McLAREN M26_Fin.

夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
梅雨寒気味な木曜日、一進一退いろいろありますね。
本格的な夏に向けて更なる安全確認並び体調管理に勤しむのです。
 
 
Mclaren M26

Tameo/Silverline 1/43 KIT SLK054 Marlboro Mclaren M26 British GP 1977 James Hunt

10年以上の歳月と幾つものトラブルを乗り越え?どうやらこうやら纏め上げることができました。
何はともあれ、祝!完成であります。
 
 
Mclaren M26

キットは1977年英国GPをモーチフにしていますが今回はマーキング等日本GPに近づけた姿で製作。
 
 
Mclaren M26

TAMEOのキットらしく良好なプロポーションと適度なディテール再現で組み易いメタルキットです。
タイヤも「オイル吹き」等の劣化が起きにい感じの素材になっています。
ウインドスクリーンのパーツはこのSLK054 Marlboroモデルは黄色のバキュームパーツが、SLK059 Lowenbrauモデルは透明な物が付属します。
本作はSLK059 Lowenbrauモデルのパーツをクリアカラーで薄く着色して装着してあります。 
 
 
Mclaren M26

キット仕様ではインダクションボックスは固定式、エンジン上部のパーツも省略されています。
今回はエンジンブロックやヘッドカバーも良い感じだったのでタメオ、アドラーズネスト等のパーツを使用してディテールアップを施し脱着式に変更、また各種パイピング、アンチロールバー等のサスペンションパーツにもちょこっと手を入れています。
 
 
Mclaren M26

今から30年ほど前に恵比寿の某ショップにてWestern ModelsのM26を見たことが43趣味を始める切っ掛けになったほど大好きなF1マシーンです。
ちなみにその当時はそのM26を入手できる余裕も無く、またF1のメタルキットは難易度が高く上級者にしか完成できないとショップの店員さんからバッサリと言われた記憶が……

思えば遠くに来たものであります。
 
 
Mclaren M26 & Mclaren M23

1976年F1世界選手権イン・ジャパンと1977年日本グランプリの「主役」、当時の思い出がよみがえります。

「McLAREN M23とMcLAREN M26のスケールモデルを完成させて並べる。」
紆余曲折ありましたが趣味における夢がひとつ叶いました。
 
 

 
 

MARCH PORSCHE 88C_Fin.

小満・初候・蚕起食桑「かいこ おこってくわをくらう・蚕が桑を盛んに食べ始める」
暑くなったり、寒くなったり、あれやこれやで一喜一憂、ほんと忙しい事であります。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
MARCH PORSCHE 88c QUAKER STATE T.Fabi 1988/TAMEO INDY CARS TIK 06
久しぶりの1/43完成品です。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
今年2月初旬からのスタートですから結構時間がかかりました。
前回の完成したのはMFHのMcLaren M19Aですから約一年半ぶりですね…
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
基本的にはキット素組です。
手を入れた部分は前後サスペンションのアッパーアームとギアボックス周辺くらいでしょうか。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
インディカーにしてはシンプルなカラーリングとスポンサー表示。
ポルシェロゴも車体のホワイト・グリーンによく似合っているような気がします。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
タメオのインディカーシリーズ、パーツも少なめで組み易いメタルキットかと思います。
機会があればSMTSのキットにもチャレンンジしてみたいですね。
 
 
他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にチョビッとupしております。
お暇な時にでもドウゾ

MARCH PORSCHE 88C_07

穀雨・次候・霜止出苗「しもやんで なえいず・霜が終り稲の苗が生長する」
今年の端午節は柏餅をいただき、鍾馗様の画を飾り、菖蒲湯に浸かって悪い気をはらいませう。

前回から一月以上間が空いてしまいましたが88Cの進捗であります。
サフまでの下地作業が終わったのでボディカラーを塗っていきます。
使用したのはFinisher’sのファンデーションホワイト、薄めに溶いてウエット気味に吹き付け。
 
 
グリーンは同じくFinisher’sのピュアグリーンとブリリアントグリーンを使って調色。
この2色、購入してから10年以上経っているけどまだ問題なく使用できますね。
 
