MATRA MS11_13

芒種・次候・腐草為蛍「ふそう ほたるとなる・腐った草が蒸れ蛍になる」
今年は空梅雨気味なのかしら?降り過ぎるのも困りますが、降らな過ぎはもっと大事になりそう。
 
外装パーツに施したクリア乾燥待ちの間、組立てられるパートを進めます。
まずはコクピットまわりから、フレンチブルーに塗られた内装がmatraらしくて良いですね。
磨き出された金属パネルで構成されたものとはまた違った趣があります。
 
 
ディテールに関しては少ないパーツ構成ながら充分かと思います。
メーターパネルは小汚い感じになってますね… タッチアップ等で多少は誤魔化せるかな。
ここから先の工程はサイドパネル等の外装パーツの仕上がり待ち、モノコックを仕上げない事にはエンジンのマウントや前後サスの組立ても出来ないのです。
 
 
という訳で細かなパーツをチマチマと仕上げていく事に。
ギアボックス上のキャリアですがマフラーステーや各種補機などの取付パーツが多い一寸厄介なパーツ。
洋白線等で置換えてシャープに仕上げると非常に見映えがするであろう箇所ではありますが、上記の通り他パーツとの位置調整がシビアなのでキットパーツをそのまま使う事にします。
(というか自分のスキルでは置換えはムリ…)

クリアの乾燥には二週間から一ヶ月ほど取る予定、この辺はラッカー系を使っている限り致し方ないところ。
なのでMS11の次回更新はちょっと間が空くかもしれません。

MATRA MS11_12

芒種・初候・螳螂生「とうろう しょうず・螳螂(かまきり)が生まれ出る」
関東も入梅、瞬間接着剤も白化しやすくなるころ。

螳螂(かまきり)といえばこのクルマの事を思い出します。Marcos Mantis XP
良いですねー もしキットがあればオリジナルカラーリングの妄想仕様で遊びたいです。
 
カウル類への最初のクリアコート終了し、主立ったパーツも揃ったところで記念撮影。
昔有ったマッチボックスのF1プラキットを彷彿させる絵面。
 
 
クリアーは1週間ほど乾燥させてから中研ぎに。
構造上サイドパネルが仕上がってこないと全体的な組立は出来ないのですが、取り合えずコクピット、ギアボックス周辺などから手を付ける事にします。

MATRA MS11_11

小満・末候・麦秋至「ばくしゅう いたる・麦が熟し麦秋となる」
なにやらビールが飲みたくなるフレーズです。
 
先日やっとこさ主要パーツの一つが片付きました。
Matra MS9 Moteur V12
MATRA製3.0L V型12気筒エンジン、カムの間から吸気、バンクの外側に排気という変わったレイアウト。
当時400馬力以上出ていたそうです。
 
 
プラグコードはMFHの0.28mmサイズ、燃料ラインにはディテールマスター製ソフトワイヤーと1号テグスの組合せを使用しパイピングを施しています。
燃料ラインとファンネルの取付にはアドラーズネストのリード線を刻んだ物をブラケット風に追加。

今回はバンクに24本のコードを這わすスペースがほとんどん無く、収めるのに苦労しました。
1気筒辺り250ccを12機、ギュッとコンパクトに配置したと考えれば当然ですかね。
 
 
昨年製作した312PBのFerrari Tipo 001と比較すると同じ3Lの12気筒でもやはり随分と違って見えます。(因みに撮影用ベースに使っている木製のコマは同サイズです。)
 
 
パイピングは実車も割とゴチャゴチャした感じなのですが、1/43でその雰囲気を再現するのは大変。
材料に関してはもっと細く、クセをつけやすい物を捜す必要がありそうです。

MATRA MS11_10

小満・初候・蚕起食桑「かいこ おこってくわをくらう・蚕が桑を盛んに食べ始める」
何かいきなり暑くなりましたね。
とりあえず晩酌の種類を変えて、冷凍庫にハーゲンダッツのショコラミントをストック。
 
サフ吹き後の表面を軽く整え下塗りのホワイトを吹付。
今回も使用したのはフィニッシャーズのファンデーションホワイトです。
このスタイルで白塗装というとやはり第1期ホンダF1を想像します。
 
 
ノーズコーン先端部の白帯はデカールで再現する仕様になっているのですが、上手く貼れそうもないので塗装で処理することにします。
デカールをザックリとトレースしたマスキングテープを貼って白帯のサイズを確認。
 
 
今回使用するブルーはフィニッシャーズのフォーミュラフレンチブルーにライトグレーをほんの少しプラス。
調合しているうちに想定より多めに出来てしまうのはお約束…
 
 
フレンチブルーというよりもポリバケツのような風合ですが、大きなトラブルも無く塗上がったようなので良しとします。
 
 
3日ほど塗料を乾燥させてからデカール貼りに進みます。

MATRA MS11_09

立夏・末候・竹笋生「ちくかん しょうず・筍が生えて来る」
梅雨の足音が聞こえてくる時節、気温や湿度の変化量も大きく草臥れ気味。
またル・マンに合わせたかのようなXJR-9の発売予定に財布がダメージを受けそう。

先延ばしになっていたサフ掛けをやっとこさ実施。
今回はいつも使用している造形村プラサフを切らしていたためタミヤのプラサフを使用してます。
ボークス、以前は新宿や池袋にも店舗が有り便利だったのですが。
 
