MARCH 881_fin.

大雪・初候・閉塞成冬「へいそくして ふゆとなる・天地の気が塞がって冬となる」
身の回りに年末○○とか本年最終などと記された書類が積もり始めました。

約二ヶ月にわたりポタポタと書き綴ってきた881の記事も今回がファイナルとなります。
march 881
MARCH 881 1988 Leyton House March Racing Team #16 Ivan Capelli (Tameo Kits TMK 074)
 
 
march 881
キットのデカール指定はサンマリノGPとなっていますが本作では日本GP仕様にしています。
特徴的なボディカラーはフィニッシャーズのセルリアンブルーを使用、良い感じの塗上がりになりました。
でも、余った塗料の使い道が思い付きません…
それにしてもマーキングも含めシーズン中に外観がコロコロと変化するマシーンです。
 
 
march 881
古いキットに手を入れ始めると切りがないので、今回は気になる箇所だけを簡単に弄ってみました。
ノーズカウル周辺はニューウェイ風味の造形を強調してアクセントを付け、後ろ側はリアウイングの取付方法を変更。(リンク先は比較用のタメオ公式完成品画像
それとサスペンションアームの一部をアルミパイプなどで置換えたり、さかつうの六角フランジやメイクのエッチングを追加したくらい。
カウルファスナーは2種類のアドラーズネスト製のリベットを使用。
ちょっと目立ち過ぎかも知れませんが、武骨な感じがマーチらしくて良いかなと思っています。
 
 
march 881
march881はキットはおろか完成品ミニカーでも決定版といえるような製品が無い状態なのでタメオ辺りからリニューアル版のキット、完成品が発売されたらそれなりの需要はありそうな気はするのですが。

ちなみに確認してみたらこれが4作目のニューウェイ先生設計のマシーンとなります。
意外に多かったですね。

他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にupしています。
覗いてもらえるとうれしいです。

MARCH 881_12

小雪・末候・橘始黄「たちばな はじめてきなり・橘の葉が黄葉し始める」
最近「みかん」をあまり食べなくなりましたね。
 
トロトロと進んできた881も今回でフィニッシュです。
r0016277フロントサスの組立。
切欠き部分にフタをしたり、エッチングパーツを組合せたり、パイプを通したり、フィニッシュシートを貼ったりといろいろ小細工をして、自作アームを取付けていきます。
お手軽な手法ではありますが、キットデフォルトよりは雰囲気が良くなった気がします。
ウイングの吊下げワイヤーですが当初は艦船模型等で使われるメタルラインを使用する予定だったのですが、テンションを掛けて固定するのが難しそうだったので0.2mmのステンレス線を使用。
スケール的にはかなり太めな感じですがピンと真っ直ぐなラインを出す事を優先です。
 
 
r0016293前後のウイング、タイヤの取付も何とか終了したので細部の工作へ。
カウルファスナーにはアドラーズネストのブラインドリベット等を植え込んでいきます。
リベットヘッドの凹部に墨入れしてから使うと良い感じになります。
 
 
r0016336アンテナやテールランプを取付けたら一応完成。
目標にしていた「2ヶ月で完成」から4日遅れのゴールです。
ほぼ素組なのに要領が良くないためか時間が掛かってしまいましたね…
 
 
r0016324不満点も多々ありますが(特にバックミラー、ここは作り替えるかもです。)のどに引っ掛かっていた小骨のようなキットが一つ片付き、気になっていた塗料を使う事が出来たので良しとします。
 
 
r0016346このクルマの完成品を見ると、恵比寿にあったミスタークラフトに足繁く通っていた頃を思いだします。
久方ぶりに「とよかつ」のまくらを食べたくなってきました。

大きめの画像はそのうちに。

MARCH 881_11

小雪・次候・朔風払葉「さくふう はをはらふ・北風が木の葉を払い除ける」
月末ですね。バタバタです。寒いですね。風邪気味です。

やはり11月中の完成は無理でした…
r0016219実車とは一寸レイアウトが違うメーターパネルにはボタン、ランプ類を適当に追加。
まあ、ディテールはこれで充分といえば充分なのですが1/48航空機模型のレジンパーツなどを見るとちょっと羨ましく思ったりもします。
 
 
r0016237コクピット関係のパーツを組込むとこんな感じです。
881はボディパーツの開口部が小さいので完成後は殆ど見えなくなります。
ちなみにステアリングホイールはオムスビ型に加工した方が881らしいのですが面倒なのでパス。
(実のところ自分の技量では上手に出来そうもないので…)
 
 
r0016243付け忘れていたコントロールアームを追加してリアサスユニットも完成。
 
 
r0016238これで下回りの作業は終了!!
そういえば久方ぶりにGOODYEAR-EAGLEのレターデカールを貼った気がします。
タイヤレターはテンプレートを使って吹き付けしたほうがリアルなのでしょうが面倒なのでこれまたパス。
(実のところ自分の技量では失敗を繰り返すのは確実なので…)

