Porsche 908/2 _Fin.

「寒露・初候・鴻雁来」こうがん きたる・雁が飛来し始める
秋本番とはいえ日中の気温が25℃を超える日があったりして衣服の調節が難しいですね。

最近1/700の艦船プラモデルに手を出してコテンパンにやられています。
ヘナヘナのPEパーツと瞬間接着剤のコントロールに四苦八苦です。
 
PORSCHE 908/2
Base Kit:PROVENCE MOULAGE K1635 PORSCHE 908/2 No.29 LM 1970
約一年前に完成記事を書いた908/2ですがM19A撮影のついでに画像を押さえておきました。
 
 
PORSCHE 908/2
バキュームパーツ少なめ、タイヤ、ホイールは健全、デカールは劣化していても適当に誤魔化せる車種等々条件はありますが、プロバンスやスターターのキットをお手軽に作るのも良いものです。
また撮影するのもMFHのフルディテール等と比べると気が楽であります。

他の画像もちょこっとですがFlickrのフォトアルバム(album:1/43 Model cars)にupしております。
お時間ありましたら覗いてみていただけると嬉しいです。

Porsche 908/2 _03

寒露・初候・鴻雁来「こうがん きたる・雁が飛来し始める」
このところ季節が行ったり来たり、着るもの、空調などの調整が面倒、風邪をひく可能性上昇中。
 
 
PORSCHE 908/2 1970 (Base Kit:PROVENCE MOULAGE K1635 PORSCHE 908/2 No.29 LM 1970)
1970年のLe Mansを走った「カメラカー」のキットを弄って、仮想モデリングです。
今回は908/3開発のためのテストベッドとなった908/2.5的なモデル、若しくはアメリカの金持ちが作らせたサーキットお遊び走行用レプリカをイメージ。

ちなみに元キットの完成品はこんな感じです。
 
 
ボディをシェイプする時に切り飛ばした小物類の再現に手間取り、完成まで結構な時間がかかりました。
 
 
オープンモデルなのでコクピット周辺に手を加えると良い感じになるのでしょうが、今回メータパネルのでっち上げとシートベルトの追加のみ。
それにしてもキットのステアリングホイールはサイズがデカすぎ…
シートの赤が上手く塗れたのが今回の小さな収穫。
 
 
筋彫りを整えたり、小間物パーツを適当に置き換えたりするだけでもそこそこ見栄えはアップしますね。
でも、キルスイッチはもう一回り小さくしたほうがよかった。
 
 
消火器用のスイッチノブに使えるPEパーツが見つけることができたのは今回のラッキー。
このようなパーツでも一から捻り出すのは結構面倒なものです。
あとファンネルカバーのバンドはコピー用紙の細切りををマジックで塗ったもの、チープかつお手軽。
 
 
オープンモデルとはいえスポーツカーの製作は難しいです。
クローズドボディだと窓貼りの時点で悶絶ものでしょう…

それでもオールドスクール的なレジンキットをお気楽お手軽仕様で組むのも良いものではあります。
(自分の場合、タイヤ、ホイール、バキューパーツが使えるキットという条件がありますが。)

Porsche 908/2 _02

秋分・末候・水始涸「みず はじめてかる・田畑の水を干し始める」
ひと雨ごとに朝晩の気温が下がり、コンビニではおでんのプロモーションが本格化。
きっと今年もあっという間にハロウィン、クリスマス、歳末なのでしょう。
  
カリコリと削ったラムパイプはボディをかぶせるとこの程度しか見えません。
取っ払った固定用のバンドをどのように再生するかを考えねば。
(焼き鈍した帯金辺りを使うのが王道なのでしょうが面倒だああああ )
 
 
ナンバーサークル等をマスキングしてブルーを吹き付け。
今回はフィニッシャーズのガルフブルーを吹いたつもりなのですが、ネット等で見てみると販売されている物とかなり色味が違っています。
実はこのブルー、もう何年も前に知人から貰い受けた物。
多分、知人が調色してくれた物だったのかもしれません。
 
 
センターのストライプをマリーゴールドにペイント。
この色も解釈が難しい色、今回はデカールに合わせて調整したつもり。
 
 
ジャンクからかき集めたデカールを貼付。
枚数は少なめですが、それらしい雰囲気になったかと思います。
ベタデカールから切り出したマリーゴールド両脇の黒ピンストはもう少し細めにしたかったのですが、劣化していたようでブチブチと切れやすくこの辺で妥協しました。
ちなみにGULFのデカールはサカツウから発売されていた1/32用。
 
