Bugatti Type 35_05

立春・次候・黄鶯見完「こうおう けんかんす・鶯が山里で鳴き始める」
三寒四温の今日この頃、自分は感染症に加え花粉への対処というミッションが始まりました。
まあ出来ることをして淡々とやり過ごすのみです。
 
 
車体のペイントが終了、43モデルカー製作におけるいち段落といった感じです。
やはりこのクルマにブルーの塗色はしっくりときます。
(ブルーのニュアンスについては人それぞれかと思いますが)

早速エンジンフードのヒンジ部分に“チップ”が発生しています…
この部分はしゃーないです、後ほどまとめて補修の予定。
 
 
次の工程はフレームにギアボックス、前後サスユニットを組込、そしてアンダーボディ、エンジンの取付といった流れ。
 
 
外装以外の細かなパーツの塗装も概ね完了。
シートのレザー表現、難しいですね。
 
 
さてマーキングはどうしましょうか。
22と18、何方にするかまだ揺れています。
 
 

Bugatti Type 35_04

大寒・次候・水沢腹堅「さわみず こおりつめる・沢に氷が厚く張りつめる」
 
この時期の金目鯛を煮付けたものは最高であります。
脂がのった旬の金目を醤油の風味良くちょっと濃い目の味付けに、和酒だけでなくワインにもOK。
酒の肴として上等なのは当然、翌日ほぐれ身が残る煮汁に豆腐と葱を足して汁かけ飯も良いもの。
 
 
TYPE 35、チマチマと続いております。 
ギアボックスを整形してちょこっと色差し。
コクピットの中で割と目立つパーツだったりします。
 
 
小さいけどディテール豊か、メタルの質感も好ましいです。
 
 
特徴的なインパネは細かなPEパーツ等を組み合わせて表現されています。

ステアリグシャフトの軸受けはガッチリと接着しておきます。
最終組み立て時に脱落すると大惨事です。
 
 
水溶性ウレタン接着剤等を使用してパーツをペタペタと貼付。
UVレジン等でのメーターガラスの再現は今回はパスです。

素組でもそこそこの雰囲気は出ているかと思います。
 
 
大きな修正点はありませんが細かな凸凹をパテや重めのサフで埋めていきます。
 
 
なんか中途半端な迷彩塗装にも見えますね。
 
 

Bugatti Type 35_03

大寒・初候・款冬華「ふきのはな さく・蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す
この週末の東京は今ひとつな空模様、暦の通り寒さの底といった感じです。
それと蕗の薹の天ぷらは良いですね。春は揚げ物でございます。
 
 
全体形と表面状態のチェック目的でサーフェイサーを軽く吹いてみました。
使用したのはタミヤファインサーフェイサーのスプレー缶、ここ数年の定番アイテム。
 
 
この時期、屋外でのスプレー塗装はちょっと辛いものがあります。

こうして見るとエンジン等の内部構造物は適当にオミット、コクピットを組み込みパネル類を一体化、開口部をマスキング後ボディカラー塗装といった飛行機模型的なアプローチも可能な気もします。
 
 

Bugatti Type 35_02

小寒・末候・雉始鳴「きじ はじめてなく・雄の雉が鳴き始める」
きょう18日、東京で梅の開花が観測されたとの一報がはいりました。
花便りが届くと春の到来が待ち遠しくなります。

気象庁の生物季節観測の情報ページ、様々な動植物の観測データが閲覧できます。
 
 
モチベーションのフライホイールが回っているうちに進めていきます。
こうして見るとスーパーチャージャーの収まり具合は結構シビアですね。

仮組みは大事、本当に大事
 
 
後回し予定だった外装もフレームをボディカラーに塗る関係上同時に進めて塗装作業の効率化を図ることに。
パーツの合いも良好のようですね。一安心
 
 
TYPE35はアンダーカウルの底面が凸凹で安定性に欠けるため専用作業台を設えました。
 
 
エンジンとボンネットフードのクリアランスを確認、なんとかなりそうな気がします。
やはりエキマニの艶具合に違和感があるので後ほどフラットコートをしておきましょう。
 
 
小物パーツも塗装に向けての下拵えを進めていきます。
シートとステアリングホイールの塗装が難しそうです。
 
 
 

Bugatti Type 35_01

小寒・次候・水泉動「すいせん うごく・地中で凍った泉が動き始める」
寒中お見舞い申し上げます。
今冬は例年より厳しい寒さが続いております。どうぞご自愛くださいませ。
 
