立秋・初候・涼風至「りょうふう いたる・涼しい風が立ち始める」
残暑お見舞い申し上げます
夏休みの工作2023です。
ちなみに2021はVINCENT“White Shadow”、2022はRENAULT RE-20 TURBOでありました。
では、スタート
先ずはホイール組みから、ディスク部分の立体感が良い感じです。
「発売当初の内容から、一部キット構成が変更されているものがあります。アルミ挽物パーツのホイールやダンパーなど、材料費高騰のためホワイトメタル製に変更され、説明図の部品構成と違う場合があります。」と告知されていましたが本キットはアルミ製でした。(ダンパーは真鍮挽物になってました。)
ただそれ以上に大きな変更があり吃驚仰天!その件は後々書き留めるかもです。
サスアーム折曲げ部分への補強工作でハンダ付の練習。
この部分が疲労等で千切れるとリカバーが大変に面倒なのです。(過去何回かオレタ)
後はカウルの縁を適当に整えてみたり、
ダクトの穴を開けたりとパーツ毎の下拵えが続きます。
それと劣化していたツール、マテリアル類を補充。
43キットの作り方を思い出しながらボチボチと進めていきます。
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0808
Hesketh Ford 308C
大暑・次候・土潤溽暑「つちうるおいて じゅくしょす・土が湿って蒸暑くなる」
葉月、八月朔日、夕立といかずち
健やかに楽しくそして美味しい夏になりますように。
年頭にLOTUS 81、LOTUS 88を完成させる!と意気込んではみたものの久方ぶりの1/43スケール、共にフルディテールとあって今ひとつリズムに乗り切れない状況。
そこでサクッと「完成」できそうなキットで工作の勘所を取り戻すリハビリを試みることにします。
在庫やお手つき品でもよかったのですモチベーションをブーストするために新しいキットを調達です。
お買い物はたのしー!
This Way Up WU007 Hesketh Ford 308C Italia GP 1975 J.Hunt
TAMEOのサブブランド?他にも70年代の渋いF1がキット化されています。
パーツ構成はTAMEOスタンダードな感じ。
デカールはノンブランド
カルトグラフじゃないのはコストの問題ですかね。
ちなみにHesketh Bearマークは用意されていません…
その代わりと言ってはなんですがイエローのベタデカールが同封されています。
何に使うか想像はつきますがこのデカールを使う人は少ないと思うのです。
先ずはパーツのチェックから
アルミ挽物のホイールは嬉しいのですがフロントタイヤのセットがおかしなことになってますね。
購入先に連絡をしたら早急に対応していただきました。
ラクーンオートさん、ありがとうございます!
それではぼちぼちと組立スタートです。
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Summer Greetings 2023
1/2
Fragaria
RENAULT RE-30B TURBO
春分・末候・雷乃発声「らい すなわちこえをはっす・遠くで雷の音がし始める」
四月、卯月、新年度、薄手のコートに切り替え新しいネクタイを下ろす時節。
今年もあたふたしている間に季節は巡るのであります。
タミヤ 1/20 グランプリコレクションシリーズ No.18 Renault RE-30B Turbo
1982年のルノー・スポール・レーシングのF1マシーン、4勝しコンストラクターズランキングは3位を獲得。
この古びたプラモデル、実家での片付け時にガラクタ山の奥からサルベージしました。
いつ頃の物かというと発売されてからすぐに作った記憶があるので40年ほど前の完成品です。
現在製作中のRE-20との縁を感じて処分せずに持ち帰る事になります。
その後積もった埃と年月を洗い流したらデカールの印刷も剥げ落ちてしまいました。
1/12 Renault RE-20 Turboのボックスアート風アングルで撮影です。
RE-20よりも機器類のレイアウトがスッキリとした感じに、そしてモノコックも丈夫そうに見えます。
この時期はカウル以外はパクトラタミヤを筆塗りで塗装していました。
フラットアルミ、クロームシルバー、ガンメタル、メタリックグレイが大活躍!
パイピングもいろいろと頑張っていますね。
ちょっと驚いたのがモノコック、マフラーは塗装では無くアルミシールを使用していた事。
アンダートレイの裏側にもアルミシールが貼られています!?
当時の自分に一体何を思って作業していたのかを聞いてみたくなります。
本作は自分にしては珍しくドライバーフィギュアが乗車しています。
レーシングスーツのワッペンも健気に手描きです。
この熱意を他の事に生かしていたのなら別な人生を歩んでいたかもです…
「若気の至り」というか「三つ子の魂百まで」なのかいろいろと考えさせられる発掘物でありました。
それでも40年経った今でも同様に模型を楽しんでいるのは悪い事ではないと思う今日この頃。
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RENAULT RE-20 TURBO_11
春分・次候・桜始開「さくら はじめてひらく・桜の花が咲き始める」
週末に降った雨で桜の花も散り始めました。
私的にはスギからヒノキにステージが変わりつつあり七転八倒、模型作りもスローダウン。
動力装置、駆動装置が出来上がりました。(一部仮組み部分もありますが)
「光り物」が多く同時期のDFVユニットに比べて華やかな出で立ち。
当時のルノーは大メーカーワークスらしくマシーンのメンテ、クリーニングが他のコンストラクターよりも行き届いていた記憶があるので今回はキレイ目な仕上がりを目指します。
ルノー・ゴルディーニEF1 V6 1492cc ツインターボ+ヒューランド FGA 400
DFVと同様にアイコニックなレーシングエンジン。
エキパイには適当に焼き色等を追加、リアルを目指すというより所謂模型的演出です。
それでも不自然な感じにならないようには留意はしたつもりですがどうでしょう。
パーツが揃ったら組立、数種類の接着剤を使って騙し騙しセットしていきます。
タミヤといえども40年以上前の製品なのでストレスなしにパチピタと組み上がる訳ではありません。
マフラーエンドの位置とウェイストゲートバルブの角度に少し注意が必要。
右サイドはこんな具合に。
アンダーカバー等で完成後は見ることが出来なくなる「裏面」を記念撮影。
こちら側もなかなかに魅力的な造形、機能美。
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