Chaparral 2K_01

小暑・初候・温風至「おんぷう いたる・暖い風が吹いて来る」

西日本の大雨による被害がこれ以上大きくならないとよいのですが…… 心配です
 
 
Chaparral 2K 1979/80 Formula Models No. FM06
長年放置中の「Yellow Submarine」です。
キットはアル・アンサーSr.搭乗の1979年とジョニー・ラザフォードがインディ500を制した1980年との選択式になっています。
 
 
当初1980年仕様で製作を進めてきましたがちょっと思うところがあってリセットする事にします。
今回は余剰デカールを利用してカーナンバー2の1979年版で仕上げる予定、まずは溶剤を使って塗装の剥離から。
 
 
プラモデル用ラッカー塗料の薄め液に漬け込み作業開始、そしてお約束のように「入浴事故」が発生。
細かなディテールはデロデロと溶け落ちレジン自体の素性もソフトビニールようでフニャフニャ…
んもー、ちょっと目を離したらこの有様です。
 
 
産廃同然、廃棄当然な状況ですが、自戒の念を込めてもうちょっと足掻いてみることに。
 
 
まずはしっかりと溶剤分を抜き、傷んだ箇所を補修してからサーフェイサーをゆっくりと重ねて少しづつ形を整えていきます。
キットの組立というよりレストア作業といった感じですね。
 
 

Reynard 98i Target Honda_Fin.

秋分・末候・水始涸 「みず はじめてかる・田畑の水を干し始める」
収穫の秋が始まります。
ただ、今日の東京は暑かった… 10月の「真夏日」は身体に堪えます。

三ヶ月に渡りポタポタと綴ってきたReynard 98i Target Hondaの製作記も今回が最終回。
Reynard 98i Target Honda
Reynard 98i Target Honda 1998:Formula Models model 1:43 FM10 Target Reynard 981
 
 
Reynard 98i Target Honda
久方ぶりのレジンキットで手子摺る場面も有りましたが、なんとか力技で押さえ込んだ感じです。
工作の精度、清潔感等々不満なところも有りますが、作業は楽しめたので良しとします。
 
 
Reynard 98i Target Honda
同時期のF1と比較して大柄で量産フォーミュラーカーらしくシンプルなスタイリング。
深紅のボディカラーにホワイトレターのスポンサーロゴ、そしてライトニングライン、大手小売チェーンがメインスポンサーの所為か様々なスポンサーのネームが配されています。
Energizer,FUJIFILM,Coca-Cola,Gillette,Kleenex,Hanes,OMEGA,Havoline,STP,それとPOWERED by HONDA、ブランドがイメージ出来るロゴマークがたくさん並んでるのは楽しいです。
 
 
Reynard 98i Target Honda
これまではスーパースピードウェイ仕様が好みだったのですがロード&ストリート仕様も悪くないですね。
ヨーロッパとはまた違ったテイストのアメリカンレーシングカー、タメオのインディカーシリーズやスターターのNASCARモデルなどは古いキットですがバーゲンプライスになっている事も多いのでオススメですよ。

他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)に公開しています。
よかったら覗いてみてください。

Reynard 98i Target Honda_11

秋分・次候・蟄虫坏戸 「ちっちゅう こをはいす・虫が土中に掘った穴をふさぐ」
第二四半期も終了間近というのに気温は30度以上でさらに高湿度、本当に草臥れました。
 
 
調整やレタッチを加えながら大小様々なパーツをアセンブルしていきます。
r0015376自分にとっての万能工具の一つ「真鍮ブロック」にお出まし戴き、タイヤ取付の儀。
ホイールとハブの接着面積が小さいため取付強度に若干の不安有りです。
 
 
r0015374ウイングステーは低めのタイプを採用。
 
 
r0015383ギアボックス後端にはテールランプを。
今回はジャンク箱の中から形状は違いますがサイズ的には近いパーツをサルベージしてきました。
このようなパーツでも一から捻り出すのは意外と手間が掛かるものです。
 
 
r0015395ホイールのロックナット部分、同時期のF1とはちがった感じで面白いですね。
センターのシャフトにエポキシ接着剤が付着して汚らしい感じになってしまいました…
テカリ気味なレターデカールが気になりますが、サイドウォール全体にタミヤのワックスを塗ったら何となく馴染んだような気がします。
 
