Tyrrell 002_Fin.

台風がらみの雨風も午後に入る頃には収まり、雲間から青空も。
そろそろ梅雨明けも近いかもしれません。

と書いてる間に次の台風が…

4月の後半からスタートしたTyrrell 002の製作記も今回の完成品画像アップをもってフィニッシュです。
 
Tyrrell 002 1971
久しぶりの1/20スケールF1プラモデル、初めて作るメーカーとあって最初はどうなるかちょっと不安ところもありましたが、さすがに最新のキットだけあってストレスもなく楽しく製作を進める事が出来ました。
予定では2ヶ月くらいでサクッと仕上げるつもりでしたがダラダラと作っていたら一ヶ月オーバー、なんか年々手が遅くなっている様な気がします。
 
 
Tyrrell 002 1971
モノコックの表現がタミヤ1/12よりもボリューミー、全体のフォルムは比較するとワイド&ロー気味。
贔屓目ですがExotoの1/18完成品ミニカーよりもこのキットのほうが実車に近い感じでデフォルメも効いてカッコよく見えます。
ブルーストリーク付きのグッドイヤータイヤも良い感じです。
このマシーンは自分にとってエバーグリーンアイテムのひとつ。

カウルのブルー塗装はグレーを足すか何かして色味をもう一工夫した方が良かったかも。
 
 
Tyrrell 002 1971
中身のディテールも自分的にはこれで十分。
今回はメーター廻りやエンジン部分にパイピングを追加したくらいです。
これ以上となるとパイプやロッドを金属線に置換え、モノコックにアルミ板貼込とかですかね。
T2Mやアドラーズネストなどの金属挽物を使うのも効果的かと思います。
 
 
Tyrrell 002 1971
カウル類を取っ払って見ると、ちょっと大きめなレーシングカートに見えてきます。
でもエンジンはV8の3000cc、乗り物としてはかなりヤバいものです。 
そのヤバさが醸し出す何とも言えない雰囲気がこの時代のマシーンが持つ魅力のひとつでもあるのですが…

その他の画像もFlickrのアルバム(Tyrrell 002 1971)にアップしています。
良かったらちょっと覗いて見てください。

それにしても、もう一寸上手く撮れるようになりたいものです。

三連休は道具類を一旦片付けて次作の準備をします。

Tyrrell 002_19

小暑・次候・蓮始開
今日の東京は暑い、熱い… さすがに外出を躊躇するレベルです。
月曜日からバテバテ。

ダラダラと作ってる002もそろそろフィニッシュラインが見えてきました。
R0012343オイルクーラーにパイピングを施します。
本キットではプラグコード以外のパイピングについては特に指示はないので自分で調べることになります。
今回はタミヤ1/12を参考に。
いつものようにホースエンドソケットらしきものをアルミパイプから捻り出します。
 

R0012354ゴールドで塗ってからホースを付けてみるとこんな具合に。
1/20としては精度に難有りですがこれで良しとします。
 
 
R0011163オイルキャッチタンクはパーツ整形のじゃまになる固定用ベルト等のモールドを削り落とします。
まあ、残しておいても上手く塗り分けが出来そうもないので回り道で。
 
 
R0012359削り落としたモールドをアルミ板、ジャンクパーツ等から適当に再現。
ポリタンクの塗装表現、センス無いです… この手の塗装は苦手。
メッキパーツに使っていたような半透明の乳白樹脂で作り直した方が良かったかも。
 
 
R0012381パーツをまとめて完成。
回り道した効果は微妙なところです。
 
 
IMG_0232今回は珍しくエアバルブを追加。
実はインパネのスイッチパーツの試作を流用しただけ、でもオーバースケールですね。
ホイールにはタミヤウェザリングマスターの赤焼けのパウダーを軽くのせてウォーム系のトーンに、なかなか良い感じの使用感が出るのでオススメ。
 