 
1/43 Multi-Material Kit : K763 Bugatti Type 35 Ver.A Monaco GP 1929 /1930 : Model Factory HIRO
昨年末に発売された話題の国産1/43スケールキットをちょこっと弄ってみます。
久しぶりの43、リハビリという事で手軽に組めそうなエンジン本体からスタートです。
 
  
ヘッドカバーのリベットは整形時に削り取ってしまったので社外品の洋白リベットを打ち込み。
あとパイピングを追加、使用した銅線のサイズはφ0.25mmです。
 
 
エンジンパーツが準備完了。
今回はメタル生地の風合いを生かしていく方向で。(塗装がメンドくさいというのが最大の理由でもある…)
 
 
組み上がり
スーパーチャージャーの造形が目を引きます。
プラグコード等のパイピングは気が乗ればその内に
 
 
排気側、エキマニはもっとガサガサ気味に塗装にしたほうが良さそうです。

拡大して見るとエンジンブロックパーツの「鬆」が目立ちますね。
サフ等で表面処理してクローム系のペイントという手法も有りかと思います。
 
 
特徴的なホイールは2ピースのメタルパーツを組み合わせてリム部にPEをペタリで出来上がり。
お手軽かつ質感も十分です。
タイヤもプロフィール、トレッドパターンの表現、共に良好。
 
 
フレームに仮置き
ピタッと嵌って良い感じです。
 
 
フレームはボディカラーに塗装する必要があるためカラーリンングを決めないとですね。
ちょっと悩みどころです。
いっその事フリーランス設定にしてミッドナイトブルーとかクリムゾンに塗るのも楽しそう。
 
 

Electric locomotive EF66 Late model_08

小雪・初候・虹蔵不見「にじ かくれてみえず・虹を見かけなくなる」
三連休は早めの年末大掃除を挙行、いろいろとスッキリ、サッパリでございます。
この時期の大掃除、慌ただしさも無く、身体への負担も軽く、洗剤等の効きも良くおすすめです。
 
EF66、約一年ぶりエントリーですね。 
キット付属の展示ベースを留置場所にしていましたが雰囲気がちょっとゴツすぎるので代替を用意する事に。
取り敢えずスチレンボードとタミヤのプラ材3mmH形棒を組み合わせて製作してみました。
 
 
シンプルですが直置きよりは良いかと思います。
道床、バラスト、枕木、レールがちゃんと施されたディスプレイが理想なのでしょうが自分のスキルでは無理…
 
 
合わせてホコリよけのカバーも用意、白箱に青15号が映えます。
 
 
これでしばらく放置予定だったのですがこの留置スペースをBT44Bに明け渡す必要がでてきました。
移動及び仕舞い込み時にパーツ紛失等のトラブルを防ぐため出来るだけ組立を進めます。
 
 
まずは下回りから、必要パーツを準備。 
 

台車にはギアカバーと砂箱を少し調整しながら取り付け、それが済んだら軽くウェザリング。
 
 
他のパーツ群はこんなところ。
先日まで製作していた1/12 F1のパーツ群にどことなく似ているような気がします。
 
 

Honda RC166 GP RACER_Fin.

立冬・末候・金盞香「きんせん こうばし・水仙の花が咲く」
11月も半ばとなりましたが小春日和の水曜日。
ふらりふらりと何処かに出かけたくなるような陽気でありました。
 
 
今回でTAMIYA 1/12 Honda RC166 GP RACERも完成。
同じ会社、同じスケールの3L、V8エンジンの模型と記念撮影、ボリュームがかなり違いますね。
それとRC166の車体が如何にスリムでコンパクトであるかが強調される絵面です。
 
 
カウルの塗装はガイアノーツのEx-シルバーを使用。
当初はクレオスのC-8シルバーを予定していたのですがこの時期入手出来なかったのでセカンドチョイスです。
タンク及びシートカウルはフィニッシャーズのシルクレッドとディープレッドを混色。
デカールはタミヤ製、フロントのゼッケンサークルに関してはデカールは使わず塗装で処理しています。
このデカールちょっと使い勝手に癖がありフィルムは薄い割に固く割れやく、またソフター類の効き方もピーキーな感じでした。
ただクリアコートに関しては問題もなくフィルムの薄さが功を奏したのか研ぎ出しもスムーズに完了。
 
 
クリアコート、研ぎ出しという苦行のような工程が終わったのでサクサク組み上げていきます。
シート座面はフラットベースを効かせたブラックグレーをガサガサ気味に吹き付け。
実車はスエード生地が貼り込まれているのでそれを意識してみました。
さらにオプションパーツのリベットを植え込んでありますがちょっと目立ち過ぎかもですね。
 
 
紆余曲折ありましたが好ましい佇まいに仕上がったかと思います。
レーサーモデルのネイキッド姿は2輪、4輪問わず大好物!

