McLaren M19A_05.5

芒種・初候・螳螂生「とうろう しょうず・螳螂(かまきり)が生まれ出る」
昨日梅雨入りした関東地方ですが今日は早速の「中休み」となりました。
 
いよいよボディカラーを塗る工程に入ります。
資料になりそうな画像をWEBで収集してますがPENSKEの画像は古く不鮮明なものが多いですね。
そこで同時期のM16を色調の参考にします。

McLaren M16B
ソリッドカラーのブルーは調色、塗装ともに意外に面倒だったりします。
 
 
NASCAR Hall Of Fame 50 Years Of Penske Racing Display
実はSUNOCOカラーのM16、大好きなのです。
 
 
McLaren M-16B, Indianap[olis Motor Speedway Museum, March 2017
メタル素材でこの辺りを再現したら最高かと思います。
MFH様、如何でしょうか。

McLaren M19A_05

小満・末候・麦秋至「ばくしゅう いたる・麦が熟し麦秋となる」
昨年も綴ったのですがやはりビールが恋しくなるフレーズであります。
ビールといえば缶キルケニーの復活を願って止みません。

1度目のサフが乾燥したようなので表面の状態をチェックしていきます。
今回はMFHのキットとしては多めにパテが入りましたね。
それにしてもポリパテの臭いは強烈… できることなら使いたくはないマテリアルです。
 
 
スポンジヤスリなどを使って表面を整えていきます。
形が崩れているリベット孔も再度調整。
 
 
適当なところで2度目のサフ。
ゴミを噛んだり小さなキズがありますが乾燥後の研ぎで修復できそう。
 
 
リベットはこんな具合。
MS11より気持ち深めに彫っています。
 
 
ボディカラーとクリアーが入るともう少し落ち着いた感じになるかと思います。
 
 
ボディカラーも調色しました。
初SUNOCOです! 楽しみ!

うまくいけば梅雨入り前にひと塗りできそうです。

McLaren M19A_04

小満・次候・紅花栄「こうか さかう・紅花(べにばな)が盛んに咲く」
今日は晴れ間のある1日でしたが、湿度は高くなってきましたね。
関東地方の梅雨入りも間近のようです。

仮組み作業にも飽きてきたので小間物から塗装していきます。
今回は黒系とシルバー系が主、塗料はメーカーもバラバラ、一部自分で適当に調色した物も使っています。
 
 
半年以上触ってもいなかった塗装ブースを展開してヨタヨタとエアブラシ作業。
物は小さいのですが数が多いので持ち手の取付やマスキングがメンドクサイ。
 
 
ちょっと心配していたヘッドカバーの銘部分もなんとか潰さずに塗れたようです。
 
 
持ち手とマスキングを外して見ました。
結構な色数を吹き付けたのに地味な絵面。
この後はクリアー系の塗料を乗せて調子を変えたり、筆塗り等で細部のディテールを強調したりします。
今回始めて使用したクレオス“グラファイトブラック”、なかなか面白い塗料ですね。
まさに鉛筆の芯といった風合いでメカ周りには重宝しそうな感じです。
 
 
小間物を片付ける隙間で大物パーツも進めます。
手間取ったのがミラーステー取付用の穴開け、左右のパーツを間違え、足の位置を間違え、開口方向を間違えるといった3連コンボで踏んだり蹴ったり。
MFHのキットは穴開け作業が多いですね。
よく切れるキリとしっかりとキリを咥えることができるピンバイスは必須かと。
 
 
大方の下拵えが終わったのでサーフェイサーを吹いていきます。
使用するのはタミヤのファインサーフェイサー、最近はこれがサフの定番でしてトラブルもなくメタルキットでも問題なく使えます。
入手性も良く、缶サフなので隙があればサッと吹き付けられるのがうれしい。
 
 
乾燥してから様子を見てみると表面が荒れている箇所やパネルの隙間が目立ちます。
パテで修正、それからリベットもちょっと設直しが必要ですね。

入梅までにボディパーツの塗装まで終わらせたかったのですが今年も間に合わずです。
 

McLaren M19A_03

立夏・次候・蚯蚓出「きゅういん いずる・蚯蚓(みみず)が地上に這出る」
5月10〜13日は静岡ホビーショー、参加された皆様お疲れ様でした。
今回もネット経由ではありますが多数の素晴らしい作品を拝見することができました。
ちなみに発売予定で気になったキットはS4,FT T.S.F,EF66といったところでしょうか。
 
