MATRA MS11_07

立夏・初候・蛙始鳴「かえる はじめてなく・蛙が鳴き始める」八十八夜過ぎて、夏は来ぬ。
いろいろと輝き始め、おじさんにはいささか眩しすぎる時節、けろけろ。

野暮用に忙殺されたり、お酒を飲みすぎたりでこの連休中の進捗はちょぼちょぼといった感じです。
エンジンパーツを弄り始めます。
ヘッドカバーエンボス部分の塗装ですが通常ならプラサフ、白、レモンイエロー、乾燥後エナメルのセミグロスブラックを凹部に流し込んで余分な箇所を拭き取りといった手順かと思います。
しかしEPパーツの凹凸が控えめな感じで自分の塗装スキルだとレモンイエローを塗った時点で彫刻を埋めてしまって、エナメル塗料の拭き取り上手く処理できない可能性が大です。
そこで今回はプラサフ、ブラック、彫刻凸部の塗料を削り落とし、プライマー、クリアーイエロー、セミグロスクリアーで艶調整の手順で塗装。
実車とはちょっと違った風合になりましたが、一応イエローに見えるので良しとします。

それとスロットルプレートと下側のパネル状のパーツはそれぞれ左右が決まっているので仮組をサボると酷い目にあいます。(あいました。)
 
 
とりあえずエンジンブロックを組み上げ。
相変わらずの小汚い仕上がり…アルミ削り出しのファンネルが付くと少しはマシになるかしら。
車体に組み込むと腰下は殆ど見えなくなりますが、クリーニングとタッチアップをしておきます。
 
 
あとは補機類の準備とパイピング。
パイピングに関しては誤魔化し方を検討中、特に燃料ラインが厄介ですね。

それと後々のエキマニ取付も苦労しそう…

MATRA MS11_06

穀雨・末候・牡丹華「ぼたん はなさく・牡丹の花が咲く」
少々荒れ模様な天気で始まった5月、これは一年の1/3が終ったと言う事ですよ、トホホ…

まあ、なんやかんや言っても連休モード、いつもに輪をかけダラダラと過ごしております。

先日塗装したパーツを破損や紛失などの粗相が無いうちに纏め上げ。 
前後のアップライト、完成時には殆ど見る事が出来ないパーツなので記念撮影。
フロント側はホーイルとの隙間がギチギチな状態なのでキャリパーを削って全体の経が小さくなるように調整、MFHのキットはこの辺りの設計がシビアです。
足周り関連のパーツは組立作業時のバッファになるクリアランスをそこらかしこに仕込むようにしています。
 
 
PEパーツがサービスされているメーターパネルはリング部分の塗装を剥がすとこんな具合です。
このクルマはカウルを外すとメーターパネルが目立つのでどこまで弄くるかパイピングを含め検討中。
ステアリングホイールもホワイトメタルとPEの組合せ。
スポークも黒で塗られているような画像もありますが模型的な見映えをとってこの仕様にしました。
ただボスはアルミパイプか何かしらでひねり出す事になりそう。
 
 
おなじみヒューランドのギアボックス。
軽くスミ入れしてからタミヤのウェザリングマスターをパタパタ。
 
 
エンジンも組み始めました。
エンジンブロックの底面、ドライサンプのレーシングエンジンならではの形状ですね

タイヤなどの足周りパーツも揃ってきたのでそろそろ車高調整含めた仮組を済ませないと。

MATRA MS11_05

晴れて、風が吹いて、雨が降り、二重の虹を見る事が出来た「昭和の日」
 
 
バタバタとパーツへの塗装開始
まずはホコリだらけの塗装ブースを掃除してから久々のエアブラシ。
黒とシルバーの2系統の吹き付けでしたが結構時間が掛かりました。
やはり久しぶり作業で要領が悪くなっているのでしょう。
 
 
先ずはホイールの組立とタイヤの組込。
アルミ削り出リムの白っぽい輝きが良い感じ、今回はエアバルブを付けてみようかしら。
 
 
トレッドパターンもこの通り精緻なモールドが施されています。
でも余りにも細か過ぎて肉眼ではちょっと解り難いかも…
トレッド面はダスト系のパウダー等で少し調子を変えてみても良いかもですね。

ホイールやタイヤパーツのクオリティが高い事もこれまたMHFキットの美点。
近年これらのパーツに発生するトラブルにストレスを感じる事も多いので尚更です。

MATRA MS11_04

穀雨・次候・霜止出苗「しもやんで なえいず・霜が終り稲の苗が生長する」

今月はプレミアフライデー“+”と勝手に設定して明日はお休みに。わーい!すごーい!たのしー!

