McLaren M19A_15

白露・末候・玄鳥去「げんちょう さる・燕が南へ帰って行く」
急に涼しくなったり、急に暑くなったり、急に雨が降ってきたりと、この時期らしい不安定な気候です。
“つばめ”といえば最近この模型が気になっていたりします。
お値段なりのクオリティなのでしょうが自分にはこれで十分かと。
 
M19は3連休×2を利用して今月中のゴールを目指します。 
ちょっとモノクロモードで遊んでみました。
アラも隠れて見た目30%アップです。
こうして見るとヘッドカバーにモールドされた“FORD”銘が効いてますね。
 
 
外装パーツはロールバーから組み付けていきます。
こちらがキットパーツ、ディテールも充分でサッとポリッシュして使用する予定でした。
しかしエンジン周りの組み方が良くなかったようで取付位置等に問題発生。 
 
 
線材をエイ!ヤー!と一発で狙った形状に曲げれるスキルはないので治具を作って地道に作業。
自分が悪いのですが、ンモー、本当にメンドイ…
 
 
0.8mmのアルミパイプと0.5mmの洋白線を使ってデッチ上げました。
パイプの接続部分にはサスペンションアームのブラケット用エッチングパーツを流用してます。
 
 
クリアランスが厳しかったインダクションポッドもなんとか収めることができました。
この辺は仮組時に確認したのですがやっぱり一筋縄ではいかないですね。
 
 
ボディの足掛け用ステップはエッチングを貼るだけではちょっと寂しかったので小細工を。
プラ板でボリュームアップして0.3の洋白線で取付、これで足を掛けれそうな感じになりました。
言わなきゃ解らない地味なモデファイで完全に自己満足の世界。
でもそれが楽しかったりします。

McLaren M19A_14

「白露・初候・草露白」そうろ しろし・草に降りた露が白く光る
今日は夏服で過ごすには少し肌寒い陽気。
一雨ごとに季節を進めるギアが上がっていきますね。

先日43モデラーのオフ会にお招きいただき伺ってまいりました。
そこで展示された作品は素晴らしい物ばかりで眼福の極み。
それらには参考にすべき点も多々有り今後の製作に生かしていければと感じております。
企画運営に携われた方々をはじめ参加された皆様、本当にありがとうございました。

それと久しぶりの五反田は街並みがかなり変わったような気がしましたね。
特に「後楽そば」と再会できた事が嬉しかった!
近々にあの焼きそばを食べに行かねばなりませぬ。
 
ギヤボックスとエンジンを結合
後々の作業を考慮しスタビライザー取付金具はこの時点で接着しています。
そのためスタビライザーは分割して後付け方式に。
 
 
オイルタンク、オイルクーラー等々の補機を無理くり設置
アドラーズネストのホースエンドパーツと0.5mmのソフトワイヤーを使用してオイルラインをパイピング作業。
この作業、当分遠慮したいです。
 
 
オイルラインは取り敢えずポンプまで繋がりました。
ポンプ側のエンド金具は面倒なので省略。
 
 
左側も繋げておきました。
エンド金具のアルマイトカラーは良い差し色になってはいるのですがちょっと目立ちすぎ。
後ほどウエザリング系のツールを使って彩度を落としておきます。
 
 
此の期に及んでノーズカウルのフィッティング
今回のトラップは左右ウォーターパイプ
塗装済パーツにモーターツールの刃物を当てる行為は中々痺れるものがあります。
 
 
カバーはラッキーな事に微調整だけでパチリとはまりました。
チリの合い方が均一でないのが気になりますが自分にはこれが限界。
 
 
白く耐熱塗装されたエキパイを取り付けてサスペンションパーツを組み付けました。
これでリアセクションはほぼ完成!
この作業後、眼精疲労でヘロヘロになりました。
 
 
パーツの集積度が高めの所為かこれまで作ったMFH 1/43キットのなかでも一番手がかかりました。
今後を考えると洋白用の「黒染め」ツールが欲しいところです。
作業の度にタッチアップは正直面倒い。