まずはフロントサスの仮組から
このパートはホワイトメタルのキャストパーツで構成されていています。
エッチングや線材で置換えた物と比較するとダルな感じに見えますが自分的には十分許容内。
だだしショックに繋がるリンクは組立の都合上後付けができるように線材に置換え。
 
 
アップライトにパーティングラインが…
リアサスも位置関係が確認できたので一部のリンクを線材に。
 
 
“The Alligator Car”
全体像はこんな具合でございます。
フロントカウルとの繫りも今の所大丈夫そうですね。
 
 
前後サスペンションの形が大方決まったところでタイヤ径やアップライトの車軸位置などを計測。
そこから最低地上高を設定してスペーサーをひねり出します。
スペーサーは完成後のサスペンション、タイヤに対する負荷防止と組立作業中の「ウマ」代わりになる重要なパーツと考えています。
 
 
なんやかんやで四つのタイヤも無事に履けたようで一安心。
今回はアームの角度調整がし難いリア側を基準に地上高を設定しています。
 
 
これまたショックが抜けたラジコンのオフロードカーを思わせるフォルム。
 
 
次のハードルはこの空間に冷却ユニットをきちんと収めることですね。

McLaren M19A_02

立夏・初候・蛙始鳴「かえる はじめてなく・蛙が鳴き始める」
連休明けの「若葉寒」、身体に堪えますね。
そう言えばこのような陽気のことを北海道では「リラ冷え」と呼ぶそうです。
リラ=lilac、なかなか良いですね。
 
M19Aは連休中にチマチマとパーツの下拵えをしてました。
大方の目処がついたので記念撮影、思ったよりもパーツ数は多くないように感じます。
今回もパーティングラインや歪みの修正以上に孔開け作業が多かったです。
この時点で一部パーツには可動やサイズ調整ができるような仕込みをしておきます。
これで後々の組立が多少楽になります。

MFHのキットはディテール再現よりも組みやすさ優先で進めるのが吉かと。
 
 
フロントサス周辺のパーツ群
ロアアームがフロントバルクヘッドと一体鋳造されていて仮組み中にポキッといきそうで怖いです。
ラジエータを支えるパイプフレームは線材等で置き換えたくなりますが、フロントカウルとの位置調整に苦労しそうなのでこのまま使用する予定。
 
 
コクピット周辺
モノコックのパーツを磨き上げるのがちょっと面倒で憂鬱です。
でも、折角のメタルキットなので程々にかんばることにします。
ダッシュパネルのスイッチやパイピングは気が向いたら取り付ける予定。
あとシートベルトはどうしましょ。
 
 
DFVエンジン
実は連休中にエンジンだけでも塗装して組み立てようかと目論んでいたのですが、そうなると残りパーツはまた放置状態になる可能性大、やはりここは一緒に進めることに。
懸案の“インジェクター”は妙案が見つからず、あとインダクションポッドの固定用バンドも考えないと。
 
 
ギアボックスとゴチャゴチャとした補機類
リアサスの構造はシンプルで組み易そうなのですが削り出しパーツのショックユニットが少々気掛かり。
サイズ調整可能なタメオのアフターパーツに交換するかも。
ホースエンドのパーツが用意されているのはありがたいのですが繊細すぎてパイピングできるか不安。
 
 
前後のウイング
リアウイングのリブ状のプレートをどう処理するか悩みどころ。
組んでから塗るか、バラのまま塗るかそれぞれ一長一短。
 
 
タイヤとホイール
何度も書いていますがこれらパーツのクオリティが安定しているのがMFHキットの美点の一つ。
今回は“ブルーストリーク”仕様なので一手間かかります。
車高調整が終わったら早速デカール貼付、セミグロスクリア処理後保管しておきましょう。

ボディやフロントカウルなどのパーツに関しては追って記することにします。
次は足回りを仮組みして車高設定とスペーサー作成の予定。

 
 

ARROWS A18

穀雨・初候・葭始生「よし はじめてしょうず・葦が芽を吹き始める」
前回のエントリーから一ヶ月以上間があいてしまいました。
春先からのバタバタ事もやっと落ち着きつつあるのでそろりそろりと再発進です。
 
TRAJECTOIRE 1/43 ARROWS A18 YAMAHA 1997 HUNGARY GP
先日開催されたモデラーの集いにおいて、譲っていただいた1/43レジンキット。
1997年のF1マシーンのなかでも人気車種なのですがスケール問わず模型には恵まれてないような気がします。
権利関係の処理が芳しくなかったのでしょうか?
 
