McLaren M19A_13

「処暑・次候・天地始粛」てんち はじめてしゅくす・ようやく暑さが鎮まる
さすがにもう鎮まっていただきたいところです。

以前速報で物欲中枢を直撃されたプラモデルの続報がでてきました。
台車等々の試作品画像が掲載されていますが凄いキットです!
でもね、パンタグラフがPS22形の下枠交差式なんですよ、できればPS17形が良かったなあ…
DDはエンジン付きだったのにこちらの車体はドンガラっぽいし…
お値段も少し足せばHOのプラ完成品が買えそうだし、ストックするにも場所を取りそうだし…
と、色々と理由をコジつけて今回は見送るのです。(でも58が出たらアブナイ。)
 
 
M19A、実は8月中に終わらせようと目論んでいたのですがやはり延長です。
なんとかエンジンの取付まできました。
ボディカラーのブルーとパイプのコントラストが中々に良い感じであります。
 
 
ホワイトメタルのパイプパーツが簡単な調整だけでピタリと収まるのはウレシい。
アルミパイプ、ソフトワイヤー等々で自作するとよりシャープに表現できるかもですがジョイントやステーの再現が自分には無理ゲーです。

ペイントのハゲチョロが目立つので忘れないうちにタッチアップしておきませう
 
 
オイルラインのホースエンドパーツ。
ホワイトメタル製でスケールを考えるとかなり繊細に再現されてます。
でもパイピング作業を考慮すると強度的にちょっと不安ですね。
 
 
そこで少々オーバーサイズになりますがアドラーズネスト製のホースエンドパーツに交換することに。
 
 
元来は0.4mmのリード線を使用するように指定されていますが0.5mmのハンダ線を差し込める様に加工。
ギリギリな感じですがなんとか嵌りました。
 
 
いよいよリアサスと補機類の組み立てに入ります。
一寸入り組んだ構造になっておりこのキットの製作における最大の山場かしら。

McLaren M19A_12

「処暑・初候・綿柎開」めんぷ ひらく・綿を包む咢(がく)が開く
ダブルタイフーンの影響か荒れ模様のお天気。
湿った南風は体力をガシガシと削っていきます。

それと唐突ですがメリッサ・ベノイスト、カワイイですよね。
 
フロントバルクヘッドにラジエーターを据え付。
 
 
ステーの色は金属生地ではなくブラックで塗られていたようですが修正は面倒なのでこのままスルーです。
 
 
裏側はこんな具合でございます。
今後それ程見ることも無い箇所なので適当に処理しています。
エンジンまで繋がるウォーターパイプは取り回しが結構厄介で取り付けるのに四苦八苦。
アルミ管などで自作出来そうですがバンドやエンド金具の事を考えると自分には無理ゲーっす。
 
 
カウル、カバーの摺り合せ調整が残っていますがこれでフロントセクションの組立は概ね完了。
ゴチャゴチャ感もアップしてそれらしい感じになってきました。
こうして見るとウォーターパイプがブルーのボディに映えますね。
 

McLaren M19A_11

「立秋・末候・蒙霧升降」もうむ しょうこう・深い霧が立ち込める
季節の変わり目で油断したのか今更ながらの夏バテのようでヘロヘロ。
お酒を控え、滋養多き食物を取りやり過ごしませう

ボディが組み上がったのでベースプレートを準備。
今回も昨年オーダーしたウォルナット材に固定する事にします。
因みにこの種のフォーミュラーカーは固定用ネジを通すスペースが狭くて位置設定がちょいと面倒。
ネジサイズはM1.4で通常より細め。
 
 
3パーツをサンドする構成のフロントバルクヘッドを組み付け。
アッパーサスアームのシャフトは洋白線への置き換えも有りですね。
 
 
フロントセクションのパーツ群
他にもスタビやリンクのロッド類は洋白線を現物合わせで切り出し、黒でペイントしておきます。
 
 
とりあえず足回りは完成。
マスターシリンダーの塗装があまりにもインチキくさいので後ほど修正。
 
 
ゴードン・コパックお気に入りのベラミー式リンクのプログレッシブサスペンション。
この機構の完全再現となると1/43ではちょっと大変かもですね。
 
 
それでも数少ないパーツ構成でこの雰囲気は自分としては概ね満足。
アーム類のパーツ群もエッチングとはまたちがった質感がありますね。

次はラジエーターの据付です。
カウルとのクリアランス調整や配管に手がかかりそう…

McLaren M19A_10

「立秋・次候・寒蝉鳴」かんせんなく・蜩(ひぐらし)が鳴き始める
さすがにお盆になると暑い事に変わりはないのですがそれでも「マシな暑さ」になってきたと感じます。
蝉の鳴声の調子が変わったり夕立が続いたりとゆっくりですが季節は進んでいるようです。
 
  
ギアボックスの組立は後回しにしてコクピットを仕上げます。
とりあえずメータパネルにパイピングを施します。
 
 
メーターのデカールが傾いているのはご勘弁。
インジケータランプは透明樹脂を盛り上げた上にクリアオレンジで着色。
トグルスイッチ?は0.3洋白線を使ってでっち上げましたがやはり太すぎますね。
横着せずに0.2を使うべきでした。
 
