秋分・次候・蟄虫坏戸「ちっちゅう こをはいす・虫が土中に掘った穴をふさぐ」
今月いっぱいで新宿のメトロ食堂街が閉館。
あの界隈、営団時代の雰囲気が感じられて好きな場所の一つだったのですが… ちょっと寂しいです。
サフが乾いたらパーツを紛失や破損させる前にさっさと塗っていきます。
パーツがこれだけあると持ち手をつけるのも一仕事。
まあその分マスキング作業が少なくなるのは助かります。
今回は主にタミヤラッカーの金属系を使用しています。
タミヤのラッカー、吹きやすく色味も好みでなかなか良い感じです。
中でもチタン色とスパークリングシルバーはお気に入り。
アルミシルバーを基準の金属色にして色味や艶具合を調整した塗料を吹き付け。
こうして見るとコントラスト強目、もう少しトーンを揃えても良かったですね。
マフラーは光の加減で熱が入った金属地が透けて見えるようなイメージで塗ってみましたが微妙…
スムース系のつや消しブラックにグレー系のダストでフィルタリングが正解かも。
何はともあれエンジンを組んでみます。
オプションパーツのクラッチ、エアファンネルがいい仕事しています。
燃料タンク、シートカウルも下塗り完了。
この時代の「ファイティングレッド」はどんな色調だったのでしょうか。
CB400FourやS800の赤に近い感じなのかしら。
ちなみにタミヤの指定はTS-49ブライトレッドです。
Honda RC166 GP RACER_01
秋分・初候・雷乃収声「らい すなわちおさむ・雷が鳴り響かなくなる」
連休も終わり徐にリブート
朝飲むコーヒーがより沁みるような時節となりました。
今年は卓上コンロと土鍋を新調して鍋物の到来を待つことにしませう。
ちょっとプラモデルな気分だったので迂闊に手を出してみました。
TAMIYA 1/12 Motorcycle Series No.113 Honda RC166 GP RACER
発売は10年以上前なのですが名作の誉れ高いキットであります。
先ずは各パーツの切離しと整形から。
この作業、ちょっと良いプラモデル用薄刃ニッパーを使用するのが吉。(手間、ストレスがかなり低減します)
本キットの主役とも言える250ccのDOHC4バルブ並列6気筒エンジン。
空冷はフィンの所為かクォーターでもそれなりのボリューム感があります。
クラッチはディテールアップパーツのフロントフォーク・クラッチセットを使用します。
それなりに目立つ箇所なので費用対効果は高そうです。
フレームも少ないパーツでパチパチと組みあがります。
華奢な造りのカウルステーは折れやすそうなので取り扱い注意です。
今回はディテールアップパーツのスポークホイールセットは使わずキットパーツを組み立てます。
このクオリティでパチピタと組めるのは流石タミヤ、ただ材質がABSなのでそれに対応する接着剤が必要。
漂白剤等でメッキを全て剥離してから組み立て後メッキ調塗装で仕上げる手法も接着部のメッキ剥がしの手間が省けるので有りかもです。
各パーツに状態チェックのためサーフェイサー吹き付け。
この辺りまでの作業が比較的スムーズに運ぶのがタミヤキットの美点。
念のため透け防止の黒サフを燃料タンク、各カウルの内側に吹き付けておきます。
シート表面もバックスキンの質感に近づけるべく何かしら塗装した方が良さげですね。
1/12バイク模型のサイズ感、やっぱり良いなあ。
0808
Chaparral 2K_01
小暑・初候・温風至「おんぷう いたる・暖い風が吹いて来る」
西日本の大雨による被害がこれ以上大きくならないとよいのですが…… 心配です
Chaparral 2K 1979/80 Formula Models No. FM06
長年放置中の「Yellow Submarine」です。
キットはアル・アンサーSr.搭乗の1979年とジョニー・ラザフォードがインディ500を制した1980年との選択式になっています。
当初1980年仕様で製作を進めてきましたがちょっと思うところがあってリセットする事にします。
今回は余剰デカールを利用してカーナンバー2の1979年版で仕上げる予定、まずは溶剤を使って塗装の剥離から。
プラモデル用ラッカー塗料の薄め液に漬け込み作業開始、そしてお約束のように「入浴事故」が発生。
細かなディテールはデロデロと溶け落ちレジン自体の素性もソフトビニールようでフニャフニャ…
んもー、ちょっと目を離したらこの有様です。
産廃同然、廃棄当然な状況ですが、自戒の念を込めてもうちょっと足掻いてみることに。
まずはしっかりと溶剤分を抜き、傷んだ箇所を補修してからサーフェイサーをゆっくりと重ねて少しづつ形を整えていきます。
キットの組立というよりレストア作業といった感じですね。
McLAREN M26_Fin.
夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
梅雨寒気味な木曜日、一進一退いろいろありますね。
本格的な夏に向けて更なる安全確認並び体調管理に勤しむのです。
Tameo/Silverline 1/43 KIT SLK054 Marlboro Mclaren M26 British GP 1977 James Hunt
10年以上の歳月と幾つものトラブルを乗り越え?どうやらこうやら纏め上げることができました。
何はともあれ、祝!完成であります。
キットは1977年英国GPをモーチフにしていますが今回はマーキング等日本GPに近づけた姿で製作。
TAMEOのキットらしく良好なプロポーションと適度なディテール再現で組み易いメタルキットです。
タイヤも「オイル吹き」等の劣化が起きにい感じの素材になっています。
ウインドスクリーンのパーツはこのSLK054 Marlboroモデルは黄色のバキュームパーツが、SLK059 Lowenbrauモデルは透明な物が付属します。
本作はSLK059 Lowenbrauモデルのパーツをクリアカラーで薄く着色して装着してあります。
キット仕様ではインダクションボックスは固定式、エンジン上部のパーツも省略されています。
今回はエンジンブロックやヘッドカバーも良い感じだったのでタメオ、アドラーズネスト等のパーツを使用してディテールアップを施し脱着式に変更、また各種パイピング、アンチロールバー等のサスペンションパーツにもちょこっと手を入れています。
今から30年ほど前に恵比寿の某ショップにてWestern ModelsのM26を見たことが43趣味を始める切っ掛けになったほど大好きなF1マシーンです。
ちなみにその当時はそのM26を入手できる余裕も無く、またF1のメタルキットは難易度が高く上級者にしか完成できないとショップの店員さんからバッサリと言われた記憶が……
1976年F1世界選手権イン・ジャパンと1977年日本グランプリの「主役」、当時の思い出がよみがえります。
「McLAREN M23とMcLAREN M26のスケールモデルを完成させて並べる。」
紆余曲折ありましたが趣味における夢がひとつ叶いました。
MARCH PORSCHE 88C_Fin.
