの製作自体は堪能できたかと思います。(結構辛い事も多かったですが…)
ヴィンテージフェラーリには珍しいカンナムやグラチャンを想わせる「ヤル気」なスタイルや、ネイキッド状態での佇まいも結構気に入ってます。

他の画像もFlickrのフォトアルバム(album:1/43 Model cars)にupしております。
お暇でしたら覗いてみてくださると嬉しいです。

長々と書き綴ってきた312PBの製作記も今回で最後、お粗末さまでした。

Ferrari 312PB_30

夏至・初候・乃東枯
湿気と気怠さ、夏至の火曜日。
九州地方をはじめとした西日本の豪雨は心配、これ以上被害が拡大しない事を願っています。
 
  
312PBはダラダラと続けているうちにchap.30まで来てしまいました。
今回で一気に押さえ込む事に。
R0014158タイヤを履かせるのに少々力技を使いましたが下回りはこれで終了。
でっち上げたホイールロックナットはもう少し薄く加工した方が良かったですね。
 
 
R0013845ウインドスクリーン以外の透明パーツを処理します。
ヘッドライトはホワイトメタル製のケースにバキュームパーツを切り抜いたレンズを組合せるタイプ。
タルガ仕様は一番小さいサイズです。
 
 
R0014211レンズパーツはハサミでザックリと切り出してからモーターツールの小型マンドレルに取付、縁をペーパーで整形してアッサリと終了です。
ちょうど良さそうなポンチ等が無かったので切出し作業に少々手こずるかしらと思っていましたが意外や順調。
両パーツを組合せてみると、なかなか良い感じですね。
 
 
R0014181やっとこさカウル周りのパーツが集まりました。
バキュームパーツを始めとして接着が面倒だったりする物が揃ってます。
 
 
R0014220塗装が難そうな箇所(抜けていないスリットやインーテークの底など)はツヤ消し黒のデカールで処理。
そのためのデカール切出し用テンプレートを作ったりで最後までいろいろと手がかかります。
 
 
R0014370この段階に及んでカウルを嵌め込むためにヤスリ等でガリガリと削ったり、無理矢理にパーツを接着しているうちに、なんとか作業終了。
チリが合ってなかったり隙間が大きく空いてる箇所もありますが、もう気にしない事に。
 
 
R0014393今回は中断期間もあり結構時間が掛かってしまいました。
キットはフルディテールとしては組みやすい部類に入るのではないかと思います。

まあ出来具合はさて置いて、何とか形に出来た事に安堵。
次作はもう少し手離れが良さそうなモノにするつもりです。

その他の画像は暫しお待ちを。

Ferrari 312PB_29

雨が降ったり、止んだりの梅雨らしい天気の水曜日
6月も半分が過ぎようとしてます。
 
312PBの製作に関しては一山越えた気分。
R0014121残っていた小物パーツを取付けて下回りはとりあえず完成。
作業の段取りが良くなかった事もあり想定以上に時間が掛かってしまいました。
 
 
R0014144今回シャシーのメインパーツは軽く磨いてからクリアコート処理をしましたが、メタル系のペイントを施してもまた変わった風情になって面白かったかも。
 
 
R0014117手を入れた部分は一部エッチングを金属線に置換、パイピングの追加、リアショックユニットをタメオパーツに交換したくらいでほとんど「キット素組」。
 
 
R0014030角材のウマがなんともうら寂しい雰囲気を醸し出しております。
こんど撮影用にちょっとカッコイイ物を見繕ってみたいです。

残る作業も少なくなってきましたが、カウルの仕上げはやはり気が重い…
 
 
最後にオマケを、おそらく世界一有名な312PBの模型、1/3スケールです。スゲー!!

Ferrari 312PB_28

芒種・次候・腐草為蛍
梅雨の晴れ間の金曜日、明日も雨は無さそうですね。
今年は空梅雨傾向なのかしら、水瓶の事が少々心配になってきます。
 
R0013796キットパーツのホワイトメタル製のロールバー。
形状、バーの経など良い感じなのですが、整形時の変形、他パーツとの辻褄合わせ等々の理由から自作パーツを捻り出す事にします。
 
 
R0013819セパレート型の試作品を作り、サイズ、位置関係を確認。
これはオイルクーラー取付前に済ましておくべき作業でしたね。
それと緑のカバーカウルは塗り直しになりました。
 
 
R0013898そして本番パーツの製作。
今回は加工が簡単なアルミパイプを使用しています。
サフを吹いて塗装の準備、それにしても相も変わらずのラフな作業具合…
 
 
R0013947なんだか西瓜を想像させる絵面。
とりあえずこんな感じで収まりました。
パイプ経が若干細く感じますが、312PBの場合は細目に仕上げた方がそれらしく見えるように感じます。
 
