Porsche 959 Paris Dakar

雨水・初候・土脉潤起「どみゃく うるおいおこる・雨が降って土が湿り気を含む」
いまは連休だけを楽しみに生きている。
 
 
皆様お馴染み赤いチェッカー模様の紙箱
Starterのボックス、自動車模型に相応しい良いパッケージデザインだと思います。
 
 
箱の中身はPOR073 Porsche 959 Rothmans(3 Vers.) Paris-Dakar 1985
優勝した1986年版ではないところがミソですね。
いつ頃何処かは定かではありませんがお手つき中古品を入手しました。
 
 
 

事の発端はこちらのビデオ(現在は part 6でレストア終了)
パリダカ959カッコいいよなあ〜
タミヤの1/12ラジコン、欲しかったけど買えなかったなあ〜
等々物思いにふけていた時にふと1/43キットの存在を思い出しストックヤードからサルベージです。
 
 
古いレジンキットではありますが状態は良好
 
 
インテリアの表現はシンプル
 
 
ラリーカーらしいディテール
 
 
その他パーツ
タイヤは硬化や油吹きも無く健全
 
 
バキュームパーツの黄変も許容範囲かと
 
 
デカールも見つかりました!
ひび割れ等のダメージは無さそうですがブルーのベタ部分は微妙
ちなみにプリントはカリグラフ
 
 
版ズレが浮世絵版画のようで趣深い
 
 
男前な組立説明図?も付属
 
 
お知り合いの方限定となりますがこのキットにご興味あれば、メール、TwitterDM等でご連絡くださいませ。
 
 
上手くバトンが渡るといいなあ
 
 
 
 
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RENAULT RE-20 TURBO_09

立春・末候・魚上氷「うお こおりにのぼる・割れた氷の間から魚が飛び出る」
北風強く埃や花粉が舞い散る寒い水曜日、今月も半分が過ぎましたね。
何はともあれ急げや急げであります。
 
 
手付かずだったターボチャージャー周辺のパーツを塗装。
今回は全てメタリック系なので色の切り替えに伴うクリーニング等も簡単であっさりと作業終了。
 
 
ピカピカに輝くクローム系シルバーも良いけどしっとりとしたフラットアルミの質感も素晴らしい。
タミヤのXF-16(LP-38)フラットアルミ大好きマンなのでファンクラブが有るのなら入会希望です。
次はしっかりと乾かしてからジョイントのグレーや焼け色等を加え全体の艶調整。
 
 
サイドポンツーンのフロアも塗装、使用したのはクレオスのMr.スーパーメタリック2 スーパージュラルミン。
塗り上がりは80年代タミヤRCカーのジュラ板シャシーを思い出させる色合いと光沢感。
クレオスのMr.スーパーメタリック2シリーズ、入手し易くお手頃価格で高性能であります。
 
 
整形中のエンジンアンダーカバーを付けて記念撮影。
 
 
まだまだ手間と時間がかかりそうですが楽しみながらノンビリと進めていきます。
 
 
 
 
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LOTUS 81_01

立春・初候・東風解凍「とうふう こおりをとく・東風が厚い氷を解かし始める」
日脚の伸び具合、街の彩り、初物の便り、また季節は進みます。
招運来福、今年はどんな春になるのでしょう。
 
  
PROJECT ESSEX、スケージュルを切ってみると意外に時間の余裕がない事が判明。
という事で徐にスタートです!まずはTameoの81から。
TYPE81、当ブログでの初の1/43ロータスF1。
“ACBC”イニシャルロゴのライセンスラベルがそそります。
 
  
まずはPEパーツの切出しと整理から。
モノコック、リアサス、ラジエーター等が細かく分割されている所為かパーツ数は多めです。
素材は洋白なので加工、塗装を考慮するとありがたい。
 
 
モノコック組立が最初のハードルですね。
 
  
サイド・ポンツーンのウォールも厚めのEPパーツで用意されておりシュッとした見た目で良い感じ。
このパーツはフォイルデカールを貼る指示になっていますが上手く処理するのは難しそう…

今後の課題:デカールのテスト及び金属生地ポリッシュツールの支度
 
 
モノコックの仮組ー
嵌め合い寸法キチキチでサイドエッジの処理は必須、前途多難の予感バリバリ。

何より久しぶりのヨンサン、勝手を忘れ戸惑う事も多々であります。
 
 
 
 
 
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RENAULT RE-20 TURBO_08

大寒・次候・水沢腹堅「さわみず こおりつめる・沢に氷が厚く張りつめる」
どんより空の寒い週末月末を迎えております。
そして花粉らしきものも飛び交い始めたようで目も鼻もぐずり気味。
この時期は観念してインドアでの楽しみを充実させようと思うのであります。
 
