Hesketh Ford 308C

大暑・次候・土潤溽暑「つちうるおいて じゅくしょす・土が湿って蒸暑くなる」
葉月、八月朔日、夕立といかずち
健やかに楽しくそして美味しい夏になりますように。
 
 
年頭にLOTUS 81、LOTUS 88を完成させる!と意気込んではみたものの久方ぶりの1/43スケール、共にフルディテールとあって今ひとつリズムに乗り切れない状況。
そこでサクッと「完成」できそうなキットで工作の勘所を取り戻すリハビリを試みることにします。
在庫やお手つき品でもよかったのですモチベーションをブーストするために新しいキットを調達です。

お買い物はたのしー!
 
 
This Way Up WU007 Hesketh Ford 308C Italia GP 1975 J.Hunt
TAMEOのサブブランド?他にも70年代の渋いF1がキット化されています。
 
 
パーツ構成はTAMEOスタンダードな感じ。
 
 
デカールはノンブランド
カルトグラフじゃないのはコストの問題ですかね。
ちなみにHesketh Bearマークは用意されていません…
 
 
その代わりと言ってはなんですがイエローのベタデカールが同封されています。
何に使うか想像はつきますがこのデカールを使う人は少ないと思うのです。 
 
 
先ずはパーツのチェックから
アルミ挽物のホイールは嬉しいのですがフロントタイヤのセットがおかしなことになってますね。
 
  
購入先に連絡をしたら早急に対応していただきました。
ラクーンオートさん、ありがとうございます!
 
 
それではぼちぼちと組立スタートです。
 
 
 
 
 
 
 
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LOTUS 81_01

立春・初候・東風解凍「とうふう こおりをとく・東風が厚い氷を解かし始める」
日脚の伸び具合、街の彩り、初物の便り、また季節は進みます。
招運来福、今年はどんな春になるのでしょう。
 
  
PROJECT ESSEX、スケージュルを切ってみると意外に時間の余裕がない事が判明。
という事で徐にスタートです!まずはTameoの81から。
TYPE81、当ブログでの初の1/43ロータスF1。
“ACBC”イニシャルロゴのライセンスラベルがそそります。
 
  
まずはPEパーツの切出しと整理から。
モノコック、リアサス、ラジエーター等が細かく分割されている所為かパーツ数は多めです。
素材は洋白なので加工、塗装を考慮するとありがたい。
 
 
モノコック組立が最初のハードルですね。
 
  
サイド・ポンツーンのウォールも厚めのEPパーツで用意されておりシュッとした見た目で良い感じ。
このパーツはフォイルデカールを貼る指示になっていますが上手く処理するのは難しそう…

今後の課題:デカールのテスト及び金属生地ポリッシュツールの支度
 
 
モノコックの仮組ー
嵌め合い寸法キチキチでサイドエッジの処理は必須、前途多難の予感バリバリ。

何より久しぶりのヨンサン、勝手を忘れ戸惑う事も多々であります。
 
 
 
 
 
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McLAREN M26_Fin.

夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
梅雨寒気味な木曜日、一進一退いろいろありますね。
本格的な夏に向けて更なる安全確認並び体調管理に勤しむのです。
 
 
Mclaren M26

Tameo/Silverline 1/43 KIT SLK054 Marlboro Mclaren M26 British GP 1977 James Hunt

10年以上の歳月と幾つものトラブルを乗り越え?どうやらこうやら纏め上げることができました。
何はともあれ、祝!完成であります。
 
 
Mclaren M26

キットは1977年英国GPをモーチフにしていますが今回はマーキング等日本GPに近づけた姿で製作。
 
 
Mclaren M26

TAMEOのキットらしく良好なプロポーションと適度なディテール再現で組み易いメタルキットです。
タイヤも「オイル吹き」等の劣化が起きにい感じの素材になっています。
ウインドスクリーンのパーツはこのSLK054 Marlboroモデルは黄色のバキュームパーツが、SLK059 Lowenbrauモデルは透明な物が付属します。
本作はSLK059 Lowenbrauモデルのパーツをクリアカラーで薄く着色して装着してあります。 
 
