白露・次候・鶺鴒鳴「せきれい なく・鶺鴒(せきれい)が鳴き始める」
秋の連休がはじまりますね。
暑さ、人混み、喧騒がすっかりと苦手になった私は近所で買い物をして家でのんびりの予定。
虹の彼方もいいけどやっぱりお家が一番なのです。
1979年のLotus 80、こちらもタメオからキットが発売されています。
で翌年のLotus 81、所々に80と類似するディテールが散見されて楽しい。
車高設定スペーサーを拵えて「第一ハードル」を越える準備。
安定性重視で何時もより大きめに、完成後はほとんど見えないので問題なしです。
車高はサイドパネルに固定されたスライディングスカートに合わせて設定しています。
まずはフロントサスから、一部を可動できるように仕込んでおきます。
リアはロアアームを基準に調整していきます。
残りのリンクやステー類は最後に力業で現物合わせです。
タイヤもセットしておきます。
経年変化なのでしょうか、ホイールとの嵌め合わせがかなりキツかったのでタイヤの内側も削りました。
43キットのタイヤはデリケートでストレスにとても弱いのです。
あと気が乗ればエアバルブとビードストッパーを追加するかもしれませんが多分しません。
片付け物をしていたら本キットの製作記事が掲載されたmookを発見!
発行は平成17年(2005年)ですね。
製作メソッドが自分とは結構違っていて目からウロコがポロリン。
それと当時の広告内容が大変に趣深い、栄枯盛衰、思えば遠くに来たものなのです。
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LOTUS 81_03
白露・初候・草露白「そうろ しろし・草に降りた露が白く光る」
日の暮れ方、夜風の涼しさ、様々な秋物の報せ、あたあたしていてもお構いなく季節は進むのであります。
まずは天ぷらで旬の種とお酒を楽しもうと企てます。
嵌め合いを調整中に不手際でカウルに大穴を開けてしまいました。
裏打ちしてから苦手なポリパテを使って修繕しておきます。
まあ塗装前なのでダメージは軽微っす。
お馴染みのヘッドカバー
そろそろ3DP等で作られた高精細なパーツが欲しい箇所でもあります。
(というかエンジンがほぼ一体で成形されたテナリブ様式のDFVを希望です!)
とりあえず仮組み、レーシングエンジンのレジェンド且つエバーグリーン。
スケール、メーカー問わず幾つ組んでも楽しい。
補修用サフを塗ったカウルとエンジンを合わせてクリアランスを確認。
エアファンネルのパーツ、よく見ると仕上がりに差異がありますね。
手作り感があって面白いです。
パーツ販売されている物はどうなのでしょうか?
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LOTUS 81_02
処暑・末候・禾乃登「こくものすなわちみのる・稲が実る」
今日は九月四日、一部では「串の日」としてプロモーションされているようですね。
自分は串と言われて先ず浮かんでくるのは焼き鳥でございます。
タレ焼きはやげん掘か山椒で、塩焼きは黒七味か柚子胡椒でとりあえずビールなのです。
あと一部スーパー等でも販売されている「国技館やきとり」折詰、こちらもいいものであります。
休止していたPROJECT ESSEX、LOTUS81でシレッと再起動です。
まずはモノコックとタイヤセットから、それと塗色も検討開始。
モノコックのメインパーツは洋白PEパーツでの所謂「折り紙細工」です。
大嫌いなハンダ付け作業必須な感じでビビリまくりです。
泣きながらはハンダごてを振り回し、工作の下手さ加減にまた泣く羽目になります。
外枠が出来たら様々なプレートを組み合わせていきます。
取付位置のガイドやダボの精度が良いので作業はスムーズ、判りづらいですがABCペダルも付属。
検討課題:フロントショックユニットとステアリングラックの取付
数々のエッチングパーツと格闘し如何にかこうにかLOTUS F1のモノコックらしきモノができました。
前期型というか初期型なのでコクピット周辺の補強もなくシンプルなデザインであります。
検討課題:モノコックアルミ生地の光沢感
モノコックの床板はタメオらしく銘入。
パワーユニットを仮組み、愛しき80年代F1のスタイルです。堪らんです。
それにしてもこのモノコック、自分のなかではオーパーツの部類と感じます。
1/43アルミモノコックの再現としてはタメオの他キットやMFH等を含めてもピカイチだと思うのです。
車高スペーサーのサイズ設定ためにアンダートレイとサイドパネルを仮組。
ウイングカーのキットはこの工程がちと面倒。
検討課題:エキマニとのクリアランス
ボディカウルを取付、LOTUS 81に見えますでしょうか。
そういえばこのキット、筋彫りモールドが無いです。
スジボリスキーさん達にはちょっと物足りないかもしれませんね。
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LOTUS 81_01
立春・初候・東風解凍「とうふう こおりをとく・東風が厚い氷を解かし始める」