後はボディを載せて、艤装をし、前後ウイングを固定して、タイヤを履かせれば完成かしら。

MARCH 881_10

小雪・初候・虹蔵不見「にじ かくれてみえず・虹を見かけなくなる」
酉の市が終わり、初雪が降って、否応なしに年末モード。
 
881は今月中完成というミッションは未達という事になりそうです。
r0016154クリアコートの乾燥を待つ間に細々とした作業を。
勢いで開けてしまったエキパイの出口はこんな感じに、でも完成後には全く見えなくなります。
 
 
r0016166リアサスもペタペタと組上げていきます。
最新フォーマットのキットと較べるとなんとも大らかな感じです。
アッパーアームはもうひと回り太めでも良かったかも。
見た目が少々寂しいのでオイルクーラーを捻り出そうかと思いましたが、面倒くさくなったのでパス。
 
 
r0016134フロンサスもアフターのエッチングパーツなどを使って少し小細工を施す予定。

MARCH 881_09

立冬・末候・金盞香「きんせんかさく・水仙の花が咲く」
はあー、月末と年末の足音がヒタヒタと近づいてきてます。
 
881は天気や周りの様子を窺いつつチマチマと進行中
r0016133どうも代わり映えしない絵面で申し訳ないのですが、週末に中研ぎ後のクリアコートが終了。
今回も大きなトラブルは回避出来たようで、ほっと胸を撫で下ろします。
 
 
r0016130これで塗装ブースを引っぱり出しての作業は終りかと思いきや、前後ウイングのカーボン生地に施すセミグロス処理が残ってましたね。
単色と言えどもそれなりに手間がかかるものです。
 
 
r0016125ボディパーツは一週間程乾燥させてからポリッシュします。
その間にシャシーや細かなパーツをやっつける予定。

MARCH 881_08

立冬・次候・地始凍「ち はじめてこおる・大地が凍り始める」
今夜の満月は「スーパームーン」しかしお月見には生憎の空模様です。
 
r0016103ペイントが乾いたようなのでデカール貼りに進みます。
そう言えばデカール用のケミカルツールは中々減らないですね。
そろそろ新しい製品にスイッチしたいところではありますが…
  
 
r0016107今回のデカールはひび割れ等のトラブルは見受けられませんがプリントが硬化気味。
なので熱めのお湯を使って台紙から剥離させていきます。
(使用しない部分でテストしてからがベターであります。)
ちょっと古めのデカールにはケミカルよりもお湯の方が何かと効果的のような気がしますね。
なお小皿のお湯は頻繁に取り換えることなるため、上の画像には写ってませんがたっぷりとお湯を溜めた保温ポットも用意しておきました。

それにしてもスジ彫部分の処理が相変わらず雑でちょっと凹みます。
 
 
r0016111マークの点数が少ないので作業は2時間くらいで終了。
何はともあれ、この様な色合に塗ってスポンサーロゴを貼付けるとそれらしく見えてきます。
2、3日ほどデカールを乾燥させたらクリアコートです。

MARCH 881_07

立冬・初候・山茶始開「さんちゃ はじめてひらく・山茶花が咲き始める」
近所の白い花のさざんかも蕾がふくらんできました。

今日は東京でも木枯らし一号が到来、北風が身に沁みます。
 
ちょっと風邪気味のようで製作ペースはダウン。 
r0016088取り合えず基本塗装の工程終了。
ボディカラーはフィニッシャーズの「セルリアンブルー」を使用、色合も良い感じで隠ぺい力も強く使いやすい塗料なのですがちょっと艶が出難い感じがします。
艶を追っているうちに厚塗り気味に。
ウイング類のカーボン生地の部分にも定番の「カーボンブラックマット」を一吹き、スポンサーデカールを貼るので乾燥後クリアーを掛けてテカテカにしておきます。
 
 
r0015955乾燥後デカール貼りに進むのですがシート内に?なプリントを発見。
エンジンカウル無しバージョン用なのでしょうか?
もしも存在するのならかなり欲しいかもです。

MARCH 881_06

霜降・末候・楓蔦黄「ふうかつ きなり・もみじや蔦が黄葉する」
穏やかな陽気の金曜日、この週末もまずまずのお天気になりそう。
 
r0015972厚塗りしたプラサフとスジ彫に練り込んだパテを形状を整えながら削り落としていきます。
 
 
r0016021仕上げのサフ吹き、初回サフ時と比較すると、ちょっとだけフォルムが変わりました。
変更点はインダクションボックス、サイドポンツーン周りのエッジ処理、エンジンカウルのボリュームを抑え目に、フロントはクビレを少しだけ強化、後はファスナー孔の追加といったところです。
 
 
r0016025ディフューザーも最初に較べるとサッパリとした感じになりました。
 
 
r0016064下拵えにも飽きてきたので塗装工程に進む事に。
それなりにパーツ数があって持ち手などを付ける作業がちょっと手間だったりします。
  
 
r0016072計画より一週間以上遅れて下塗工程完了。
ボディカラーが白いと何か別の車種にも見えてきます。

当初の「2ヶ月で完成!」の目標達成が怪しくなってきました。
来週はちょっとネジを巻かないと。