ここまでやって気付いたのですがリアウイングを付けるとこの辺りは殆ど見えなくなります…
 
 
これでタイヤを履かせれば走れる姿になりました。
中途半端ではありますがオフ会へはこの状態で持ち込み。
 
 
ノーズカウルを付けて記念撮影
「The Alligator Car」と言われるだけあってワニっぽいですね。
何処と無くエキパイが後脚、ボディのリベット痕がウロコに見えてきます。
 
 
おまけ ひっくり返ったワニ
やっぱりお腹は白い

McLaren M19A_13

「処暑・次候・天地始粛」てんち はじめてしゅくす・ようやく暑さが鎮まる
さすがにもう鎮まっていただきたいところです。

以前速報で物欲中枢を直撃されたプラモデルの続報がでてきました。
台車等々の試作品画像が掲載されていますが凄いキットです!
でもね、パンタグラフがPS22形の下枠交差式なんですよ、できればPS17形が良かったなあ…
DDはエンジン付きだったのにこちらの車体はドンガラっぽいし…
お値段も少し足せばHOのプラ完成品が買えそうだし、ストックするにも場所を取りそうだし…
と、色々と理由をコジつけて今回は見送るのです。(でも58が出たらアブナイ。)
 
 
M19A、実は8月中に終わらせようと目論んでいたのですがやはり延長です。
なんとかエンジンの取付まできました。
ボディカラーのブルーとパイプのコントラストが中々に良い感じであります。
 
 
ホワイトメタルのパイプパーツが簡単な調整だけでピタリと収まるのはウレシい。
アルミパイプ、ソフトワイヤー等々で自作するとよりシャープに表現できるかもですがジョイントやステーの再現が自分には無理ゲーです。

ペイントのハゲチョロが目立つので忘れないうちにタッチアップしておきませう
 
 
オイルラインのホースエンドパーツ。
ホワイトメタル製でスケールを考えるとかなり繊細に再現されてます。
でもパイピング作業を考慮すると強度的にちょっと不安ですね。
 
 
そこで少々オーバーサイズになりますがアドラーズネスト製のホースエンドパーツに交換することに。
 
 
元来は0.4mmのリード線を使用するように指定されていますが0.5mmのハンダ線を差し込める様に加工。
ギリギリな感じですがなんとか嵌りました。
 
 
いよいよリアサスと補機類の組み立てに入ります。
一寸入り組んだ構造になっておりこのキットの製作における最大の山場かしら。

McLaren M19A_12

「処暑・初候・綿柎開」めんぷ ひらく・綿を包む咢(がく)が開く
ダブルタイフーンの影響か荒れ模様のお天気。
湿った南風は体力をガシガシと削っていきます。

それと唐突ですがメリッサ・ベノイスト、カワイイですよね。
 
フロントバルクヘッドにラジエーターを据え付。
 
 
ステーの色は金属生地ではなくブラックで塗られていたようですが修正は面倒なのでこのままスルーです。
 
 
裏側はこんな具合でございます。
今後それ程見ることも無い箇所なので適当に処理しています。
エンジンまで繋がるウォーターパイプは取り回しが結構厄介で取り付けるのに四苦八苦。
アルミ管などで自作出来そうですがバンドやエンド金具の事を考えると自分には無理ゲーっす。
 
 
カウル、カバーの摺り合せ調整が残っていますがこれでフロントセクションの組立は概ね完了。
ゴチャゴチャ感もアップしてそれらしい感じになってきました。
こうして見るとウォーターパイプがブルーのボディに映えますね。
 

McLaren M19A_11

「立秋・末候・蒙霧升降」もうむ しょうこう・深い霧が立ち込める
季節の変わり目で油断したのか今更ながらの夏バテのようでヘロヘロ。
お酒を控え、滋養多き食物を取りやり過ごしませう

ボディが組み上がったのでベースプレートを準備。
今回も昨年オーダーしたウォルナット材に固定する事にします。
因みにこの種のフォーミュラーカーは固定用ネジを通すスペースが狭くて位置設定がちょいと面倒。
ネジサイズはM1.4で通常より細め。
 