 
Mclaren M26

キット仕様ではインダクションボックスは固定式、エンジン上部のパーツも省略されています。
今回はエンジンブロックやヘッドカバーも良い感じだったのでタメオ、アドラーズネスト等のパーツを使用してディテールアップを施し脱着式に変更、また各種パイピング、アンチロールバー等のサスペンションパーツにもちょこっと手を入れています。
 
 
Mclaren M26

今から30年ほど前に恵比寿の某ショップにてWestern ModelsのM26を見たことが43趣味を始める切っ掛けになったほど大好きなF1マシーンです。
ちなみにその当時はそのM26を入手できる余裕も無く、またF1のメタルキットは難易度が高く上級者にしか完成できないとショップの店員さんからバッサリと言われた記憶が……

思えば遠くに来たものであります。
 
 
Mclaren M26 & Mclaren M23

1976年F1世界選手権イン・ジャパンと1977年日本グランプリの「主役」、当時の思い出がよみがえります。

「McLAREN M23とMcLAREN M26のスケールモデルを完成させて並べる。」
紆余曲折ありましたが趣味における夢がひとつ叶いました。
 
 

 
 

MARCH PORSCHE 88C_Fin.

小満・初候・蚕起食桑「かいこ おこってくわをくらう・蚕が桑を盛んに食べ始める」
暑くなったり、寒くなったり、あれやこれやで一喜一憂、ほんと忙しい事であります。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
MARCH PORSCHE 88c QUAKER STATE T.Fabi 1988/TAMEO INDY CARS TIK 06
久しぶりの1/43完成品です。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
今年2月初旬からのスタートですから結構時間がかかりました。
前回の完成したのはMFHのMcLaren M19Aですから約一年半ぶりですね…
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
基本的にはキット素組です。
手を入れた部分は前後サスペンションのアッパーアームとギアボックス周辺くらいでしょうか。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
インディカーにしてはシンプルなカラーリングとスポンサー表示。
ポルシェロゴも車体のホワイト・グリーンによく似合っているような気がします。
 
 
MARCH PORSCHE 88C QUAKER STATE
タメオのインディカーシリーズ、パーツも少なめで組み易いメタルキットかと思います。
機会があればSMTSのキットにもチャレンンジしてみたいですね。
 
 
他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にチョビッとupしております。
お暇な時にでもドウゾ

MARCH PORSCHE 88C_07

穀雨・次候・霜止出苗「しもやんで なえいず・霜が終り稲の苗が生長する」
今年の端午節は柏餅をいただき、鍾馗様の画を飾り、菖蒲湯に浸かって悪い気をはらいませう。

前回から一月以上間が空いてしまいましたが88Cの進捗であります。
サフまでの下地作業が終わったのでボディカラーを塗っていきます。
使用したのはFinisher’sのファンデーションホワイト、薄めに溶いてウエット気味に吹き付け。
 
 
グリーンは同じくFinisher’sのピュアグリーンとブリリアントグリーンを使って調色。
この2色、購入してから10年以上経っているけどまだ問題なく使用できますね。
 
 
ベタ部分の色味に近づけるべく試行錯誤です。
 
 
マスキングテープをデカールパターンをトレースして切り出し。
 
 
グリーンの吹き付け
隠蔽力高めで色斑出難いのカラーなので気が楽です。
 
 
マスキング、ちょっとコースアウトした部分もありますが、「ヨシ」とします。
1日ほど乾燥させてから塗り分け際をスポンジ研磨剤マイクロファインで軽く水研ぎです。
 
 
小間物にも色入れ
 
 
デカール貼付、点数も少なく大判も無いので大きなトラブルなく終了です。
ただソフター類に過剰反応気味だったのが予想外でした。
三日以上乾燥させてからFinisher’sのオートクリアをコーティング。
 
 
一週間以上クリアカラーを乾燥させてから“中研ぎ”を入れます。
2000番で研ぎ終えると表面はセミグロス状態に。
この具合が上等なコート紙で作られたペーパーモデルみたいで好きだったりもします。
 
 
ビシャビシャ気味に希釈したクリア塗料でオーバーコート。
二週間(できれば一ヶ月)ほど放置してコンパウンド磨きで仕上げます。

この“ベンチタイム”期間は他のキットを弄ることにします。
で、また未完成品が増えるというお約束のサイクルになりそうですが…
 
 

