MARCH PORSCHE 88C_04

啓蟄・初候・蟄虫啓戸「ちっちゅう こをひらく・冬蘢りの虫が出て来る」
三寒四温、さらに花粉ストームが全開のようでポンコツオジサンには辛い時節でございます。
この時期に模型製作が止まり初夏まで休眠というのがここ数年の流れなのですが今年はどうなる事やら。
  
苦手で大嫌いな半田付けを一気に片付けます。
下手すぎてホントに泣ける…
 
 
左サイドのフェールリッド
キットのPEでもディテール的には十分なのですがやはりペタリと貼っただけではちょっと寂しいですね。
ボディパーツに掘り込みを入れて表面より少し下げた状態にするだけでも見た目は向上するかと思います。
でもパーツに合うサイズの穴を開ける術が今はないので今回は見送りです。
 
 
という事で別売パーツ(リアクト製)を使用することにします。

模型製作においてφ3mm以上の穴あけ加工はちょっと面倒ですよね。
電動工具はちょっとハードルが高いのでラジコンボディ用のリーマを調達しましょうか。
 
 
右サイドにあるリッドカバーはキットのEPパーツをテンプレートにして筋彫りで追加しておきます。
またエンジンのエア吸入口も手直しです。
 
 
フロントウイングは左右別パーツをボディパーツに彫られた溝にそれぞれ接着という力技仕様。
これだと位置合わせの精度、接着強度ともに不安ありなので他のやり方を用意します。
 
 
0.3mm厚の真鍮板で作った左右一体型ウイングを床面を彫り込んだボディパーツに接着する方式に変更。
削った分のフロアは後ほどプラ板等で設えておきます。
 
 
ボデイ全体の筋彫りもパテを入れて調整です。

MARCH PORSCHE 88C_03

雨水・末候・草木萠動「そうもく きざしうごく・草木が芽吹き始める」
いつもとは様子が違う雨模様の月初月曜日、お疲れ様でございます。
 
旧めなメタルキットの製作はつらつらと続きます。
前後ロワアームのPEパーツをフロアに接着します。
接着剤はセメダイン社のメタルロックを使用、重合反応バンザイなのです。
 
 
車高スペーサーを取り付けてからタイヤを仮組、いまのところ大きな問題は無さそうです。
ロワアームの位置やタイヤサイズの所為かやはり地上高は低めですね。
もう0.5mm程上げたいところですが…
 
 
同時期のローラやペンスキーと比べると無骨でちょっとラジカルな感じのフォルム。
でもそこがマーチらしくて良いかと思います。
 
 
リアタイヤと空力パーツのクリアランスもOKです。
ちょっと眠い感じのNACAダクトのモールドが気になりますね。
 
 
NACAダクトは三角の穴をに開け、裏側をちょっと削り、アルミ板をペタッと貼ってでっち上げ。
少々違和感ありですが塗装工程が進むに連れて馴染んでくれると期待しています。

POVは後方の凹に取付指定なのでもう片方は光硬化パテで処理、光重合反応バンザイなのです。
 
 
🏎

MARCH PORSCHE 88C_02

雨水・次候・霞始靆「かすみ はじめてたなびく・霞がたなびき始める」
春霞は良いけど、黄砂や花粉光環とはお近づきになりたくはないものであります。
ちなみ「霞」は春の季語、「霧」は秋の季語とされてます。
 
  
下拵えの続きを書き留めておきます。
組み立てが進むと見ることが難しくなるシャシー板の刻印を記録。
まずは下側、marchの手描き書体がイイ感じですね。
 
 
おなじく上側
こちらはよくわかりません…
 
 
前後のアッパーアームのPE
このパーツを使用するためにはボディカウル、ギアボックスに約1mmmの穴あけが必要。
リアはともかくフロントはちょっとキビシイ、ということで線材等で置き換えです。
 
 
タイヤレターはデカールが用意されていますが貼付後つや消し処理が必要な感じです。
テンプレートを使っての吹付も良い感じに仕上がりますがマスキング等がメンドくさい…
どちらも一長一短ですね。
 
 
フェールリッド、右端にある真鍮PEがキットパーツです。
このままだとちょっと寂しいので別売パーツを見繕います。
リアクト製は多分90年代以降のF1用で形状等も違いボディの穴あけ加工も必要です。
でも他に使う宛もないので今回使用することにします。
 
 
シャシーとボディパーツを接続するタッピングビス
左のキット付属の物は使い勝手が今ひとつなので別売品に交換しておきます。
 
 
ボディはサイドポンツーン上側のアウトレット口を拡大。
ラジエーター等のサイズも後ほど修正です。
 
 

MARCH PORSCHE 88C_01

雨水・初候・土脉潤起「どみゃく うるおいおこる・雨が降って土が湿り気を含む」
巷は跳梁跋扈で喧々囂々、流言飛語で右往左往、早く落ち着いてほしいものです。

久しぶりの1/43モデルカー記事。
記録をたどってみると昨年6月のFerrari 126C3以来ですね。
TAMEO INDY CARS TIK 06 MARCH PORSCHE 88c QUAKER STATE T.Fabi 1988
唐突ですが、ふとした弾みで目が会ってしまった「インディーカー」を弄り始めることにします。
1988年のクルマなので30年位前のキットでしょうか。
 