 
コードを纏めてステアリングホイールを取り付け。
 
 
ウインドスクリーン越しに見えるメーターパネル裏のゴチャゴチャとしたパイピングは見せ場のひとつ。
今回コードは7本付けましたが大分密度が不足しています。
実車の画像を見るとこの倍くらい這わせないとあの雰囲気は出せそうもありません。
今後もっとコード、コネクタの素材バリエーションを増やさないと。
(ディテールマスターのコード類が簡単に入手できなくなったのも痛手です。)
 
 
実際にボディに組み込むと見える範囲はこんな感じです。
ウインドスクリーンの色を濃いめに仕上げてお茶を濁すのもアリな気がしてきました。

McLaren M19A_09

「立秋・初候・涼風至」りょうふう いたる・涼しい風が立ち始める
残暑お見舞い申し上げます

さすがに7月末のような凶悪な気温ではないのですが、それでも暑いですねえ。
適時暑気払いでもしながらやり過ごす事にしましょう。

やっとこさでエンジンが完成。
“奇跡のレーシング・エンジン”と称されたFord cosworth DFV engineでございます。
これまで様々なメーカー、スケールのDFVを組んできましたが今回は苦労しました。
 
 
MFHの1/43スケールDFVはキャストパーツの精緻なディテールが特長。
特に補機類の再現具合は素晴らしいです。
Tameo DFVと比較するとちょっと全体のサイズが小さめですかね。(リンク先は放置中のM26)
そこへボリューミーなキャストパーツのスロットルプレート、挽物のエアファンネルが配置されるのでバンク内の造作が大変でした。(ファンネルの形状はTameoパーツよりも好み、別売化希望!)
 
 
それでも素組+パイピングだけでそれなりの雰囲気はでますね。
MFHの1/43キット、DFV loverにはオススメです。

McLaren M19A_08

夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
眠い、暑い、怠いとなかなかにハードな月曜日。
今週で2018年の半分も終了かと思うと余計にクラクラしてきます。
 
梅雨の晴れ間を見計らってデカールが乾いたボディパーツにクリアーコート。
使用したのはフィニッシャーズのオートクリア、在庫が切れたのでマークチェンジしようかと考えていましたが結局は慣れ親しんだこちらをチョイス。
気温が高い所為か乾燥が早く塗膜がどんどん厚くなりますね。
 
 
ついでにタイヤのサイドウォールにはガイアノーツのセミグロスクリアーを軽く吹き付け。
テカテカだったデカールのニスも目立たなくなりました。
 
 
クリアコートも終わると1/43の製作工程としては一山越えた感じ。
外装パーツ類は一月ほど塗面を枯らしてから磨き上げます。
その間に“中身”を仕上げていかないと…

McLaren M19A_07

芒種・末候・梅子黄「うめのみきなり・梅の実が黄ばんで熟す」
 
このたびの地震により被災された方々、およびご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 
とりあえずボディカラーも乾燥したようなのでデカールに備え塗面を整えておきます。
それとしっかりと接着したい部分は塗料を剥離。
(ペイントごとベリっと剥がれた経験があるので一手間かけます。)
 
 
デカールは枚数も少なく大判もなかったためか半日かからずに作業終了。
基本貼りやすいデカールなのですがやはり印刷品質に若干の不満有りといったところでした。
 
 
それより面倒なのがこの時期のGOODYEARに見られる“ブルーストリーク”の再現。
サークルのデカールは歪みやすく予備も無しで緊張を強いられる作業です。
乾燥後ニスの艶を調整するのも面倒…
 
 
メーターのデカールもこのサイズになるとさすがに眼に厳しいです。
 
 
シートベルトは久しぶりにZ modelパーツを使用。
今回は忘れずに布地の透けとホツレ防止に水性アクリル系の塗料を染み込ませておきます。
 
 
出来上がったパーツからモノコックに組み込み。
この雰囲気はメタルキットならではですね。
シートベルトは金具にペーパーを掛け光沢を落とし、ベルトにはブラシをかけて布目をちょっと強調。
消化器の赤は差し色として効果的、あと適当なデカールを貼っておくと情報量が増えた気がします。

デカールが乾燥したら早めにクリアーを吹いておきたいところですがそれはお天気次第。

McLaren M19A_06

芒種・次候・腐草為蛍「ふそう ほたるとなる・腐った草が蒸れ蛍になる」
このところジャンルを問わず物欲中枢を激しく刺激するモデルキットの発売が予告されてます。
一つくらいはなんとかかんとか… M26… M26… M26…
 
梅雨の晴れ間にボディカラーを一塗り。
マスキングが要らない単色塗装なのですがこれだけ点数があると一苦労。
それと「夏日」に防毒マスクを付けてのエアブラシは結構しんどいものがあります。
 
 
光の当たり具合で印象が変わる色ですね。
なんの変哲も無いソリッドカラーですが色斑が出ないように塗るのは自分には結構ハードルが高いミッション。
 
 
乾燥待ちの間にデカール貼りの準備、そこで気になったのはノーズカウルの「蓋」部分。
リンク先の画像を参照していただきたいのですがマークのデザインがちょっと違っています。
またアウトレット内側に引かれたストライプもありませんね。
 
  
やはりデカール自体も違っていてストライプもありません。
本キットのデカールですがプリントのクオリティがいまひとつのように感じますね。
カスレ、ベースホワイトの乱れなどが目立って残念。
 
 
アウトレット脇のストライプはこちらのデカールから流用できないか検討中。
 
その内ヤードレーカラーのマシーンも作りたい。