MARCH PORSCHE 88C_05

啓蟄・次候・桃始笑「もも はじめてわらう・桃の花が咲き始める」
桃の花もほころび始め、桜の開花予想もちらほらと聞こえるようになりました。
ただ今年のお花見はいつもとは違った光景になりそう。
 
足回りの仮組みをしていきます。
先ずはアームの取り付け穴を穿ちます。
穴の指定位置が左右ずれている事があるので簡単に確認しておきます。

この工程、定盤、ハイトゲージ、トースカン等があればそれをご利用されると尚良しでございます。
 
 
サスアームはキットパーツを参考に自作することにします。
キットのPEを使用するとボディに1mm以上の穴が開いてしまうのは見た目ちょっとキビシイ感じなのです。
 
 
外径0.6mmのアルミパイプに0.3mmの洋白線を差し込みます。
 
 
それをバイスでプレスして出来上がり!
形が崩れた部分はヤスリ等で修正しておきます。

この方式での利点はとにかく低コストなことですね。
余裕があれば真鍮パイプとステンレス線の組合せで作るとよりシャープな物が出来るかと思います。
 
 
フロントを仮組み
 
 
まあ、それらしくなったのではないでしょうか。
 
 
リアも仮組み
 
 
ちょっと気になる箇所もありますが「ヨシ!」とします。

これでまた一つハードルをクリアした気分です♩

MARCH PORSCHE 88C_04

啓蟄・初候・蟄虫啓戸「ちっちゅう こをひらく・冬蘢りの虫が出て来る」
三寒四温、さらに花粉ストームが全開のようでポンコツオジサンには辛い時節でございます。
この時期に模型製作が止まり初夏まで休眠というのがここ数年の流れなのですが今年はどうなる事やら。
  
苦手で大嫌いな半田付けを一気に片付けます。
下手すぎてホントに泣ける…
 
 
左サイドのフェールリッド
キットのPEでもディテール的には十分なのですがやはりペタリと貼っただけではちょっと寂しいですね。
ボディパーツに掘り込みを入れて表面より少し下げた状態にするだけでも見た目は向上するかと思います。
でもパーツに合うサイズの穴を開ける術が今はないので今回は見送りです。
 
 
という事で別売パーツ(リアクト製)を使用することにします。

模型製作においてφ3mm以上の穴あけ加工はちょっと面倒ですよね。
電動工具はちょっとハードルが高いのでラジコンボディ用のリーマを調達しましょうか。
 
 
右サイドにあるリッドカバーはキットのEPパーツをテンプレートにして筋彫りで追加しておきます。
またエンジンのエア吸入口も手直しです。
 
 
フロントウイングは左右別パーツをボディパーツに彫られた溝にそれぞれ接着という力技仕様。
これだと位置合わせの精度、接着強度ともに不安ありなので他のやり方を用意します。
 
 
0.3mm厚の真鍮板で作った左右一体型ウイングを床面を彫り込んだボディパーツに接着する方式に変更。
削った分のフロアは後ほどプラ板等で設えておきます。
 
 
ボデイ全体の筋彫りもパテを入れて調整です。

MARCH PORSCHE 88C_03

雨水・末候・草木萠動「そうもく きざしうごく・草木が芽吹き始める」
いつもとは様子が違う雨模様の月初月曜日、お疲れ様でございます。
 
旧めなメタルキットの製作はつらつらと続きます。
前後ロワアームのPEパーツをフロアに接着します。
接着剤はセメダイン社のメタルロックを使用、重合反応バンザイなのです。
 
 
車高スペーサーを取り付けてからタイヤを仮組、いまのところ大きな問題は無さそうです。
ロワアームの位置やタイヤサイズの所為かやはり地上高は低めですね。
もう0.5mm程上げたいところですが…
 
 
同時期のローラやペンスキーと比べると無骨でちょっとラジカルな感じのフォルム。
でもそこがマーチらしくて良いかと思います。
 
 
リアタイヤと空力パーツのクリアランスもOKです。
ちょっと眠い感じのNACAダクトのモールドが気になりますね。
 
 
NACAダクトは三角の穴をに開け、裏側をちょっと削り、アルミ板をペタッと貼ってでっち上げ。
少々違和感ありですが塗装工程が進むに連れて馴染んでくれると期待しています。

POVは後方の凹に取付指定なのでもう片方は光硬化パテで処理、光重合反応バンザイなのです。
 
 
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