芒種・初候・螳螂生
関東も梅雨入りしたようです。
クリアーの乾燥待ちの間に細かなところを進めていきます。
フォーミュラーカーなどのオープンシーターのモデルではちょっと目に付くシートベルトを弄ってみます。
キットはこのようなデカールで再現するようになっていますが、さすがにちょっとさびしい気がします。
ベルト布地がグレーで印刷されていますがどこのメーカーなのかな?
シートベルト一式を全て自作するのはしんどいのでアフターパーツを用意します。
今回は入手しやすくお値段もお手ごろなタミヤの70年代用パーツで。
エッチングパーツはゲートレスの親切設計、バックル部分はエッチングを何枚か重ね合わせる事で立体感を出す仕様になってます。
サービスなのかカウルファスナーも付属しているのも嬉しいところ。
002が使用しているタイプはD管を使ってロックするタイプなのですが多分そのまま使う予定。
ベルトの布地部分はビニールシートに印刷されたパーツを切り抜いて使用するのですが、デカールよりはマシかと思いますが質感が若干チープな事は否めないかと。
そこで今回はモデラーの間で古より伝わる技法「ベルト表現に板オモリ」を使ってみます。
板オモリは厚0.175mmを使いましたがこのスケールでしたら0.2mmでもよかったかもしれません。
作っている時は感じませんでしたが、こうやって拡大して見ると雑な仕上がりですね…
先日ベルト穴を開けたシートに仮組をして見ます。
当初はすこし太目に見えたベルト幅もさほど気にならなくなりました。
シートベルトは細めよりも太めの方が見た目には良いのかもしれません。
シートから取り外してメタルプライマーをペタペタと塗り、金具部分をマスキングしてからエアブラシで下地のホワイト、デカールは使用しないのでフラットベースを加えたブルーを吹き付けます。
因に今回ベルトメーカーは資料画像からWILLANSに、色合いはブルーのボディーカラーとの兼ね合いでちょっと明るめに振って見ましたが微妙かも。
WILLANSブルーの表現は今後の課題。
乾燥したら微調整しながらエポキシ接着剤でシートに固定し、織ネームのステッカーを貼って完成。
後から資料を見るとアジャスター金具は黒?黒染?、WILLANSの織ネームは白縁無しが正解かもですが面倒なのでこのままいきます…
まあ出来上がってみると、当たり前の事ですが透け感が無く適度な質感をもった金属製ベルトもなかなかに良い感じに見えてきます。
上手くやれば、金属メッシュをフロッタージュして布地表現もできるかもしれません。