 
ベタ部分の色味に近づけるべく試行錯誤です。
 
 
マスキングテープをデカールパターンをトレースして切り出し。
 
 
グリーンの吹き付け
隠蔽力高めで色斑出難いのカラーなので気が楽です。
 
 
マスキング、ちょっとコースアウトした部分もありますが、「ヨシ」とします。
1日ほど乾燥させてから塗り分け際をスポンジ研磨剤マイクロファインで軽く水研ぎです。
 
 
小間物にも色入れ
 
 
デカール貼付、点数も少なく大判も無いので大きなトラブルなく終了です。
ただソフター類に過剰反応気味だったのが予想外でした。
三日以上乾燥させてからFinisher’sのオートクリアをコーティング。
 
 
一週間以上クリアカラーを乾燥させてから“中研ぎ”を入れます。
2000番で研ぎ終えると表面はセミグロス状態に。
この具合が上等なコート紙で作られたペーパーモデルみたいで好きだったりもします。
 
 
ビシャビシャ気味に希釈したクリア塗料でオーバーコート。
二週間(できれば一ヶ月)ほど放置してコンパウンド磨きで仕上げます。

この“ベンチタイム”期間は他のキットを弄ることにします。
で、また未完成品が増えるというお約束のサイクルになりそうですが…
 
 

1/700 IJN Destroyer Hibiki

清明・次候・鴻雁北「こうがん きたす・雁が北へ渡って行く」
発火雨の月曜日、4月半ばとは思えない肌寒さ、まさにブルー・マンデーであります。 
 
 
MARCH PORSCHE 88Cの方はケアレスミスが続発してちょっとモチベダウン状態。
なので気分転換にプラモデルをチャチャッと組んでみることにします。
1/700 特型駆逐艦Ⅲ型 「電」1944「響」1945 ヤマシタホビー
「電」か「響」を選択して製作できる所謂コンパーチブルキットというタイプです。
 
 
今回は「響」1945の仕様で製作しています。
本艦は終戦まで生き延びた強運艦でもあります。(詳しい艦歴はコチラ・ Wiki

もし寿屋謹製ウヰスキー「響」1945なんてモノが存在したらどれ程の価値があるのでしょうか?
 
 
ペタペタ、パチパチと二週間程の工期で完成しました。
艦体色はタミヤラッカーの舞鶴海軍工廠グレイを使用しています。
他の海軍工廠に比べて明るめな色調、自分はこの色好きです。

今回は水性アクリル塗料の筆塗り仕上げを試す予定でしたがこちらは次の課題とします。
 
 
2017年発売のキットだけに組み立てやすくディテールも細やかです。
 
 
今回はPEなどのディテールアップパーツは使用せずに基本キットパーツのみです。
(マストの一部は伸ばしランナー、海軍旗は他キットから) 
透明パーツで用意された艦橋窓もなかなか良い感じですね。

 
ウォーターラインはパチパチと組み上げコレクションしていくスタイルが良いかなと個人的には思います。
外部パーツ等を使用してディテールアップ工作をするのならフルハルタイプを選択します。
 
 
大戦末期の仕様だけに対空兵装モリモリであります。
しばらくの間リビングルームにて異物侵入警戒の任に着いてもらいます。
 
次は「ガンプラ」に挑戦してみようかしら

CART TEST INDY 87

啓蟄・末候・菜虫化蝶「なむし ちょうとけす・青虫が羽化して紋白蝶になる」
河津桜はすっかり緑になりソメイヨシノはそろそろ開花といった感じですね。
今度の連休は新宿御苑にでも出掛けてみましょう。
 
88Cの塗装、デカール作業にともなう“ベンチタイム”中に弄るキットをサルベージしました。 
Cart Test Indy 87 Provence Moulage K1403 1:43
 
 
Tipo 637、フェラーリの曰く付きINDYカテゴリーテストカーというかデモカーであります。
INDYCARモード継続中の今を逃すと永遠にスルー確実なB級感あふれるレジンキットです。
 