 
黄色と白に塗り分けたカウルの塗装も乾燥したようなのでデカール貼りです。
今回はキットの指定どおりにルネの青い16番で進めます。

心情的にはルノーF1の功労者であるジャブイーユの赤い15番で仕上げたいところですがカウル形状等の変更が大変そうなので断念します。
「ジャブイーユの赤い15番」仕様のルノーはメーカー、スケールを通じて希少な存在ですね。
 
 
デカールはロゴ等が修正された版でカルトグラフのプリント。
鮮度良好なので当然の如くトラブル無しでラジコンカーのステッカーみたいにペタペタと貼っていけます。
ただサイドパネルのRENAULT elfの大判はシルバリング防止で余白を適宜処理した方がベターであります。

黒いラインとロゴが入るとRE-20らしさが大幅アップ、ウレシい!
 
 
ヒケやパーティングラインを処理する際に切り飛ばしたモノコックのリベットを復元していきます。
 
  
この数のリベットを別売金属パーツで処理するとなるとパーツ代がエラいことになるのは必然、なので今回はテストも兼ねてこちらのレジン製リベットを使用してみます。
一袋に大体150〜200本(サイズによって違います)入って700円位、金属製リベットよりもリーズナブル、元々はAFV用ですがヘッドの形状、サイズも様々で他ジャンルにも応用可能な感じ。

ただし輸入品且つ製造国がちょっとあれな感じなので今後の安定供給は難しいかと思われます。
 
 
離型剤等の用心のため塗料薄め液で洗浄してからヘッドを塗装します。
今回はエアブラシの支度が面倒だったのでペタペタと筆塗り。
 
 
燃料タンク周辺はサイズ0.7mm、フラットヘッドタイプを植込み。
ブラインドタイプならばベストなんですが贅沢は言ってられないのです。
ヘッドにはフラットアルミを塗って周りと調子を合わせてみましたが無塗装レジンとあまり変わらない…
 
 
前側にはサイズ0.6mmの半球タイプをクロームシルバーに塗って使用しています。
 
 
三日ほどで作業終了。
金属パーツほどの精度や煌びやかさはありませんが、プラモデルの佇まいとしてはこれはこれでヨシ。
今回使用したパーツ以外でもエバーグリーン、プラストラクトの極細プラ棒や糸ハンダ等の金属線、あと3Dリベットデカールも使えそうな気がします。

 
 
 
 
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PROJECT ESSEX

大寒・初候・款冬華「ふきのはな さく・蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す」
新年を迎え松が開けたと思ったらもう1年の1/24が過ぎてます。
いやはや、なんとも… 参りましたね。
 
 
時機を逸した感はありますが今年の目標と初夢が叶った話をダラダラと綴ります。
昨年末に発売されたこちらのムック、1977年から1982年頃のF1ウイングカーを網羅した内容となっております。
実はこの年代のF1が自分にとって最もフェイバリットなカテゴリーなのです。
当時はオートスポーツ、オートテクニック、スポニチのF1速報等をスクラップしTBSで石井・間瀬コンビのF1放送を食い入るように見て、タミヤ1/10スケールF1ラジコンの中古を手に入れて遊んでいました。

読後のテンションで1/43 F1ウイングカー製作を今年の目標に掲げます。
車種はまだ作ったことのないロータス、アルファロメオ、リジェ、ティレル辺りからを候補に。
 
  
そして何気なく頭に浮かんだのがESSEXカラーを纏うロータスF1の絵面。
81、88ともに好きなクルマでカラーリングもCOOL、1/43キットも存在するということで探索開始、それから程なくしてこちらの貴重なキットを授かることになります。

初夢が正夢なりました。本当にありがとうございます。
今年中に1/43でESSEXカラーのロータスF1モデルを完成させる!“PROJECT ESSEX”の発動です。
 
 
キットはエッチングパーツ全盛時のタメオフォーマット。
中でもプレスで用意されたモノコックパーツは噂に違わず秀美の一言。
内部構造も再現されたフルディテール、さらにスペアデカールもセットされた豪華な内容です。
当キットに関しては上田の巨匠さまのブログでも紹介されております。
 
 
キットが入手できたのでデカールや色指定の参考にとエブロ1/20の88を引っ張り出してきます。
蓋を開けるとそこには見慣れた青い箱、プロバンスのLot.88を発見します。
自分ではとうの昔に処分したと思い込んでいたのですが…
まさに瓢箪から駒、赤い糸で結ばれた何んとやらでございます。
 
