1/43scale Multi-Material Kit : XJR-9 LM

夏至・初候・乃東枯「なつかれくさかるる・夏枯草が枯れる」
季節がまた一歩進んだ木曜日、疲労がジクジクと蓄積していくような陽気です。

MS11はオーバーコートしたクリアの乾燥待ちのため暫し中断。
なので今回は先日調達した43キットの紹介で一席ぶってお茶濁し。
1/43scale Multi-Material Kit:K590 XJR-9 LM Ver.A :1988 LM 24hours
魅力的な1/43モデルカーキットをコンスタントに発売してくれているモデルファクトリーヒロさんへの応援の意味も込めの購入。
でも、43キットの在庫をこれ以上増やしたくないのも正直な気持ちではあるのですが…
 
 
タイヤには「ダンロップのデンロック♪」が印刷済み。
デカールでの再現の場合は艶調整などで一手間がかかる作業が省略出来るのは嬉しいですね。
あとタイヤ自体の品質も安定しているのはMHFキットの美点の一つ。
 
 
目新しいパーツといえばパイピング用のジャバラホースがシリコンゴムらしき素材で用意されています。
これ、バリとかの処理は上手くいくかしら?
 
 
MFHの1/43キットにはアルミ挽物のホーイルリムがセットされている事が多いのですが、本キットではホワイトメタルの鋳造パーツになってます。
今回はブラック系で塗装処理するので特にアルミ素材でなくてもOK。
美しくキャストされていますが、リム部に若干型ズレが見受けられます。
でもそれほど手間取らずに修正できそう。
 
 
細かなパーツのディテールもスケールを考慮すると充分。
この辺りは完成後は殆ど見ることが出来なくなってしまうのは惜しいですね。
 
 
エンジン関連の主要なパーツはこんな感じです。
3LのF1と比較すると7LのV12エンジンはやはり大きい!なんかエンジンだけでも先に組みたくなってきます。
 
 
エッチングパーツはステンレス素材のようで板厚違いのシートが2枚セットされています。
シートベルトのパーツが仕上げ方によって何パターンか用意されているのが面白いです。
 
 
厚いタイプのシートはゲートの切断に少々苦労しそう。(デザインカッターの替刃を大量に消費です…)
なお繊細なパーツの切出しにはダイヤモンドカッター等を使用したほうが良さげです。
 
 
ボディカラーのパープル部分はデカールを参照しながらマスキング、塗り分けが必要。
ウインドウやライトカバーの縁のブラックやグリーンもデカールではなく塗装処理。
インストにはマスキングパターンが用意されていますが、上手くこなすことができるか不安です。
 
 
シャシーもホワイトメタル製。
ベースへの固定用のナットを取付けるスペースは前後2ヶ所に取れそうなのは助かります。
 
 
サス等の仮組、調整もこれまで制作してきたフォーミュラーカーより容易な気がしますがどうでしょう。
それとエンジンとリアカウルのクリアランスも多少余裕がある感じがします。
 
 
別パーツなっているコクピットの左右ドアはルーフ上のヒンジを自作、下側の回転軸を上手く仕込む事が出来れば開閉式になりそうな気がします。
でも、自分のスキルでは無理なので素直に固定する予定です。
 
 
なかなかに手強そうなキットですが何とか完成させたいですね。