前後アップライト、エンジン周りのパーツにサフを入れてみました。
今回はいつも使っている「造形村」のプラサフが手元のなかったのでタミヤのプラサフを使用、脱脂等の下拵えをサボらなければメタルパーツへの定着も問題無さそうです。
なにより入手しやすい事が良いですね。
 
 
MATRA V12のエンジンブロックとおなじみHewlandのギアボックス
サフの効果か精細かつメリハリのあるモールドが浮かび上がってきます。
3Dプリンティングにまだまだ負けていないキャストクオリティ、MFHキットにおける美点の一つかと思います。
 
 
それにしてもヘッドカバーの塗り分け処理は悩ましい..
Eagle T1Gの時から若干トラウマになってる作業であります。

この連休を利用して車高等の仮組調整とカウルの擦り合わせまでは終らせたい。

MATRA MS11_03

穀雨・初候・葭始生「よし はじめてしょうず・葦が芽を吹き始める」
春うらら、今週末はもうゴールデンウィーク…

MFHさんから新製品の情報が流れてきました。
自分の中での思い入れとしてはXJR-9>908
予算的に非常に厳しい状況なのですが、なんとか工面して入手したいところです。
 
ハブやブレーキローターなど少々歪みが目立つパーツをリューターに取り付けて整形。
まあ、適当にヤスリをあてているためかちゃんとセンターがでていません。
タメオの一部キットのように金属挽物パーツだとありがたいのですが、コスト的にはキビシイのかね。

ちなみにホイールデッシュは前後パーツでハブへの差込ピンの長さが違うので要注意です。
 
  
フロントのアップライトを仮組み。
ローターに放熱用のスリットが表現されていたりと良い感じではあります。
 
 
エンジンブロックを中心としたパーツ類も準備していきます。
EagleのGurney-Weslakeと比較すると同じ3L V12エンジンですがコンパクトに見えます。

それにしても12気筒はピンバイスでのドリリング作業が多く指が痛いです…
 
 
この銘板のブラック&イエローの塗分が上手くいくのかちょいと不安ですね。
 
 
フロントのラジエーター周りも仮組み。
タンクとの接合部が顔に見えてちょっと面白いです。(゚Д ゚)←こんなかんじ
 
 
裏側もなかなかにキュート。

そろそろ車高調整作業に進みたいのでタイヤ周りのパーツはサフ入れして早々に塗装しちゃいます。

MATRA MS11_02

清明・末候・虹始見「にじ はじめてあらわる・雨の後に虹が出始める」

急に暑くなったり、急に気圧が下がって雨が降ってきたりとバタバタ月曜日。
また新しく就役したノートパソコンのキーボードに慣れず四苦八苦。

大量のパーツを整型しながら少しづつ仮組みの準備を。
前回製作したT1Gでは固定されていたフロントサスのアッパーアームですが、本キットでは可動式のため車高調整作業の自由度が向上しています。
 
 
ボディパーツの擦り合わせも少しづつ進めています。
コンパクトでシンプルなデザイン、フレンチブルーに塗るのが楽しみです!

MATRAのフレンチブルーは他のメーカーと比較すると少し明るめな色合いの印象があります。
ちなみにキット指定はクレオスの65+34(1:1)
 
 
表面にはリベットがびっしりと凹状にモールドされています。
特に彫りを深くするような事をしなくても大丈夫そうな気がしますがどうでしょう。

MATRA MS11_01

清明・次候・鴻雁北「こうがん きたす・雁が北へ渡って行く」

この時期恒例のバタバタ事もやっと落ち着いてきました。
模型づくりも再開、さらにモチベーションをブーストするために新キットに着手。

なおM26は再び放置物件になります。ゴメンネ…
 
MFHのMATRA MS11
フレンチブルーにホワイト、レッド、ダークブルーのラインが入ったモナコG.P.予選仕様。
また、これ見よがしな6本出しのエキゾーストパイプも魅力的。(メッキタイプで作るのは大変そう…)
 