 
R0012403やっとカウル関連以外のパーツが全て取りつきました。
 
 
R0012423基本的には高精度で組みやすいキットなのですが、久々の1/20スケールの製作とあってほとんど手を入れていないのに結構時間がかかりました。
 
 
R0012421素組でも十分なディテールというのが本キットに対する今回の感想。

あとはカウルを磨いて完成の後、撮影です。
なので次の記事はちょっと間が空くかもしれません。

Tyrrell 002_18

雨空の月曜日、週末頃には台風の影響もありそう。
そろそろ青空と乾いた空気が恋しくなってきます。
 
 
R0012295組み上がった各ユニットを合体させていきます。
エンジンブロックはネジを使ってモノコックに固定、002の構造を考えると合理的な方法なのですがネジの締め過ぎに要注意です。
ミッション部分はゆがみ出ないようにタイヤを仮付けしてから位置決めをしエポキシ接着剤で微調整をしながら確実に固定するようにします。
 
 
IMGP2755ミッションが固定されたらラジアスロッドを取付け。
アップライト、ロールフープの取付箇所が少々華奢なので、ロッドのジョイント部分は差し込み口を削って軽く嵌め込めるようにした方が無難。
 
 
IMGP2748前後まで一体成型されたラジエーターパイプの取付けはちょっと知恵の輪的なかんじです。
このような複雑な形状のパーツでもしっかりと位置が合うのはさすがに最新の設計。
一手間加えるとしたらパイプとエンジンの取付部分にジョイントを再現するくらいですかね
 
 
IMGP2742かなり時間が掛かりましたがやっとここまで来ました。
残りはオイルクーラー、オイルキャッチタンクそれとカウルの磨き上げくらいになりました。

Tyrrell 002_17

夏至・次候・菖蒲華

いまだに「花菖蒲・あやめ・杜若」のちがいがよくわかりません。
いずれにしてもTyrian purpleに似た美しい紫の花は夏の色という印象。

今回はちょっと変わった工作で気分転換。

R0011870モノコック右側のシフトレバーの取付け場所ですが、なにかオートマのシフト基部みたいなのでちょっと弄ってみます。
 
 
R0011897そのまま穴を開けただけでは少し厚みが感じられるのでモノコック裏側がらリューターで削って薄板に見えるように加工。
そして適当なサイズのアルミパイプ貼り付けてシフトリンケージもどきにします。
レバーのささる穴にシーケンシャルのスリットを加えるとさらにカッコよく見えると思いますが、自分には出来そうもないのでパス。
 
 
R0011879調子にのってシフトレバーにも余計な工作を。
自分にとって必須の模型ツールである爪楊枝に金属線をすこし偏心気味に差込。
 
 
R0011883今回はシフトノブがガングリップ風?の形状なので見本を見ながらカッターナイフなどで削っていきます。
ドリルレース出来るような形状だったらもう少し簡単にできたのに。
 
 
R0011889おおまかな形が出来たら紙やすり等で調整していきます。
 
 
R0011888金属線の経を変えたりしながら何個か作って作業は終了。
 
 
R0011890ステイン代わりに薄めたエナメル塗料のブラックを染み込ませてからクリアーオレンジを塗れば大体完成。
ちょっとシフトノブの部分が長過ぎるようなので下側を削って修正します。
 
 
R0012330メーターパネルと合わせて仮組。
形状とか精度とかかなり問題有りですが、木グリには見えなくはないし、木目も何となく判るようなので良しとします。

今回は材木屋さんのチームオーナーにちなんだ木工作業でした。

Tyrrell 002_16

パッとしない空模様の金曜日
明日も雨のようでちょっと残念。

R0012246フロント廻りが組み上がりました。
巧みな設計とパーツの高い精度のおかげでプラの弾性を利用しながら接着剤無しで組んでいけます。
というか下手な場所を固定してしまうと後々の作業が大変になります。
仮組時にシミュレーションしておくのが吉です。
こちらも以外と目立つブレーキホースを追加しておきました。
 