 
r0015390今はっきりしなかったシートベルトのショルダー部分に付くネームですが、どうやら“Sabelt”と“SPARCO”のダブルネームになっているようです。
今回はSPARCOのデカールが手元に無かったので取り合えずSabeltだけ貼っておきました。
 
 
r0015400給油リッドはリング状のエッチングパーツをアルミ板に貼ってから削り出し。
さらにフラットブラックに塗ったブラ板を貼ってボリュームを追加。
 
 
r0015444POV、給油リッド、オンボードカメラ、各種アンテナ類をペタペタと貼付け。
この辺のデバイスが付いてくるとCARTマシーンらしくなってきますね。
それぞれのパーツの精度、解像度を上げるとこのモデルの「見せ場」になるかもしれません。
 
 
r0015448パーツが付いたら全体を軽くクリーニング後、台座に固定して取り合えず「完成」です。
製作は7月初頭から開始しているので丸々三ヶ月掛かっている事になりますね。
今回は特に記してはいないのですが「やらかし」と「チョンボ」がいつもよりも多く、そのリカバリーに時間を取られてしまいました。
まあ途中でBT-44Bに浮気した事も原因のひとつかも。
 
 
r0015460製作中にリオのパラリンピックでザナルディの勇姿をを見る事ができたのは嬉しいサプライズでした。
あとはHonda、市販車も含めもっとガンバレとエールを送っておきます。
 
 
r0015476自分はパッケージを最初に処分してしまう事が多いので「箱つぶし」は、タブレットから資料や製作中の画像を消去する事。
案外さっぱりとした気分になります。
 
 
r0015467その他の完成品画像は追ってそのうち。

Reynard 98i Target Honda_10

秋分・初候・雷乃収声
暑さ、寒さもなんとやら。
ここらでカラッと秋晴れが欲しいところです。
 
Twitterでペタペタと貼付けていた内容と重複するものですがご勘弁願います。
r0015298自分にとって鬼門のバキュームパーツ、表面の切出しガイドが殆ど無く大苦戦。
何とか切出すことはできましたが、接着時にグダグダになるのはお約束です。
 
 
r0015342調子に乗って深く彫り過ぎてしまったカウルファスナー孔にリベットを植え込んでみます。
使用するのはアドラーズネストのブラインドリベット。
 
 
r0015348ちょっとミスマッチな感じになってしまいました…
リベットヘッドの凹部分に墨差し、もしくは頭頂部を少し削って光沢を押さえた方が良かったかもですね。
あとはバーナーで焼いて色を付けるとか。(ブラインドリベットはステンレス製です。)
 
 
r0015360この期に及んで底板とのフィッテイング作業。
 
 
r0015362面倒で後回しにしていたバックミラーもやっと手を付ける事に。
 
 
r00153732時間ほど作業して終らせました。
これがボディーカラーだったりするとモチベが高い製作初期に着手していたかもしれませんが、今回はモデルはカーボン地色。

今月中には片付けたい。

Reynard 98i Target Honda_09

白露・初候・草露白
やっと暑さも収束しつつあります。

上物のクリアー乾燥、コンパウンド掛けの合間に他のパーツを片付けていきます。
r0015209シャシー側はこれで完成。
サスアーム関連は全て上物にマウントする構成、調整作業が容易で助かります。
シートベルトはキット付属のエッチングパーツ、最近は布地よりもお気に入り。
ショルダー部のラベルデカールは紛失、手持ち在庫にSPARCOが見あたらないのでWILLANSでも貼って誤魔化しておきます。
  
