「立秋・次候・寒蝉鳴」かんせんなく・蜩(ひぐらし)が鳴き始める
さすがにお盆になると暑い事に変わりはないのですがそれでも「マシな暑さ」になってきたと感じます。
蝉の鳴声の調子が変わったり夕立が続いたりとゆっくりですが季節は進んでいるようです。
ギアボックスの組立は後回しにしてコクピットを仕上げます。
とりあえずメータパネルにパイピングを施します。
メーターのデカールが傾いているのはご勘弁。
インジケータランプは透明樹脂を盛り上げた上にクリアオレンジで着色。
トグルスイッチ?は0.3洋白線を使ってでっち上げましたがやはり太すぎますね。
横着せずに0.2を使うべきでした。
コードを纏めてステアリングホイールを取り付け。
ウインドスクリーン越しに見えるメーターパネル裏のゴチャゴチャとしたパイピングは見せ場のひとつ。
今回コードは7本付けましたが大分密度が不足しています。
実車の画像を見るとこの倍くらい這わせないとあの雰囲気は出せそうもありません。
今後もっとコード、コネクタの素材バリエーションを増やさないと。
(ディテールマスターのコード類が簡単に入手できなくなったのも痛手です。)
実際にボディに組み込むと見える範囲はこんな感じです。
ウインドスクリーンの色を濃いめに仕上げてお茶を濁すのもアリな気がしてきました。
McLaren M19A_09
「立秋・初候・涼風至」りょうふう いたる・涼しい風が立ち始める
残暑お見舞い申し上げます
さすがに7月末のような凶悪な気温ではないのですが、それでも暑いですねえ。
適時暑気払いでもしながらやり過ごす事にしましょう。
やっとこさでエンジンが完成。
“奇跡のレーシング・エンジン”と称されたFord cosworth DFV engineでございます。
これまで様々なメーカー、スケールのDFVを組んできましたが今回は苦労しました。
MFHの1/43スケールDFVはキャストパーツの精緻なディテールが特長。
特に補機類の再現具合は素晴らしいです。
Tameo DFVと比較するとちょっと全体のサイズが小さめですかね。(リンク先は放置中のM26)
そこへボリューミーなキャストパーツのスロットルプレート、挽物のエアファンネルが配置されるのでバンク内の造作が大変でした。(ファンネルの形状はTameoパーツよりも好み、別売化希望!)
それでも素組+パイピングだけでそれなりの雰囲気はでますね。
MFHの1/43キット、DFV loverにはオススメです。
McLaren M19A_08
夏至・初候・乃東枯「ないとう かるる・夏枯草が枯れる」
眠い、暑い、怠いとなかなかにハードな月曜日。
今週で2018年の半分も終了かと思うと余計にクラクラしてきます。
梅雨の晴れ間を見計らってデカールが乾いたボディパーツにクリアーコート。
使用したのはフィニッシャーズのオートクリア、在庫が切れたのでマークチェンジしようかと考えていましたが結局は慣れ親しんだこちらをチョイス。
気温が高い所為か乾燥が早く塗膜がどんどん厚くなりますね。
ついでにタイヤのサイドウォールにはガイアノーツのセミグロスクリアーを軽く吹き付け。
テカテカだったデカールのニスも目立たなくなりました。
クリアコートも終わると1/43の製作工程としては一山越えた感じ。
外装パーツ類は一月ほど塗面を枯らしてから磨き上げます。
その間に“中身”を仕上げていかないと…
McLaren M19A_07
芒種・末候・梅子黄「うめのみきなり・梅の実が黄ばんで熟す」
このたびの地震により被災された方々、およびご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
とりあえずボディカラーも乾燥したようなのでデカールに備え塗面を整えておきます。
それとしっかりと接着したい部分は塗料を剥離。
(ペイントごとベリっと剥がれた経験があるので一手間かけます。)
デカールは枚数も少なく大判もなかったためか半日かからずに作業終了。
基本貼りやすいデカールなのですがやはり印刷品質に若干の不満有りといったところでした。
それより面倒なのがこの時期のGOODYEARに見られる“ブルーストリーク”の再現。
サークルのデカールは歪みやすく予備も無しで緊張を強いられる作業です。
乾燥後ニスの艶を調整するのも面倒…
メーターのデカールもこのサイズになるとさすがに眼に厳しいです。
シートベルトは久しぶりにZ modelパーツを使用。
今回は忘れずに布地の透けとホツレ防止に水性アクリル系の塗料を染み込ませておきます。
出来上がったパーツからモノコックに組み込み。
この雰囲気はメタルキットならではですね。
