春分・次候・桜始開「さくら はじめてひらく・桜の花が咲き始める」
東京の桜も満開のようですが「花冷え」気味ですね。
この週末も気温低めな予想、夜桜を楽しまれる際は防寒に留意された方が良さそうです。
この時期恒例の目、鼻のトラブルと月末、年度末の波状攻撃をもろに被り模型製作は休止。
現状はモデラーさん達のblogやTwitterを眺めるだけで満足といった状態です。
まあ、なにかの拍子に再起動するかもしれません。
今回はちょっと珍しいレジン製F1キットのご紹介です。
Mclaren M29B 1980 Brasilian GP Provence Moulage-K1356 1:43
今回、ご縁がありこちらの貴重なキットを譲っていただきました。
この車種は今のところTameoからは発売されておらず今後も期待薄ですね。
ちなみに1980年のF1はウィリアムズ・FW07B、ブラバム・BT49、リジェ・JS11/15、ルノー・RE20、ロータス・81、フェラーリ・312T5などが走っていたシーズンです。
以下にキットのファーストインプレッションを簡単に記してみます。
カバーがないエンジン周りはプロバンスらしいクリーンな表現、プラグコードまで再現されています。
下手に置き換えとか考えず性能が向上した今時のツールを活用して塗装で仕上げるのが吉かと。
ただファンネルネットは金属メッシュにしたいところです。
ロールバーは工作、塗装を考慮すると切り離して別パーツ化がベター。
もしくはパイプだけで構成されたタイプに変更かな。
ボディパーツと一体のメーターパネルも別パーツ化したいところですがこちらは少々手がかかりそうです。
フロントロールバーは金属線に置き換えた方が楽チンかと。
サイドポンツーンのアウトレットルーバーはメリハリの効いた彫刻で無理に抜かなくてもOKかと思います。
タイヤは変形、油吹きの兆候は無く、ウインドスクリーンのバキュームパーツも健全。
ホイールもアルミの挽物が用意されていますがパーツの組合せ方に若干の疑問が…
にしてもこの辺のパーツに問題が発生すると自分のスキルでは“詰み”なのでありがたいことです。
エッチングパーツは想像していたよりも厚みのある真鍮製で十分なクオリティ。
なぜかリアサスのアッパーアームらしきパーツが二つ用意されています。
前後のアップライトはサスアーム、ホイールの取付方法を少々工夫する必要有り。
ステアリングホイールはジャンク箱を漁った方が良さそうですね。
デカールはビラージュ製
黄変や割れ等々トラブルは無さそうですが色々と用心したほうが良さそうです。
スポンサーカラーの再現をデカール、塗装何方かを用いるかは要検討。
大判のベタデカールはちょっと怖い気がしますが色味は良い感じです。
塗装するのならロールバーを弄りジャンクデカールを掻き集めて1981 デ・チェザリス風仕様も面白いかも。
このフロントノーズのセンターに施された稜線が気になります。
この辺はもう少しなだらかな感じにして、先端部分は平坦気味に加工した方が感じが出るかしら。
おまけパーツ?のドライバーフィギュア、かなり細かい所まで再現されています。
上手い人が塗れば結構良い感じになりそうですね。
1/48の飛行機やAFVのように1/43にも今風のディテールを持ったフィギュアが出てきてほしいです。
現状スケール問わず自動車模型とフィギュア、どうも相性が良くない気が…
M7A、M19A、M23 1974、 M23 1976、M26、M28、M29、MP4/1
マクラーレンコレクションのピースを一つ嵌め込むことができました。
上田の賢人、今回は本当にありがとうございました。
時間はかかるかもしれませんが必ず完成させます。