小満・初候・蚕起食桑「かいこ おこってくわをくらう・蚕が桑を盛んに食べ始める」
暑くなったり、寒くなったり、あれやこれやで一喜一憂、ほんと忙しい事であります。
MARCH PORSCHE 88c QUAKER STATE T.Fabi 1988/TAMEO INDY CARS TIK 06
久しぶりの1/43完成品です。
今年2月初旬からのスタートですから結構時間がかかりました。
前回の完成したのはMFHのMcLaren M19Aですから約一年半ぶりですね…
基本的にはキット素組です。
手を入れた部分は前後サスペンションのアッパーアームとギアボックス周辺くらいでしょうか。
インディカーにしてはシンプルなカラーリングとスポンサー表示。
ポルシェロゴも車体のホワイト・グリーンによく似合っているような気がします。
タメオのインディカーシリーズ、パーツも少なめで組み易いメタルキットかと思います。
機会があればSMTSのキットにもチャレンンジしてみたいですね。
他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にチョビッとupしております。
お暇な時にでもドウゾ
MARCH PORSCHE 88C_07
穀雨・次候・霜止出苗「しもやんで なえいず・霜が終り稲の苗が生長する」
今年の端午節は柏餅をいただき、鍾馗様の画を飾り、菖蒲湯に浸かって悪い気をはらいませう。
前回から一月以上間が空いてしまいましたが88Cの進捗であります。
サフまでの下地作業が終わったのでボディカラーを塗っていきます。
使用したのはFinisher’sのファンデーションホワイト、薄めに溶いてウエット気味に吹き付け。
グリーンは同じくFinisher’sのピュアグリーンとブリリアントグリーンを使って調色。
この2色、購入してから10年以上経っているけどまだ問題なく使用できますね。
ベタ部分の色味に近づけるべく試行錯誤です。
マスキングテープをデカールパターンをトレースして切り出し。
グリーンの吹き付け
隠蔽力高めで色斑出難いのカラーなので気が楽です。
マスキング、ちょっとコースアウトした部分もありますが、「ヨシ」とします。
1日ほど乾燥させてから塗り分け際をスポンジ研磨剤マイクロファインで軽く水研ぎです。
小間物にも色入れ
デカール貼付、点数も少なく大判も無いので大きなトラブルなく終了です。
ただソフター類に過剰反応気味だったのが予想外でした。
三日以上乾燥させてからFinisher’sのオートクリアをコーティング。
一週間以上クリアカラーを乾燥させてから“中研ぎ”を入れます。
2000番で研ぎ終えると表面はセミグロス状態に。
この具合が上等なコート紙で作られたペーパーモデルみたいで好きだったりもします。
ビシャビシャ気味に希釈したクリア塗料でオーバーコート。
二週間(できれば一ヶ月)ほど放置してコンパウンド磨きで仕上げます。
この“ベンチタイム”期間は他のキットを弄ることにします。
で、また未完成品が増えるというお約束のサイクルになりそうですが…
1/700 IJN Destroyer Hibiki
清明・次候・鴻雁北「こうがん きたす・雁が北へ渡って行く」
発火雨の月曜日、4月半ばとは思えない肌寒さ、まさにブルー・マンデーであります。
MARCH PORSCHE 88Cの方はケアレスミスが続発してちょっとモチベダウン状態。
なので気分転換にプラモデルをチャチャッと組んでみることにします。
1/700 特型駆逐艦Ⅲ型 「電」1944「響」1945 ヤマシタホビー
「電」か「響」を選択して製作できる所謂コンパーチブルキットというタイプです。
今回は「響」1945の仕様で製作しています。
本艦は終戦まで生き延びた強運艦でもあります。(詳しい艦歴はコチラ・ Wiki)
もし寿屋謹製ウヰスキー「響」1945なんてモノが存在したらどれ程の価値があるのでしょうか?
ペタペタ、パチパチと二週間程の工期で完成しました。
艦体色はタミヤラッカーの舞鶴海軍工廠グレイを使用しています。
他の海軍工廠に比べて明るめな色調、自分はこの色好きです。
今回は水性アクリル塗料の筆塗り仕上げを試す予定でしたがこちらは次の課題とします。
2017年発売のキットだけに組み立てやすくディテールも細やかです。
今回はPEなどのディテールアップパーツは使用せずに基本キットパーツのみです。
(マストの一部は伸ばしランナー、海軍旗は他キットから)
透明パーツで用意された艦橋窓もなかなか良い感じですね。
ウォーターラインはパチパチと組み上げコレクションしていくスタイルが良いかなと個人的には思います。
外部パーツ等を使用してディテールアップ工作をするのならフルハルタイプを選択します。
大戦末期の仕様だけに対空兵装モリモリであります。
しばらくの間リビングルームにて異物侵入警戒の任に着いてもらいます。
次は「ガンプラ」に挑戦してみようかしら