 
MFHの1/43キットの特徴でもあるのですがボディパーツやエンジンブロックの他にもこのような細かいパーツがてんこ盛り。
各パーツのキャスト美しくモールドも精細なのですが一部パーツの形状には歪みも見受けられます。
 
 
冷却パイプやサスアームなどのロッド状のパーツはケースバイケースで線材に置換える予定。
 
 
エッチングパーツはこんな感じ。
モナコG.P仕様以外のバージョンのパーツも付いてくるので多めに見えます。
キット構成は以前製作したEAGLE T1Gとほぼ同じような感じですね。

今回もノロノロとした進捗となりそう。
でもなんとか入梅前にはクリアコートも含めた塗装工程は終らせたいところです。

EAGLE T1G 1967_Fin.

EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
MFH K329 1/43 EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
MFH1/43のキットの発売一作目、1/20キットをそのまま1/43にしたようなキットフォーマットに若干の不安はありましたが、自分的にはかなりストライクなアイテムだったので購入。
5月末からスタートして9月末のゴールなので約4ヶ月の製作期間、段取りの悪さもあってか思ったより時間が掛かってしまいました。
 
 
EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
ホワイトメタルパーツを軽く磨いて仕上げたモノコックですが時代感があって本作におけるお気に入りポイントのひとつ。
キット素組ではコクピットのキルティングパッドはモノコック固定されてしまうのですが、パッドパーツを3分割することで完成後も取り外しが出来るようにしました。
フォーミュラーカー組立の基本となる車高調整ですが上下位置を動かす事が困難なフロントサスのアッパーアームを基準として進めました。
キット付属のスペーサは0.3mm程高く、接地面も小さく不安定なので調整後プラ版等で作り替えるのがオススメです。
ホワイトメタルを中心としたパーツ群は、モールドも緻密で勘合精度も高いのですが組立時にはダボ穴を少し広げるなどして位置調整のバッファを設けた方が組立やすいかもしれません。
とにかく組立順序も含めた仮組必須のキットです。
出来れば瞬間接着剤を使ってしっかりと組み上げ、アセトンなどでばらしてから塗装、本組立をするやり方が正解かも。
 
EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
キットの目玉のひとつ60度V型12気筒weslakeエンジン、やっぱり12気筒エンジンはカッコイイですね。
でも相も変わらず汚らしい出来具合、この辺りがスッキリと出来るようになりたいです… 
パイピングはプラグコードと燃料チューブ上下関係が逆だったり、オイルラインが細過ぎたり等々踏んだり蹴ったり状態。
エキパイは赤焼け風にしましたがちょっと微妙な仕上がり、メッキでピカピカのパターンも含め今後の検討課題です。
 
 
EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
今回コクピットカウルにエンジンカバーを予め固定してから塗装等を進めました。
ただし、このやり方ですと後からコクピットカウルは外すのが非常に困難になります。
そのためロールバーは接着せずにコクピットカウルと一緒に取り外しが出来るようにしています。
塗装に関してはカウル類はガイアノーツのメタリックコブラブルーver.2をサフの上に直接吹き付け、ストライプ、ゼッケンサークルはキット付属のデカールを貼ってクリアコートはフィニッシャーズのオートクリアーを使用。
メタリックブルーに関しては色調、フレークとも個人的には及第点です。
でも今のところ大量に残ってるの塗料の使い道がないのがなんとも…
 
 
EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
塗るのも、組むのも、撮るのも苦労したキットですが出来上がって見ればそれなりに愛着が涌いてきます。
今回は「作る」ということに関しては十分に楽しめました。
MFHキットの傾向も何となくですがつかめたような気がしてます。
MFH1/43、応援の意味も込めてもう1アイテムくらい作ってみたいですね。

同時期に作っていた1/12バイクプラモデルに準えると、タメオがタミヤだとするとやっぱりMFHはハセガワといったイメージ。

EAGLE Weslake T1G Belgian GP 1967
1/12 F1プラモパッケージ風にパチリ
今回は画像がボロボロ、FW07Bが出来上がったら撮直そうかしら。
やっぱり睡魔と戦いながらの撮影はダメですね…

とりあえず他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にupしています。
覗いてみてもらえると喜びます。

今週の更新はここまでです。
みなさま、良い週末をお過ごしください。