 
R0012245Z状のラジエータのガードバーを洋白線で置換え。
本当はキットパーツを使いたかったのですが、パーティングラインを削る時に折ってしまいました。
今回金属線に置換えたのは、この部分とステアリングシャフト。

そろそろタイヤを用意しないといけないですね。

Tyrrell 002_15

夏至・初候・乃東枯

いろいろと物入りな事が勃発、今夏を乗り切れるか心配。
 
 
IMGP2574バタバタと組み上げたEBBROのDFV、モデルなったエンジンの時代やキットの生産時期も違うので当然なのですがタミヤ1/20とはまた違った趣のある感じです。
最初想定してたよりも「こってり風味」になったような気がします。
ハセガワDFVも仕上げて3社一緒に並べて記念撮影してみようかしら。
ちなみにフジミは持ってないので解りません…
 
 
IMGP2488今回はプラグコードと燃料パイプを追加しただけの基本素組です。

最初はちょっと心配だったヘッドカバーの塗装も何とかなったようで一安心。
 
 
IMGP2546あー、吸気トランペットがちゃんと整列していないがバレバレですね。
あせって瞬間接着剤を使ったのが失敗、エポキシ辺りでじっくりと組んでいくべきでした。
 
 
IMGP2511素材が良いのでインジェクターを金属線などで置換えたり、イグニッションボックスに配線を追加したり、T2Mやアドラーズネストなどの金属挽物をなどを使ってさらなるディテールアップを狙うのも有りかもです。
 
 
IMGP2703ミッション周辺も組み上げ完了。
こちらも各所に色挿をして「使用感」を狙って見ましたが、少々やり過ぎかも。
ウイングが付くとほんとんど見えなくなりますがブレーキホースを足しています。

ミッションはモノコックにエンジンを固定してから、捩れ等を調整しながら最後に組み付ける予定。
各パートが出来上がってモノコックに据え付けていく過程はなかなか楽しいものです。

Tyrrell 002_14

肌寒さを感じる雨の金曜日
土日どちらかは晴れてほしいところです。

R0012222やっとモノコックに手を付けます。
上下パーツを組み合せ、前後のバルクヘッドを接着するとしっかりとした構造のモノコックが出来上がり。
シート裏の補強フレームを最初に固定したのは失敗、ロールバーと合わせながら最後に接着した方がベター。
 
 
R0012238タミヤ1/12では表現しきれなかった、ワイドでグラマラスな形状を良く再現していると思います。
こうして見ると1971 Yardley BRM P160にちょっと似てるような気がします。

画像を見ているうちにBRM P160も欲しくなってきちゃいました。
 
 
R0012208ペダルユニットはブレーキ、クラッチにはピストンバーまでパーツが用意されているのですが、アクセルはフロアパーツにただ取付けるだけ。
寂しい感じがしたので一寸弄ってみました。
プラ板と金属線などを組み合せてアクセルのリンケージもどきを追加、でも1/20としては微妙な出来ですね… 

Tyrrell 002_13

芒種・次候・腐草為蛍

ロマン・ポランスキー監督のドキュメンタリー映画『ウィークエンド・チャンピオン 〜モンテカルロ1971』
この夏、渋谷シアター・イメージフォーラムで公開です。
 

ジャッキーの駆るTyrrell 001がDFVをバリバリ言わせながらモナコのコースを走ってます。
予告編からも70年代のグランプリのちょっと危ない雰囲気が伝わってきますね。
都合を付けて見に行きたいところですが多分寝ちゃいそうな予感が。
 
 
002は相も変わらずの微速前進。
R0011915メーターパネルは切り飛ばしたスイッチ類を金属線など使って再現。
こういう時のTopStudioのエッチングワッシャーは汎用性が高くて有り難い便利パーツ。
でも、全体をアップで見ると小汚い出来。
メーターリングは無理に塗り分けせずに金属線で置換えれば良かった…
 
 
IMG_3899DFVもパーツをまとめていきます。
細部への色差しをしながらの作業になるので中々前に進みません。