 
3パーツをサンドする構成のフロントバルクヘッドを組み付け。
アッパーサスアームのシャフトは洋白線への置き換えも有りですね。
 
 
フロントセクションのパーツ群
他にもスタビやリンクのロッド類は洋白線を現物合わせで切り出し、黒でペイントしておきます。
 
 
とりあえず足回りは完成。
マスターシリンダーの塗装があまりにもインチキくさいので後ほど修正。
 
 
ゴードン・コパックお気に入りのベラミー式リンクのプログレッシブサスペンション。
この機構の完全再現となると1/43ではちょっと大変かもですね。
 
 
それでも数少ないパーツ構成でこの雰囲気は自分としては概ね満足。
アーム類のパーツ群もエッチングとはまたちがった質感がありますね。

次はラジエーターの据付です。
カウルとのクリアランス調整や配管に手がかかりそう…

McLaren M19A_10

「立秋・次候・寒蝉鳴」かんせんなく・蜩(ひぐらし)が鳴き始める
さすがにお盆になると暑い事に変わりはないのですがそれでも「マシな暑さ」になってきたと感じます。
蝉の鳴声の調子が変わったり夕立が続いたりとゆっくりですが季節は進んでいるようです。
 
  
ギアボックスの組立は後回しにしてコクピットを仕上げます。
とりあえずメータパネルにパイピングを施します。
 
 
メーターのデカールが傾いているのはご勘弁。
インジケータランプは透明樹脂を盛り上げた上にクリアオレンジで着色。
トグルスイッチ?は0.3洋白線を使ってでっち上げましたがやはり太すぎますね。
横着せずに0.2を使うべきでした。
 
 
コードを纏めてステアリングホイールを取り付け。
 
 
ウインドスクリーン越しに見えるメーターパネル裏のゴチャゴチャとしたパイピングは見せ場のひとつ。
今回コードは7本付けましたが大分密度が不足しています。
実車の画像を見るとこの倍くらい這わせないとあの雰囲気は出せそうもありません。
今後もっとコード、コネクタの素材バリエーションを増やさないと。
(ディテールマスターのコード類が簡単に入手できなくなったのも痛手です。)
 
 
実際にボディに組み込むと見える範囲はこんな感じです。
ウインドスクリーンの色を濃いめに仕上げてお茶を濁すのもアリな気がしてきました。

McLaren M19A_09

「立秋・初候・涼風至」りょうふう いたる・涼しい風が立ち始める
残暑お見舞い申し上げます

さすがに7月末のような凶悪な気温ではないのですが、それでも暑いですねえ。
適時暑気払いでもしながらやり過ごす事にしましょう。

やっとこさでエンジンが完成。
“奇跡のレーシング・エンジン”と称されたFord cosworth DFV engineでございます。
これまで様々なメーカー、スケールのDFVを組んできましたが今回は苦労しました。
 
 
MFHの1/43スケールDFVはキャストパーツの精緻なディテールが特長。
特に補機類の再現具合は素晴らしいです。
Tameo DFVと比較するとちょっと全体のサイズが小さめですかね。(リンク先は放置中のM26)
そこへボリューミーなキャストパーツのスロットルプレート、挽物のエアファンネルが配置されるのでバンク内の造作が大変でした。(ファンネルの形状はTameoパーツよりも好み、別売化希望!)
 
 
それでも素組+パイピングだけでそれなりの雰囲気はでますね。
MFHの1/43キット、DFV loverにはオススメです。

McLaren M19A_08

夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
眠い、暑い、怠いとなかなかにハードな月曜日。
今週で2018年の半分も終了かと思うと余計にクラクラしてきます。
 
梅雨の晴れ間を見計らってデカールが乾いたボディパーツにクリアーコート。
使用したのはフィニッシャーズのオートクリア、在庫が切れたのでマークチェンジしようかと考えていましたが結局は慣れ親しんだこちらをチョイス。
気温が高い所為か乾燥が早く塗膜がどんどん厚くなりますね。
 
 
ついでにタイヤのサイドウォールにはガイアノーツのセミグロスクリアーを軽く吹き付け。
テカテカだったデカールのニスも目立たなくなりました。
 
 
クリアコートも終わると1/43の製作工程としては一山越えた感じ。
外装パーツ類は一月ほど塗面を枯らしてから磨き上げます。
その間に“中身”を仕上げていかないと…