小雪・末候・橘始黄、木枯らしの金曜日
ボディパーツ以外の小物にもサフを掛けていきます。
おなじみの3L,180度V型12気筒エンジン、F1の312Bに搭載されたエンジンのデチューン版。
補機類も含めてコントラスト強めなモールド、塗装するのが楽しみ。
ギアボックスも良い感じです。
F1のTシリーズでお馴染の横置ギアボックスは様々なスケールで幾つか作りましたが縦置は初めてかも。
Ferrari 312PB_06
おだやかな師走の入り、「終わり良ければすべて良し」といきたいところです。
準備が整ったのでサフ吹き開始。
缶スプレーなので屋外作業、これからの季節は風と寒さが辛い…
使用したのは造形村GKサーフェイサー・グレー
1/43の製作を始めてからボディパーツにはずっとこの商品を使ってます。(昔はソフト99ブランドでしたが)
最近では調達に少々面倒なところがあり、そろそろブランドスイッチを検討中。
でも高いプライマー効果と作業性の良さは魅力的です。
ノーズやリアカウルの上面は結構凸凹が残ってます。
一研ぎしたら2回目のサフ吹きへ。
Ferrari 312PB_05
立冬・末候・金盞香
三連休の初日、毎年恒例の下期大掃除スタート日。
312PBはしばらくの間「色気」のない地味な絵面が続くかと思います。
サーフェイサーやパテを使って下地を整えていきます。
ポリパテを久しぶりに使って見ましたが、中学校の技術実習室のような独特な臭い。
ノスタルジックな記憶を呼び起こす臭いではありますが、お座敷モデラーの自分にとっては少々きびしいマテリアルではあります。
何回か塗った削ったを繰り返していく内にパネルの面も大分合って来たような気がします。
でも拡大して見るとエッジ部分を中心に成形しきれていない箇所がそこらかしこに。
面の整形と並行して塗膜を考慮したチリ合わせも進めていきます。
有る程度の目処がついたらダクトにフタを接着してリアウイングと一緒に缶サフを吹いて様子見。
Ferrari 312PB_04
立冬・次候・地始凍、小春日和の月曜日
車高の確認およびスペーサー作成、この工程が自分にとっては最初の山場。
関連するパーツをマスキングゾルや両面テープなどで仮組。
いつも書いている事ですが瞬間接着剤で仮組、アセトンに漬けて剥離する技法がベターなのでしょう…
シャシーブロック右下にあるランナーがついたワッシャー状のパーツがキット付属のスペーサー、接地面が小さく仮組作業時には不安定かと思われます。
今回もタイヤサイズから車高を設定してプラ板等で自作する事にします。
後々車軸位置の調整ができるバッファを確認しながら仮組していきます。
若干力技気味でしたが何とか収まった様で一安心。
フォミューラーカーとは違ったスポーツプロトらしいディメンションでイイカンジ、ワイドかつ低重心、それにしてもクラッシュしたらヤバそうな構造ですね。
ドライブシャフト、リアショックユニットは面倒でも改造した方が後々の組立が楽になりそう。
あとアップライトとハブパーツの取付け角度に要注意。
カウルパーツを載せて雰囲気を見てみます。
今回スペーサーの高さは1.9mm+に設定、これより下げるのは結構大仕事になるかと思います。
リア側トレッドはカウルの成形と併せ要再調整。
次の工程はカウルパーツの面合わせ、それと後回しにしてきたリアウイングの仮組の予定です。
Ferrari 312PB_03
まずはお知らせです。
この度ご縁があり、UhrbysさんのBlog「StandardWorks 43」と相互リンクを張らせていただきました。
精緻で美しいフィニッシュの1/43スケールのミニカーを積極的に製作されています。
特に製作中のサイケカラーの917は必見!またサイトのデザインもスタイリッシュ。
Uhrbysさん、今後ともよろしくお願いいたします。
312PBのほうは相も変わらずの進行具合…
小物類の成形にも飽きたので、アウターの大物パーツを仮組していきます。
グレーになっている箇所はプライマー代わりに造形村のプラサフを筆塗りしてます。
スペアタイカバーの存在でバレバレなのですが今回の仕様は1972 Targa Florio出場車。
ドライバーはテンガロンハットの伊達男、アルトゥーロ・メルツァリオ(Arturo Francesco Merzario)同年のタルガやスパ以外はパッとしない戦績ではありますが大好きなドライバーのひとり。
カウルパーツの捩れ、歪みをまだ調整しきれていないので何とも言えないところなのですが、今回は各パーツの面を揃えるのに少々苦労しそう…
パーツ自体の削り合わせだけでは無理そうなのでパテを使う作業になりそうです。
という事で何年ぶりに他の消耗品と合わせてポリパテを購入、今は小容量タイプもあるのですね。
自分はポリパテなどのケミカル材は使いきれずダメにしてしまうパターンが多いので助かります。
Ferrari 312PB_02
霜降・末候・楓蔦、11月5日は一の酉。
晩秋から初冬、東京で過ごすには一番良い時節かと自分は思います。
312PBも微速前進で再開です。
今回は1/43キットとしては多めのホワイトメタルパーツをチマチマと整形加工していきます。
まずはエンジン廻り
エンジンブロックには精細なディテールがモールドがされていてペイントするのが楽しみ。
パイピングに関しては目立つ部分にだけ施す予定、でも場合によってはオミットかも。
心配してたエキマニの合いもまあまあな感じなので一安心。
ミッション廻り
こちらもブロックも彫りの深いモールドが良い感じ。
サスペンションの各アームもホワイトメタルなので変形には要注意、線材への置換えがベターなのでしょうが今回はしません、というか出来ません…
でもショックユニット、ドライブシャフトのパーツはもう一寸なんとかしたいところ。
フロント廻り
細かな補機類がいっぱいあります。
この画像には有りませんがステアリングホイールはエッチングとメタルパーツを組み合せるタイプです。
タイヤの形状は良好なのですが、ここ最近謎の油吹きに悩まされてるパーツなので少々不安。
ホイール本体はアルミ挽物、ディッシュ部分はホワイトメタルパーツ。
このディッシュパーツですがかなり歪んだ状態でキャストされていて(目視でハッキリと楕円形とわかる状態)サイズも大きめ。
そこで同じく歪んでいたブレーキディスクパーツと併せてドリルレースで整形しましたが少々センターが怪しい状態です。
センター位置のぶれを吸収するバッファどこかに採らないといけないかもしれません。
こういう時は旋盤が欲しくなります。
本キットですがディテール表現は素晴らしいのですが歪みが目立ったりパーティングラインが処理しにくい位置に有るパーツも。
次はエッチングパーツの処理とパーツの組み上げです。
Ferrari 312PB_01
処暑・次候・天地始粛
今年も2/3が終っちゃいました…
模型づくりはよたよたと再起動します。
シレッとFerrari 312PBを始めます。
想像以上に手強そうなキットです。
組み上げられるか不安…