 
R0013924メーター周りにもワイヤ類を追加。
そろそろ基礎及び内装工事も終りそうです。

でも、上物というか外装の仕上げがほとんど手付かず状態。

Ferrari 312PB_27

芒種・初候・螳螂生
曇り空の月曜日、関東甲信も昨日梅雨入りしました。
 
 
312PBは週末を中心にチマチマとした作業を進めています。
R0013647リアセクションの完成を目指して、細々としたパーツに手を付けていきます。
 
 
R0013652ミッションエンドにバッテリートレーとジャッキポイントのエッチングを取付。
ドーザーブレードを付けたメカモグラといった風情でなんかカワイイ。
 
 
R0013681少々謎な形状のライトユニット、ライトのレンズは別途樹脂パーツが用意されているのは嬉しいですね。
クリアカラーを塗って嵌め込むだけ完成、ラクチンです。
 
 
R0013657バッテリーには配線をプラスします。
適当に穴を開けてコードを挿し込む方法でも良かったのですが、今回は端子らしきものを介しての取付をしてみようかと企てます。

マニエッティ・マレリのデカールはノンオリジナル、さらにロゴもこの時代のものとは書体が違います。
 
 
R0013728端子はエッチングの流用、帯金の加工など幾つか考えてはみたのですが、結局一番手軽なアルミパイプを加工して取付ける方法で。

ケース本体とフタの塗り分けラインがヘロヘロになっているのが気になったので、ハセガワのつや消し黒フィニッシュを縁に何周か巻き付けました。
マスキングよりも簡単にキレイな塗り分けが出来て、本体とフタの別パーツ感も出て良い感じではないかと。
 
 
R0013702まずはミッションエンドを取付。
F1の312Tシリーズの横置ギアボックスを見慣れている自分には新鮮な構造。
中々に模型映えする造形です。
 
 
R0013745バッテリーはトレーに載せるだけ。
固定装置がないので見ていると不安になってきます。
デカールのロゴサイズは、やはり大き過ぎましたね。
 
 
R0013759最後にライトユニットとオイルクーラーを付けて、オイルホースを這わして、とりあえず完成!

と思ったら、まだロールバーが残っていました。
これまた調整やら何やらで面倒なパーツなのですよ。

Ferrari 312PB_26

六月最初の金曜日、今週も何とか逃げ切れたようです。
この土日はどこかで隙を見つけてブラシ塗装をしたいところですが、さてさて。
 
リアサスユニットが付いたシャシーをひっくり返し、エキパイを取付ます。
R0013585バイラス星人のカルテットみたいなエキパイパーツ。
つや消しホワイトで塗ってから、タミヤエナメルのフラットアルミ、バフなどでウォッシング、その後グレーやブラウンで影や汚れを加えてみましたが微妙な感じ。
白の耐熱塗装をカッコよく見せるのは難しいです…
 
 
R0013615恒例のサービスショットです。
パーツの精度が良いのか微調整だけでピタリと収まります。
エンド部分を金属パイプなどで置換えると更にピシッとした仕上がりになるかと思いますが、強めのテーパーがついている形状なので自分にはお手上げ。
 
 
R0013636何はともあれ白いパイプが4本(画像では3本しか見えていませんが…)出ているのが見えると、この時代のレーシングフェラーリといった風情になりますね。

Ferrari 312PB_25

小満・末候・麦秋至、穏やかなお天気の月末火曜日。
それでも梅雨が日に日に近づいている気配はありますね。
明日は「ファーストデイ」、良さげなプログラムがあるようならば久々の脱走も…
そして映画の後は小洞天でシュウマイとビールが良いなあ。

何時以来かの連日投稿です。
R0013571車高の再調整、先日のロックナットを使ってのタイヤ仮付を行った後、リアサスユニットをエポキシ接着剤で固定、何とか収まった様で一安心です。

モノコック(セミモノコック?)パーツ間の目立つ隙間は後ほど線材か薄板で埋めて誤魔化しておきます。
それと、やっぱりホイールの色合いが気になるところ。
 
 
R0013580ホイールベースが短く、本当にゴーカートようなディメンションですね。
シャシー側で残る主な作業は、エキパイ、ミッションエンドパーツの組付、シートベルト、メーター周りのパイピング、そしてロールバー。

「中身」に関してはゴールが見えてきたような気がします。

Ferrari 312PB_24

肌寒い雨模様の月曜日。
月末モードも相まって、なかなかに消耗度が高いシチュエーションです。
 
R0013546パーツを接着したり、ペイントが剥げた部分をレタッチをしているうちに、どうにかこうにかリアサスユニットが完成。
 
 
R0013517追加工作はショックユニットをタメオのアフターパーツに交換、ドライブシャフト、スタビのリンクを洋白線などでの置換くらいです。

 
R0013516少しクリーニングをしてから壊す前に据え付けちゃいましょう。