シートベルトは金具にペーパーを掛け光沢を落とし、ベルトにはブラシをかけて布目をちょっと強調。
消化器の赤は差し色として効果的、あと適当なデカールを貼っておくと情報量が増えた気がします。
デカールが乾燥したら早めにクリアーを吹いておきたいところですがそれはお天気次第。
McLaren M19A_06
芒種・次候・腐草為蛍「ふそう ほたるとなる・腐った草が蒸れ蛍になる」
このところジャンルを問わず物欲中枢を激しく刺激するモデルキットの発売が予告されてます。
一つくらいはなんとかかんとか… M26… M26… M26…
梅雨の晴れ間にボディカラーを一塗り。
マスキングが要らない単色塗装なのですがこれだけ点数があると一苦労。
それと「夏日」に防毒マスクを付けてのエアブラシは結構しんどいものがあります。
光の当たり具合で印象が変わる色ですね。
なんの変哲も無いソリッドカラーですが色斑が出ないように塗るのは自分には結構ハードルが高いミッション。
乾燥待ちの間にデカール貼りの準備、そこで気になったのはノーズカウルの「蓋」部分。
リンク先の画像を参照していただきたいのですがマークのデザインがちょっと違っています。
またアウトレット内側に引かれたストライプもありませんね。
やはりデカール自体も違っていてストライプもありません。
本キットのデカールですがプリントのクオリティがいまひとつのように感じますね。
カスレ、ベースホワイトの乱れなどが目立って残念。
アウトレット脇のストライプはこちらのデカールから流用できないか検討中。
その内ヤードレーカラーのマシーンも作りたい。
McLaren M19A_05.5
McLaren M19A_05
小満・末候・麦秋至「ばくしゅう いたる・麦が熟し麦秋となる」
昨年も綴ったのですがやはりビールが恋しくなるフレーズであります。
ビールといえば缶キルケニーの復活を願って止みません。
1度目のサフが乾燥したようなので表面の状態をチェックしていきます。
今回はMFHのキットとしては多めにパテが入りましたね。
それにしてもポリパテの臭いは強烈… できることなら使いたくはないマテリアルです。
スポンジヤスリなどを使って表面を整えていきます。
形が崩れているリベット孔も再度調整。
適当なところで2度目のサフ。
ゴミを噛んだり小さなキズがありますが乾燥後の研ぎで修復できそう。
リベットはこんな具合。
MS11より気持ち深めに彫っています。
ボディカラーとクリアーが入るともう少し落ち着いた感じになるかと思います。
ボディカラーも調色しました。
初SUNOCOです! 楽しみ!
うまくいけば梅雨入り前にひと塗りできそうです。
McLaren M19A_04
小満・次候・紅花栄「こうか さかう・紅花(べにばな)が盛んに咲く」
今日は晴れ間のある1日でしたが、湿度は高くなってきましたね。
関東地方の梅雨入りも間近のようです。
仮組み作業にも飽きてきたので小間物から塗装していきます。
今回は黒系とシルバー系が主、塗料はメーカーもバラバラ、一部自分で適当に調色した物も使っています。
半年以上触ってもいなかった塗装ブースを展開してヨタヨタとエアブラシ作業。
物は小さいのですが数が多いので持ち手の取付やマスキングがメンドクサイ。
ちょっと心配していたヘッドカバーの銘部分もなんとか潰さずに塗れたようです。
持ち手とマスキングを外して見ました。
結構な色数を吹き付けたのに地味な絵面。
この後はクリアー系の塗料を乗せて調子を変えたり、筆塗り等で細部のディテールを強調したりします。
今回始めて使用したクレオス“グラファイトブラック”、なかなか面白い塗料ですね。
まさに鉛筆の芯といった風合いでメカ周りには重宝しそうな感じです。
小間物を片付ける隙間で大物パーツも進めます。
手間取ったのがミラーステー取付用の穴開け、左右のパーツを間違え、足の位置を間違え、開口方向を間違えるといった3連コンボで踏んだり蹴ったり。
MFHのキットは穴開け作業が多いですね。
よく切れるキリとしっかりとキリを咥えることができるピンバイスは必須かと。
大方の下拵えが終わったのでサーフェイサーを吹いていきます。
使用するのはタミヤのファインサーフェイサー、最近はこれがサフの定番でしてトラブルもなくメタルキットでも問題なく使えます。
入手性も良く、缶サフなので隙があればサッと吹き付けられるのがうれしい。
乾燥してから様子を見てみると表面が荒れている箇所やパネルの隙間が目立ちます。
パテで修正、それからリベットもちょっと設直しが必要ですね。
入梅までにボディパーツの塗装まで終わらせたかったのですが今年も間に合わずです。