 
この時期のタメオらしいキットフォーマットです。
パーツ数は少なめですがメタルは肉厚でズッシリとしています。
チョット気になるパーツは人が座れそうもない拷問シートとホイールくらいですかね。
 
 
PEパーツも過不足ない感じです。
個人的には前後のロワアームが用意されているのはありがたい。
 
 
先ずは下拵えから
PEパーツを金ヤスリ等でチマチマと整形していきます。
アッパーアームは場合によっては線材に置き換えるかもです。
 
 
予想通りタイヤとホイールの嵌まり具合がよろしくないです。
経年変化でタイヤパーツが収縮した所為か嵌め合わせがキツキツですね。
このままでは程なくタイヤは切れてしまいそう。
古いタメオのタイヤパーツはと油の吹き出しや硬化による割れ等々ウィークポイントだったりします。

ということでリムの肉厚に余裕があるホイールパーツをゴリゴリと削っていきます。
 
 
リアホイールですが左が修正後、右がキットデフォルト状態です。
 
 
サイズダウンの結果ストレスなくタイヤを装着できるようなりました。
見た目も良くなり一安心です。
 
 
いろいろと整ったところで恒例の車高設定(スペーサーの製作)からスタートです。

今回は余り手を入れずにサクサクと進める方針、現状大きなトラブルになりそうな箇所も無さそうです。
唯一心配なのはデカール…
問題があれば常套手段の「テスト仕様」もしくは「プレゼンモデル」でお茶を濁すことにします。
 
 

Brabham BT44B_14

小寒・末候・雉始鳴「きじ はじめてなく・雄の雉が鳴き始める」
雉ですか… 焼き鳥屋のランチ営業とかで供される「きじ焼き丼」はいいですよね。
たれ焼きオンリーよりもわさびを添えた塩焼きとのハーフ&ハーフタイプが好みであります。
 
BT-44B、再開するのはちょっと先になりますがこれまでの作業内容と準備事項の確認
エンジン本体
・モノコックに繋がるリンケージの製作
・ウォーターポンプ、オイルポンプのパイピング
 
 
プラグコードのキャップを製作
・アルミパイプ内径は0.6mm
 
 
サフをたっぷりとかけてラバーブラックで塗装
 
 
とりあえず完成。
・プラグコード、イエローのパイプもしくはデカール帯
・イグニボックスのコーションデカール
 
 
ギアボックスは完成
・オイルクーラーのホース、ジョイント(Top Studio、MFH、サカツウ六角フランジ)
・シフトリンケージ
・テールライト
 
 
メーターパネル
・メーター盤面描き起こし
・スイッチ、ランプ、ステアリングボスの捻り出し
 
 
スイッチパネル
・スイッチ、配線材料
・ダイモデカール
・補強プレート

細々とありますねぇ…
まずはパイプ、ジョイント、ホースバンド等々の材料集めからでしょうか。

Brabham BT44B_13

小寒・次候・水泉動「すいせん うごく・地中で凍った泉が動き始める」
未明の地震、列車の運行は乱れ、昼飯はオーダーミス、書類は紛失、連休明けはアタフタバタバタ…

遅まきながら今年やりたい事の一つを書き起こし
なんとか“ジューニ”をカタチにしたい!
手持ちはタミヤ、プロター、MFHがありますが、やはりこのお手付きキットを纏め上げたいです。
 
 
そこでパーツチェックを兼ねて組立説明書を眺めてみます。
改めて思うのはこのシリーズのグラフィックは本当に良いセンスをしていると思います。
二色刷で垢抜けたレイアウト、グランプリの熱気が伝わる実写解説、詳細なパーツリスト等々、日東の「サーキットの狼」辺りからカーモデルを始めた小学生とっていつか作りたい「大人プラモ」の世界でした。
ただ残念なことに再販バージョンではいろいろと簡略化されたものが添付されているようです。
 
 
このパーツ名称を併記されたパーツリスト、スケールモデルとして結構大切な要素だと思うのです。
 
 
実車解説も見開き2ページの大ボリューム、70年代のオートスポーツ誌を彷彿させるハードなテキスト。
また組版も最近では見かけなくなったスタイルです。
 
 
このメカニックおじさんも好きだったなあ、復活してほしい。
 
 
タミヤ1/12カーモデルを作る人にはおなじみの付属工具たち。(T4以降は付いていなかったかもです。)
 
 
ハンドピースのテストでマットオレンジ等をササっと塗ってみました。
Beta風を狙ってみましたがどうでしょう。
マイナスドライバー、ピンセットは工具としての使い勝手は微妙な感じですねー
でもタイヤレンチは失くすと後々辛いことになります。
 
 

January 1 2020

冬至・末候・雪下出麦「せつか むぎをいだす・雪の下で麦が芽を出す」

本年もよろしくおねがいします

happy holidays

 

素敵な年末年始をおすごしください。