日脚の伸び具合、街の彩り、初物の便り、また季節は進みます。
招運来福、今年はどんな春になるのでしょう。
PROJECT ESSEX、スケージュルを切ってみると意外に時間の余裕がない事が判明。
という事で徐にスタートです!まずはTameoの81から。
TYPE81、当ブログでの初の1/43ロータスF1。
“ACBC”イニシャルロゴのライセンスラベルがそそります。
まずはPEパーツの切出しと整理から。
モノコック、リアサス、ラジエーター等が細かく分割されている所為かパーツ数は多めです。
素材は洋白なので加工、塗装を考慮するとありがたい。
モノコック組立が最初のハードルですね。
サイド・ポンツーンのウォールも厚めのEPパーツで用意されておりシュッとした見た目で良い感じ。
このパーツはフォイルデカールを貼る指示になっていますが上手く処理するのは難しそう…
今後の課題:デカールのテスト及び金属生地ポリッシュツールの支度
モノコックの仮組ー
嵌め合い寸法キチキチでサイドエッジの処理は必須、前途多難の予感バリバリ。
何より久しぶりのヨンサン、勝手を忘れ戸惑う事も多々であります。
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Mclaren M29B 1980
春分・次候・桜始開「さくら はじめてひらく・桜の花が咲き始める」
東京の桜も満開のようですが「花冷え」気味ですね。
この週末も気温低めな予想、夜桜を楽しまれる際は防寒に留意された方が良さそうです。
この時期恒例の目、鼻のトラブルと月末、年度末の波状攻撃をもろに被り模型製作は休止。
現状はモデラーさん達のblogやTwitterを眺めるだけで満足といった状態です。
まあ、なにかの拍子に再起動するかもしれません。
今回はちょっと珍しいレジン製F1キットのご紹介です。
Mclaren M29B 1980 Brasilian GP Provence Moulage-K1356 1:43
今回、ご縁がありこちらの貴重なキットを譲っていただきました。
この車種は今のところTameoからは発売されておらず今後も期待薄ですね。
ちなみに1980年のF1はウィリアムズ・FW07B、ブラバム・BT49、リジェ・JS11/15、ルノー・RE20、ロータス・81、フェラーリ・312T5などが走っていたシーズンです。
以下にキットのファーストインプレッションを簡単に記してみます。
カバーがないエンジン周りはプロバンスらしいクリーンな表現、プラグコードまで再現されています。
下手に置き換えとか考えず性能が向上した今時のツールを活用して塗装で仕上げるのが吉かと。
ただファンネルネットは金属メッシュにしたいところです。
ロールバーは工作、塗装を考慮すると切り離して別パーツ化がベター。
もしくはパイプだけで構成されたタイプに変更かな。
ボディパーツと一体のメーターパネルも別パーツ化したいところですがこちらは少々手がかかりそうです。
フロントロールバーは金属線に置き換えた方が楽チンかと。
サイドポンツーンのアウトレットルーバーはメリハリの効いた彫刻で無理に抜かなくてもOKかと思います。
タイヤは変形、油吹きの兆候は無く、ウインドスクリーンのバキュームパーツも健全。
ホイールもアルミの挽物が用意されていますがパーツの組合せ方に若干の疑問が…
にしてもこの辺のパーツに問題が発生すると自分のスキルでは“詰み”なのでありがたいことです。
エッチングパーツは想像していたよりも厚みのある真鍮製で十分なクオリティ。
なぜかリアサスのアッパーアームらしきパーツが二つ用意されています。
前後のアップライトはサスアーム、ホイールの取付方法を少々工夫する必要有り。
ステアリングホイールはジャンク箱を漁った方が良さそうですね。
デカールはビラージュ製
黄変や割れ等々トラブルは無さそうですが色々と用心したほうが良さそうです。
スポンサーカラーの再現をデカール、塗装何方かを用いるかは要検討。
大判のベタデカールはちょっと怖い気がしますが色味は良い感じです。
塗装するのならロールバーを弄りジャンクデカールを掻き集めて1981 デ・チェザリス風仕様も面白いかも。
このフロントノーズのセンターに施された稜線が気になります。
この辺はもう少しなだらかな感じにして、先端部分は平坦気味に加工した方が感じが出るかしら。
おまけパーツ?のドライバーフィギュア、かなり細かい所まで再現されています。
上手い人が塗れば結構良い感じになりそうですね。
1/48の飛行機やAFVのように1/43にも今風のディテールを持ったフィギュアが出てきてほしいです。
現状スケール問わず自動車模型とフィギュア、どうも相性が良くない気が…
M7A、M19A、M23 1974、 M23 1976、M26、M28、M29、MP4/1
マクラーレンコレクションのピースを一つ嵌め込むことができました。
上田の賢人、今回は本当にありがとうございました。
時間はかかるかもしれませんが必ず完成させます。
Williams FW07B_Fin.