 
リアフレームのPEパーツはカメラカー用にアレンジされたタイプが用意されています。
一般的な908とはフレームワークが違っていて少々違和感がありますが、今回はスルー。
 
 
黒く塗ってしまうとそれほど気にならないかも。
 
 
クリアコートが終わったボディ裏等をフラットブラックで塗ってからヘッドライトを取り付け。
キット付属のライトパーツは経年変化でイエローバルブどころではない真っ黄色具合、これまたジャンクの適当なパーツで置き換え。
本来4灯はとも同サイズのようですが数が揃わなかったので上下サイズ違いになっています。

塗分のラインがガタガタですねえ… モールドのガタガタを放置していたので当たり前なのですが…
修正できそうなところはタッチアップしておきます。
 
 
メータパネルも適当なパーツを見繕って自作。
メーターリングはメッキ線を使いましたが、弄っている内に地金(銅?)が出てしまいました。
 
 
ロールバーは0.8mmのアルミパイプ等で簡単に処理。

まだエキパイ、リアランプ、シフトレバーとリンケージ、各種キャップ等々小物を捻り出す作業が残ってます。
これが結構面倒くさいのですよ。

Porsche 908/2 _01

秋分・初候・雷乃収声「らい すなわちおさむ・雷が鳴り響かなくなる」
暑さ寒さもなんとやらのお彼岸も終わり、日に日に秋めいていく感じは結構好きだったりします。
それと4月始まりとするなら第二四半期も終了、ホントにあっという間です。

Twitterでチポチポとアップしていた怪しげな908ですが、ここでちょこっと纏めてみることにします。
こういう用途にはやはりblog型式が便利でございます。
キットはProvence Moulageからリリースされていた1970年のル・マン24時間出場車、映画「栄光のル・マン」のカメラカーとしても有名ですね。
特徴としてフロントとリアに巨大なカメラ用のポッドを装着しています。
 
 
箱に同封されていたプライスカード。
こちらは何年か前のホビーフォーラムにおいてポストホビー販売ブースで購入。
何故か複数個が売れ残っていましたが、お値段も1kとお手ごろだったので一つ調達しておきました。
 
 
何の考えも無しに前後のカメラポッドを削り落とします。
調子に乗ってカメラ関係以外の凸部も取っ払ってしまったのは様式美ともいえるチョンボです。
ちなみに整形前のボディの画像を押さえていないあたりからも思い付きで作業し始めた事がわかります。
 
 
このようなフェールキャップなどの一体成形されたディテールはこのまま塗装を進めていくとダルな感じになってしまうので削り取ります。
でも、その後どのように再現するかのアイデアは未だに浮かんでいません。
後々このような小物類を捻り出す面倒事が作業を中断する要因になったりもします。
自分の場合、使えそうな物は無理せず使った方が吉なのかも。
 
 
エンジンの再現はアッサリとしたもの。
管の間が繋がっていたラムパイプは各種刃物で整形。
レジンキットにおける典型ような作業ですが「型抜き」遊びのようで楽しかったりします。
あと久々に嗅ぐレジンの削りカスから発せられる臭いにちょっとクラクラ。
 
 
メータパネルにはメーターリングが微かにモールドされていましたが、ここも後で自作パネルを嵌め込む予定。
 
 
シートも塗り分けが面倒そうなのでシャシーパーツから切り離します。
床板ごと分離させたので取付時にはその分のかさ上げが必要、それとシートベルパーツの手配。
 
 
サーフェイサーはタミヤのファインサーフェイサーを使用。
いままで造形村のプラサフを使っていましたが、MS11からこちらにマークチェンジ。
金属、レジンへの定着、塗面の滑らかさ等々問題無し、何より調達のしやすさが一番の利点!
 
 
ホイールにはジャンクボックスから見繕ったブレーキ、センターロックナットを追加しておきます。
 
 
手間かけずにローコーストが今回のテーマでもあるのでこれで十分かと思います。
今回、調色したホイールの塗料も今後使えそうな感じですね。
でもセンターロックナットは薄く削り過ぎたようで出っ張りが不足気味。
 
 
この時点ではボディカラーのプランは固まっていなかったのですが、とり合えずフィニッシャーズのファンデーションホワイトを吹いておきます。
こうしてみるとコンパクトでなかなかにカワイイ形をしているクルマであります。
 
 
このまま「工場出荷状態」を再現するのも有りかなと思えてきます。