それにしてもほぼパチ組でこのクオリティ、本当に傑作キットであります。
 
 
フロントカウルはその辺に直置きではちょっと雑すぎるのでカウルスタンドをでっち上げておきました。
ただ出来上がりはオフィスのコートハンガーの様でスペシャル感まったく無しの風体、それでもホンダコレクションホールのデカールでもあればそれらしく見えるかもです。
 
 
折角なのでフロントカウルを装着、この出で立ちもコンパクトさがより強調される感じで良いです。
ウインドスクリーンはインジェクションパーツとしては透明度も高く厚みもさほど気になりません。
 
 
こうして見るとクリスマスに合いそうなカラーリング、12月になったらケースに入れて飾っておきましょうか。
 
 
8月初旬から作り始め、クリアコートを入れてこの期間で完成なら自分の製作ペースとしては上々ですね。

久々のバイク模型でしたが大きなトラブルも無く純粋に工作を楽しむことができました。
次はSUZUKI GSX-RR 2020 MotoGPレーサーを作りたい!お願いしますタミヤさん。
 
 

Brabham BT44B_16

霜降・末候・楓蔦黄「ふうかつ きなり・もみじや蔦が黄葉する」
過ごしやすい陽気に色づく街、食べ物も美味しくまことに良い時節であります。
ただ残念なのは横浜・日本大通りの紅葉したイチョウ並木を愛でることもなさそうな事。
まあ今年はいろいろと辛抱です。
 
 
大物パーツであるエンジンが組み上がったので前後タイヤを装着できるまで進めます。
モノコックと動力パートを繋ぐ前にバルクヘッド周辺のパイピングを済ませます。
使用するパーツをピッキング、ホースフィッティング等は社外品のDUパーツを利用する方が見映えは向上するかと思います。
その辺は次作での“検討課題”ですね。
 
 
TopStudioのメッシュホース等でチマチマと配管していきます。
パイピング作業、実はそんなに嫌いではなかったりします。
 
 
水周りの配管も終了。
ジョイントに巻いたバンドはアルミ製のキッチンテープ、お手軽です。
 
 
エンジンオイルの配管にはφ1.5のメッシュホースを使用。
いかにもレーシングエンジンといった感じなりました。
でもエキマニが装着されるとほとんど見えなくなりますのよ。
 
 
エキパイを装着。
塗装はスチール色に乗せた焼け色が透けるようにクリアーブラック、フラットクリアーと吹き付けます。
乾燥後ダスト系のウェザリングを追加、模型的な“映え”をちょっと意識してみました。
もちろん全体をアンバー系フラットブラックでガサガサコッテリと塗ってもOKでございます。
 
 
このミッション最後の山場、足回りを組んでいきます。
 
 
各アームについてるC状のジョイントをロッドに嵌め込む度に寿命が一年縮まるという「恐怖新聞プレイ」をなんとかクリアしました。
ジョイント部分は予めヤスリ等て緩めに嵌まるように加工しておきましたがヒヤヒヤの連続。
なお嵌合が緩すぎた場合は後ほど薄めた木工用ボンドを流し込んでおけばなんとかなります。
 
 
40年以上前に発売されたプラモデルですが今時のメタリック系塗料とパイピング材料のおかげでそれなりの仕上がりになったかと思います。
 
 
どうやらこうやらで無事に4つのタイヤを履かせること出来ました。
これにて本ミッションは終了です。
次は燃料タンク上部、ロールバー周りの予定。
 
 
今回作業でのお気に入りポイントはこのテールランプ。
グレーのプラ生地にクリアーレッドを塗り重ねただけで良い感じになってくれました。
1/12サイズで透明素材をドリルレースやレジンキャストは自分には荷が重いです。
 
 
最後にブラバム未完成兄弟で記念撮影。

1/12はなんとか纏め切りたいですね。