大暑・初候・桐始結花
ちょっと洒落にならない暑さです。
バテバテ状態で次作キットはまったくの手付かず、Tyrrell 002のついでに撮影した過去作品の画像でお茶を濁すことに。
最後の記事から9ヶ月ほど放置してました。
数を作らないくせに完成品画像をまとめて撮ろうとするのでこんな事になります。
Williams FW07B 1980 Tameo Kits – Williams FW07 1:43 modified
所謂なんちゃってFW07Bですが、FW07に較べてにぎやかなスポンサーデカールとシンプルな形状のサイドポンツーンのおかげかそれらしく見えるような気が。
他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にupしています。
覗いてみてくださると喜びます。
Williams FW07B_9
日が沈んでからの風が冷たい… 今週には東京に木枯らしがやってくるかも。
デカールの買い間違いを発端としたFW07→FW07B製作もなんとかフィニッシュ。
放置状態のFW07をちょっと弄ってリペイントの作業でしたが思ったより手間がかかりました。
一応ゾルダーのベルギーGP出場車をモデル製作にしていますが、所謂「なんちゃって」仕様でありますのでその辺りはご容赦願います。
大きめの画像はその内に。
ウイリアムスのエンブレムはやっぱりこのデザインがしっくりきます。
元の状態はこちら。
結構印象が変わるものですね。
ウイングレスのフロントノーズと小さめなリアウイング、この時期のベンチュリーカー独特のスタイル、個人的には大好きな佇まいです。
タメオFW07の造形はノーズが長めでスマートな印象なので余計にカッコよく見えるのかもしれません。
こうやって見るとサイドポンツーンの後端の形状、ファンネルカバーのメッシュの高さが気になります…
やっぱりフロントタイヤは一回り小さい… タミヤの1/10ラジコン風のプロポーション。
まあ、何はともあれ80年代前半を代表するマシーンがコレクションに加わりました。
Williams FW07B_8
秋も深まり、朝夕は冷え込むようになってきました。
少々モチベーションダウン気味になっていた07Bですがやっとこさ上下合体して前後のタイヤを取付けました。
心配していたスライディングスカートも何とか素直に接地したみたいです。
こうして全体を眺めるとやっぱりノーズが長め、カッコイイけどちょっと違和感、あとフロントタイヤも若干小さめな感じがします。
あー、シャシーのchampionのデカールを貼り忘れてる。
マフラーエンド、テールランプを付けてリア周りも完成。
しかし、インチキ感満載のオイルクーラーはもう少し考えてでっち上げればよかったかも…
いつもは省略しがちなキルスイッチのループも取付け。
ロールバーは0.7mmの洋白線を切らしていたので0.6mmで置換え、やっぱり細かった。
今回はA.J仕様ですがロイテマン仕様にするときはロールバーの高さを1.5mm位高くすると感じがでます。
ファンネルカバーのメッシュはもう少しカウルからポコッと出ているようにしたかったのですが、型を作って自分でメッシュを絞ることになりそうだったのでこの位で妥協します…
後はバックミラーとリアウイングの取付けくらいですね。