 
所謂プリペンイトキットと言われるフォーマットでございます。
塗料はウレタン系のようで、ピカピカ、ツルツル、カチコチ!
自分では白をここまでキレイに塗装できる自信は無いです。
 
 
フロントのスジ彫まわりはこんな具合、個人的には十分に許容できる仕上がりです。
 
 
それに比べてリアカウル周辺はちょっとキビシイかしら…
それでもデカールなどの装飾を施せばさほど気にならなくなりそう。
 
 
エッチングはt0.3の洋白でしょうか。
パーツ構成は過不足無い感じですね。
 
 
タイヤは油の噴き出し、バキュームパーツは黄変も見られず健全な様子。
カチッとした仕上がりの真鍮挽物ホイールもありがたいです。
 
 
デカールシートは3枚付いてます。
いずれも大きなダメージは無いようにみえますが油断禁物、なにかしらの“予防措置”をとったほうが吉かも。
この塗分パターンを見るとブルーの色味は違いますがヤマハ TZ250M 原田哲也 1994を思い出します。
 
 
組立説明書もいたってシンプル。

あまり難しく考えずにサラッと仕上げてフォルムやカラーリングを楽しむのが良いかもです。

McLaren M19A_01

雨水・初候・土脉潤起「どみゃく うるおいおこる・雨が降って土が湿り気を含む」
三寒四温、スローペースですが季節は確実に進んでいるような気がする今日この頃。
でもやっぱり寒いですよね…早く春よ来い!(花粉症は辛いですが…)

昨年末からチョロチョロと弄っていたXJR-9は中断して別のキットに手を出しました。
まあ今更「お手付き」を気にしてもしょうがないので好きなだけ食べ散らかすことにします。
M19A 1971 SUNOCO 1971 Rd.10 Canadian GP #10 M.Donohue
まずは勝手知ったるDFVから組んでいきます。
最新フォーマットのキットだけあってブロックパーツは精細なディテールが再現されています。
 
 
エンジンの顔にあたるヘッドカバーもメリハリの効いた造形。
これは色挿しするのが楽しみです!
 
 
補機類も高解像度でキャストされてます!
エアファンネルもアルミ挽物が奢られているのですが、インジェクターのパーツは用意されていないのでちょっと考えないといけませんね。
真鍮パイプ等での自作は手強そうなのでスルーかも。
 
 
お馴染みのギアボックもイイ感じのディテール表現であります。
ギアボックスにはサスペンションの他、オイルタンク等の補機類も多数取り付けられているのでこの辺の処理が「見せ場」になりそうです。

やはり自分はフォーミュラー系が向いている気がします。

2018

小寒・初候・芹乃栄「せり すなわちさかう・芹がよく生育する」
最近話題の「仙台せり鍋」一度食べてみたいですね。
3月に秋保あたりで一泊の遠征を計画してみましょうか。
その時はフォーラス地下の北京餃子も覗いてみよう。

松も開け、いささか遅きに失した感ありありですが、願望込みで今年の1/43制作予定を以下に記します。
MFHのXJR-9、こちらはTwitterではちょぼちょぼとUPしていたキット。
フルディテールで手が掛かりそうな代物なので長期戦で取り組みます。
まずは上半期で下回りをある程度仕上げて、夏頃からカウル類の調整、塗装の手順でいこうかと計画中。
 
 
大柄な車体にシンプルな構造のNAエンジンと足回りでカウルの嵌め合わせ調整はMFHの他キットと比較すると容易な気がしますがどうなることやら。
現時点での検討課題はシャシーのカーボン模様をどう表現するかでしょうか。
やはりデカールで処理ですかね… うーん…面倒くさい…
 
 
仕掛品BOXからは2011年以来中断しているTameoの126C3をXJR-9製作の隙間で作業予定。
 
 
やっぱり赤いヘッドカバーは模型映えします。
殆どのパーツは塗装まで完了しているのですが、前後ウイングは色味が気に入らないので塗り直しです。
 
 
昨年のホビーフォーラムで購入したMFHのM19Aも手をつけます。
オープンホイールはカウル合わせやバQパーツ等々の“難所”が少ないから比較的気が楽です。
1/43MFHのDFV、組むのが今から楽しみ!
 
 
びっしりとモールドされたリベットを上手く生かした塗装を目指します。
 
 
最後に先日記事にしたSMTSのChevrolet Camaro
SUNOCO繋がりでこちらも同時期に塗装を済ませたいところ。
このキットは古いミニカーをレストアしたかのようなゆるーい感じで仕上げたいですね。

「お手付き」をさらに増やす結果になる可能性大でありますが、まあ趣味なのでその辺は鷹揚に。
今年もこんな感じでゆるゆるですがよろしくお願いいたします。