 
r0015210以前作り替えたエキパイパーツはこのような具合に。
最終的には殆ど見えなくなるのでキットパーツのままでも良かったかもです。
 
 
r0015201足回りのパーツも適当に組立。
 
 
r0015199無垢の塊だったギアボックスにもディテールらしきものをでっち上げておきます。
 
 
r0015190インパネ、ステアリングホイールにもインジケーターやスイッチ類を追加。
なんかゲームパッドみたい。
 
 
r0015220磨き上がった上物にパーツを調整しながら組付け。
リアサスはこんな具合、いたってシンプルな構成。
 
 
r0015224フロントも何とか収まりました。
 
 
r0015237残りは上物の艤装、リアウイングの取付くらいですかね。
でもその前に全く手を付けていないウインドシールドとバックミラーをなんとかしないと。

Reynard 98i Target Honda_08

処暑・次候・天地始粛
またもや台風襲来、大きな被害が無ければ良いのですが。
 
ここ最近はBT44Bを集中的に弄っていますが、こちらも隙間によぼよぼと進めています。
今月中に完成させる気でいましたが、やはり見通しが甘かったようです。
R0014734デカールも乾燥したようなのでクリア塗料でコートしていきます。
使用するのはフィニッシャーズのオートクリア、薄目に希釈した塗料から吹き始めます。
塗っては乾燥の作業を繰り返すため結構時間を取られる作業です。
 
 
R00148395日間くらい乾燥させてから中研ぎ。
#1200からはじめて#2000までつかってデカールの段差を中心に研磨、作業がおわると表面がマットコートした印刷物のような風合いになります。
自分は乱反射が減ってマーキングも見やすくなるこの状態は結構好きだったりします。
いつかセミグロス仕上げも試してみましょうかね。
 
 
R0014881中研ぎ後、薄めの塗料でオーバーコートを。

トラブルが多い工程ですがなんとか無事に終了しました。
一週間程乾燥させてからコンパウンドを掛ける予定、もしくは半年ほど枯らすかも。

今回はほとんど内容が伝わらない画像ですね… ごめんなさい。

Reynard 98i Target Honda_07

立秋・末候・蒙霧升降
台風一過の熱風、高温多湿な水曜日、草臥れています。
 

R0014685赤のペイントも乾燥したようなのでデカール貼りに進みます。
貼付位置はインクジェットプリンターで出力されたインストを参照してねとの事なのですが…
 
 
R0014681でも、一昔前の印刷クオリティーなので細かなロゴなどが判別しづらい状態、なのでWEBの画像等も参考に作業を進める事に。
今回のマーキングは#1 Alessandro Leone Zanardi(Alex Zanardi)、1998年シーズン前期のイメージに。
#12 Jimmy Vasserのドライバー識別用にロールフープがイエローになったバージョンも良い感じで迷いましたが今回は#1に拘る事にします。
 
 
R0014676デカールはおなじみのCartografではなくZANCHETTIのプリント、Marsh Modelsのカエルマークに何となく親近感がわきます。
発売からそれなりの時間は経ってはいますが、薄めで柔らかく糊もしっかりしていて貼りやすいデカール、だだしソフター類が効き過ぎる傾向があります。
 
 
R0014697貼るのに苦労する大判のデカール等はありませんが、細かなスポンサーロゴのデカールが多く想定以上に時間をとられました。
 
 
R0014693赤のボディカラーにライトニングライン、白を基調としたスポンサーロゴ、ノーズの#1が映えるシンプルなカラーリング。

Ferrari 333 SPのMOMOカラーにも似た感じですね。

Reynard 98i Target Honda_06

立秋・次候・寒蝉鳴
夕暮れに蜩(ひぐらし)の鳴声を聞くと何とも言えない気持ちになります。
 
下地造りにも飽きてきたので次の工程へ。
整形し切れてない箇所も多々ありますが気にしない事にします。
所謂「見切り発車」と言うヤツですね…
IMGP3784再びサフ掛け。
今回も造形村のプラサフ、もう少し番手の高いサフを使ったほうが良かったかもしれませんがプライマー効果と塗面の堅牢さから多用しております。
乾燥後、スポンジヤスリで軽く磨いておきます。
 
 
R0014628定石通りにピンクで下塗り。
夏場の塗装は気温の所為か塗面が柚子肌になりやすくちょっと面倒。
あと防毒マスクを付けての作業は暑くて大変デス。
 
 
R0014667本塗装はフィニッシャーズのブライトレッドを使用。
1990年代の国産スポーツカーに似合いそうな朱の強い赤色です。

ダストや柚子肌等を修正してデカール貼りに備える事にします。