 
嬉しさのあまり早速弄くってみます。
切削時に生じる灯油のようなプロバンスレジンの臭いを久しぶりに堪能です。
  
  
特徴的なフォルムの所為か間違いなくLOTUS 88に見えます。
因みにキットのラベルは88B F1 “ESSEX” ELIO DE ANGELIS “PRESS” 1981となっており少々?な仕様。
それでもカッコいいので問題なしです。
 
 
勢いに乗って更に88キットを調達しちゃいます。
由緒正しき王道SRCではなく作り慣れたMFHに行くところがちょっとチキンハート。
 
 
同スケール、同モチーフの模型を並べ愛でるのは自分には嬉し楽しの時間
どちらが正しい優れているとかではなく模型として共に愛しい存在
 
 
現在当ファクトリーでは別途1/12スケールF1ウイングカーを絶賛作業中。
同時進行はちょっと無理があるので1/12の目処がついたらPROJECT ESSEXを本格的に稼働させます。
それまでは資料、材料等を集め整理する準備期間です。

PROJECT ESSEXは本年10月中にはなんらかのカタチにしようとふんわり考えております。
まずは81のモノコック組立用にハンダごてを買ってくるところからです… とほほ…
 
 
 
 

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January 1 2023

冬至・末候・雪下出麦「せつか むぎをいだす・雪の下で麦が芽を出す」
 

本年もよろしくおねがいします
 
 
 
  
 
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RENAULT RE-20 TURBO_07

冬至・次候・麋角解「びかく げす・大鹿が角を落とす」
期末、月末、年末、囂しく、忙しない。
それでもあれこれどうにか納まり、収めました。
今年一年お疲れ様でした。
 
 
後ろ送りにしていたモノコックの塗装ですが観念して着手することにします。
 
 
プラサフ、ベースホワイト、イエロー、マスキング、メタリックグレー、マスキング、カーボンブラック、マスキング、クリアコート、アルミシルバーの工程を経て完了。
同じ大陸系コンストラクターのフェラーリやアルファロメオと比べるとフレンチ風味でおシャンな感じです。
 
 
アルミ部分は当時のルノーワークスに習いピカピカ気味に塗ってみました。
 
 
組立説明書では指示されていませんがアッパーモノコックパーツ端面の一部をイエローで塗っておくと完成時の見た目が良くなる気がします。
 
 
いろいろと建付の確認、やはり塗装後の微調整は必要っす。
 
 
シートの塗装はベージュのスウェード仕上げも候補に、これは検討課題。
 
 
表面の整形時に削り落とした各種リベットをどうするのか、これも検討課題。

ということで来年に続く…
  
本年も当Blogをご覧いただきありがとうございました。
素敵な年末年始をおすごしください。
 
 
 
 
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RENAULT RE-20 TURBO_06

小雪・末候・橘始黄「たちばな はじめてきなり・橘の葉が黄葉し始める」
師走です。慌ただしいです。
それもなんだか楽しいです。
 
 
カウルパーツ等の表面処理を適当なところで切り上げてサフェーサー工程へ。
各パーツの裏側には透過防止用の黒サフを入れてからグレーサフを表裏両面に吹き付けています。
 
 
グレーサフは定番のタミヤ ファインサーフェイサー(ライトグレイ)、ここ最近タミヤのツール、マテリルの欠品が目立つのが少々気になります。
無理がない程度で早く安定供給されるようになることを願います。
 
 
サフ研ぎが終わったらホワイトを吹き付け。
こちらも定番フィニッシャーズ ファンデーションホワイトを使用、ただ塗装面にトラブルががが

エアブラシの塗料カップの蓋がちゃんと閉まっているかを確認しましょう… 確認しましょう…
この段階でのミスで良かった。
 
 
イエローの調色作業、1/12なので塗料ビンも大サイズです。
フィニッシャーズ ピュアイエローをベースに微量のオレンジを加えました。

ピュアイエローは2000年8月購入のビンテージ物。
主な製作対象が1/43、さらに黄色い車はほとんど作っていなかった所為で全然減らなかったのが今回でやっと使いきれました。
 
 
ホワイトが乾燥したのでマスキング。
マスキングは臭い、騒音、粉塵を出さず比較的ストレスフリーに作業できるのでキライじゃないです。
 
 
予め付けられていた塗分境界の罫書き線は下地処理で消してしまうので位置関係を事前に記録しておきました。
 
 
特にこの辺は白帯、ゼッケンナンバー、黒帯のクリアランスがシビアなので注意が必要。
 
 
バタつきましたがどうにか塗り上がりました。
お正月の錦玉子みたいで美味しそう!
 
 
このツートンカラーだけでもさらにRENAULT F1らしくなってきましたね♪
一週間ほど乾燥させてからデカール貼りです。
 
 
 
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