 
キット自体はプロバンスらしくディテールは繊細で肌具合もキレイです。
ロールバーも一体でキャストされています。
 
 
その他小物パーツ、タメオ等のメタルキットと比べると少なめですね。
ステアリングホイールはちょっと残念、ここはジャンクから見繕いましょう。
 
 
タイヤは健全そうに見えますがなんとなく嫌な予感も…
ホイールは凝った形状をしていますが1/43だと円筒型の方が使い勝手は良い気がします。
 
 
エッチングパーツはこんな感じ。
サスペンションアームは取り付け位置の調整が面倒くさそうです。
脚回りはリア側を基準に組んでいく事になりそう。
 
 
単色塗装且つパーツ数も少ないのでサクサクと組み上がりそうな気もします。
しかし、久しぶりのレジンキット、一筋縄では行かないでしょうね。
 

MARCH PORSCHE 88C_05

啓蟄・次候・桃始笑「もも はじめてわらう・桃の花が咲き始める」
桃の花もほころび始め、桜の開花予想もちらほらと聞こえるようになりました。
ただ今年のお花見はいつもとは違った光景になりそう。
 
足回りの仮組みをしていきます。
先ずはアームの取り付け穴を穿ちます。
穴の指定位置が左右ずれている事があるので簡単に確認しておきます。

この工程、定盤、ハイトゲージ、トースカン等があればそれをご利用されると尚良しでございます。
 
 
サスアームはキットパーツを参考に自作することにします。
キットのPEを使用するとボディに1mm以上の穴が開いてしまうのは見た目ちょっとキビシイ感じなのです。
 
 
外径0.6mmのアルミパイプに0.3mmの洋白線を差し込みます。
 
 
それをバイスでプレスして出来上がり!
形が崩れた部分はヤスリ等で修正しておきます。

この方式での利点はとにかく低コストなことですね。
余裕があれば真鍮パイプとステンレス線の組合せで作るとよりシャープな物が出来るかと思います。
 
 
フロントを仮組み
 
 
まあ、それらしくなったのではないでしょうか。
 
 
リアも仮組み
 
 
ちょっと気になる箇所もありますが「ヨシ!」とします。

これでまた一つハードルをクリアした気分です♩

2011.3.11 14:46


立ち止まり、深呼吸して、あの日の事を思い出す

MARCH PORSCHE 88C_04

啓蟄・初候・蟄虫啓戸「ちっちゅう こをひらく・冬蘢りの虫が出て来る」
三寒四温、さらに花粉ストームが全開のようでポンコツオジサンには辛い時節でございます。
この時期に模型製作が止まり初夏まで休眠というのがここ数年の流れなのですが今年はどうなる事やら。
  
苦手で大嫌いな半田付けを一気に片付けます。
下手すぎてホントに泣ける…
 
 
左サイドのフェールリッド
キットのPEでもディテール的には十分なのですがやはりペタリと貼っただけではちょっと寂しいですね。
ボディパーツに掘り込みを入れて表面より少し下げた状態にするだけでも見た目は向上するかと思います。
でもパーツに合うサイズの穴を開ける術が今はないので今回は見送りです。
 
 
という事で別売パーツ(リアクト製)を使用することにします。

模型製作においてφ3mm以上の穴あけ加工はちょっと面倒ですよね。
電動工具はちょっとハードルが高いのでラジコンボディ用のリーマを調達しましょうか。
 
 
右サイドにあるリッドカバーはキットのEPパーツをテンプレートにして筋彫りで追加しておきます。
またエンジンのエア吸入口も手直しです。
 
 
フロントウイングは左右別パーツをボディパーツに彫られた溝にそれぞれ接着という力技仕様。
これだと位置合わせの精度、接着強度ともに不安ありなので他のやり方を用意します。
 
 
0.3mm厚の真鍮板で作った左右一体型ウイングを床面を彫り込んだボディパーツに接着する方式に変更。
削った分のフロアは後ほどプラ板等で設えておきます。
 
 
ボデイ全体の筋彫りもパテを入れて調整です。