 
MATRA MS11はコクピット内もブルー塗装されているためメタルパーツの磨き出しは無し。
折角のメタルキットなのに少々勿体ない気がするのは貧乏性の一種かしら。
 
 
リベットのモールドは結構深めですね。

細かなキズや凸凹を消し切れていないので一研ぎしてから再度サフです。

MATRA MS11_08

立夏・次候・蚯蚓出「きゅういん いずる・蚯蚓(みみず)が地上に這出る」
このまま梅雨入りしそうな天気の水曜日。

目標を下方修正して入梅までに基本塗装(フレンチブルー)を終えようかと目論んでますが厳しそう…
エンジンだけ作って満足しそうな気配がしてきたので、重い腰を上げ車体周りの製作に着手。
まずは足回りの仮組み、ベース据付用のスペーサーを捻り出す事からスタート。
 
 
仮組みしたモノコックにマシキングゾル等を使ってサスペンンションパーツ組み込んでいきます。
リア側は若干力業を使用しましたが概ねスムーズに進みました。
やっぱり見た目はメカが載っていないラジコンシャシーみたい。

この手の作業は瞬間接着剤とアセトンを使った作業が確実で理想的かと思います。
 
 
今回はリアサスのショックユニットが一体型のため、このパーツを基準にして組み上げています。
ショックをタメオのアフターパーツに差替え、リンクを2個ほど追加工作するとリア側も可動式になりそう。
 
 
各箇所の寸法を測って車高を設定し、プラ板等でスペーサーを製作。
今回は2mm+といった感じ、Eagleより若干高めです。
 
 
チェーンのコマみたなこのパーツはキット付属のスペーサーパーツ。
これを利用しても良いのですが接地面が小さく組立作業時にはちょっと不安定。
 
 
なんとかタイヤを履かせることに成功、サスへの負担も無さそうです。
仮組みに使ったマスキングテープがプライマー塗料に見え、何やらビンテージフォーミュラーのレストア風。
なかなかに良い風情であります。

この作業が終わるとハードルを一つ越えた気がします。

MATRA MS11_07

立夏・初候・蛙始鳴「かえる はじめてなく・蛙が鳴き始める」八十八夜過ぎて、夏は来ぬ。
いろいろと輝き始め、おじさんにはいささか眩しすぎる時節、けろけろ。

野暮用に忙殺されたり、お酒を飲みすぎたりでこの連休中の進捗はちょぼちょぼといった感じです。
エンジンパーツを弄り始めます。
ヘッドカバーエンボス部分の塗装ですが通常ならプラサフ、白、レモンイエロー、乾燥後エナメルのセミグロスブラックを凹部に流し込んで余分な箇所を拭き取りといった手順かと思います。
しかしEPパーツの凹凸が控えめな感じで自分の塗装スキルだとレモンイエローを塗った時点で彫刻を埋めてしまって、エナメル塗料の拭き取り上手く処理できない可能性が大です。
そこで今回はプラサフ、ブラック、彫刻凸部の塗料を削り落とし、プライマー、クリアーイエロー、セミグロスクリアーで艶調整の手順で塗装。
実車とはちょっと違った風合になりましたが、一応イエローに見えるので良しとします。

それとスロットルプレートと下側のパネル状のパーツはそれぞれ左右が決まっているので仮組をサボると酷い目にあいます。(あいました。)
 
 
とりあえずエンジンブロックを組み上げ。
相変わらずの小汚い仕上がり…アルミ削り出しのファンネルが付くと少しはマシになるかしら。
車体に組み込むと腰下は殆ど見えなくなりますが、クリーニングとタッチアップをしておきます。
 
 
あとは補機類の準備とパイピング。
パイピングに関しては誤魔化し方を検討中、特に燃料ラインが厄介ですね。

それと後々のエキマニ取付も苦労しそう…

MATRA MS11_06

穀雨・末候・牡丹華「ぼたん はなさく・牡丹の花が咲く」
少々荒れ模様な天気で始まった5月、これは一年の1/3が終ったと言う事ですよ、トホホ…

まあ、なんやかんや言っても連休モード、いつもに輪をかけダラダラと過ごしております。

先日塗装したパーツを破損や紛失などの粗相が無いうちに纏め上げ。 
前後のアップライト、完成時には殆ど見る事が出来ないパーツなので記念撮影。
フロント側はホーイルとの隙間がギチギチな状態なのでキャリパーを削って全体の経が小さくなるように調整、MFHのキットはこの辺りの設計がシビアです。
足周り関連のパーツは組立作業時のバッファになるクリアランスをそこらかしこに仕込むようにしています。
 
 
PEパーツがサービスされているメーターパネルはリング部分の塗装を剥がすとこんな具合です。
このクルマはカウルを外すとメーターパネルが目立つのでどこまで弄くるかパイピングを含め検討中。
ステアリングホイールもホワイトメタルとPEの組合せ。
スポークも黒で塗られているような画像もありますが模型的な見映えをとってこの仕様にしました。
ただボスはアルミパイプか何かしらでひねり出す事になりそう。
 
 
おなじみヒューランドのギアボックス。
軽くスミ入れしてからタミヤのウェザリングマスターをパタパタ。
 
 
エンジンも組み始めました。
エンジンブロックの底面、ドライサンプのレーシングエンジンならではの形状ですね

タイヤなどの足周りパーツも揃ってきたのでそろそろ車高調整含めた仮組を済ませないと。