Ferrari 126CK_6

大寒・初候・款冬華「ふきのはな さく・蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す」
北風の月曜日、寒い、寒い、本当に寒い〜
 

リアセクションをアンダートレーに取付、アップライトの位置を軽く調整してから前後のタイヤを履かせます。
装着タイヤはミシュランラジアル、1982年のグッドイヤーと比較すると若干小振りな感じ。

ラジエーター、インタークーラーの冷却系、モノコックの燃料タンク辺りを何とかしてもらえるとカウルオープンモデルになりそうなのに少々もったいない気が… まあ完成品を含めた展開を考えると妥当ですね。
 
 
前後ウイングの翼端板にはエッチングのリベットを貼付。
虫ピンや挽物のリベットを埋込むよりもお手軽。
オーバースケールですが80年代フェラーリらしくって良い感じと勝手に思っております。
 
 
判っていた事ですがエンジン部分はカウルを付けるとこれくらいしか見えません。
 
 
カウルから覗く燃料タンクの天面はキット付属の洋白エッチング板を貼付する指示なってますが、コクピット周辺のホワイトメタルと質感に差が有りますね。
ここは面倒くさがらずにアルミ板を切出して使えば良かったです。
 
 
残りパーツもわずかになり、ゴールが見えてきたところでとんでもない大チョンボが発覚!
テンション急降下です…

Ferrari 126CK_5

小寒・次候・水泉動「すいせん うごく・地中で凍った泉が動き始める」
生活のペースが普段とは違うお休みの期間は何となく手が動きづらい気がします。
あとお酒が入っている事も多いので尚更かも。

今回はターボエンジン“Tipo 021”を中心としたリア周りの工作です。
スルーする予定だったプラグコード、フェールラインは以前作ったものがジャンク箱から発見されたためリサイクルする事に。
 
 
ショックユニットはスプリング部分だけを黒く塗るのは面倒だし仕上がりも期待出来ません。
ここはユニットごとタメオ製のアフターパーツに交換。
 
 
ショックユニットは長さを詰めたり、取付用のピンを付けるなどの簡単な加工を施してから組込み。
手間が掛からない割りには雰囲気はグッと良くなります。
タメオのアフターパーツは使いやすく本当に便利、願わくは安定供給が続いてくれる事ですね。
 
 
リアサスは最初のアップライト取付角度をミスしたために各アームを加工する羽目に。
あと、スタビのパーツが細かく取付に苦戦。
 
 
サスアームを組込み、オイルクーラーを取付け、遮熱板で粗だらけのパイピング基部を隠して、最後に排気系パーツをセットしたら完成!
複雑な形状のパーツが多いですが流石にタメオだけあってピタリと嵌り込みます。

でも、手を入れたパイピングやショックユニットはほとんど見えなくなりました。
 
 
排気系の塗装はシルバーやガンメタなどのベース色の上にクレオスのMr.ウェザリングカラーやタミヤのウェザリングマスターをペタペタと乗せただけ。
手軽にサッと作業ができ、臭いもさほど強くないので自分のようなリビングモデラーには有効なツールです。
模型製作に伴う臭い、ダスト、騒音、有毒ケミカルの扱い等は常々気になるところであります。

塗装や簡単な追加工作だけでソコソコの見た目になりました。
やはりキットの素性が良いとお手軽で助かりますね。

MFH K529 Ferrari126CK

冬至・次候・麋角解「びかく げす・大鹿が角を落とす」
暮れも押し詰まる12月27日、いろいろと物事が納まらずあたふた、じたばた。
 
 
今回はModel Factory Hiro製1/12スケールキットのお話。
Ferrari 126CK K529 Ver.A : 1981 Rd.6 Monaco GP #27 Gilles Villeneuve / #28 Didier Pironi
様々な策を講じたり、稟議を上げたりと半年にわたる紆余曲折を経て入手。
こちらは所謂「上がり」キットになる予定であります。
512BB LM、Delta S4、FW11B 、126C4等も候補にしていたのですが、諸般の条件を鑑みこちらを選択。
パッケージサイズは1/12スケールのプラキットと比較するとコンパクトで積みやすくなってます…
 
 
丁寧にパッキングされたパーツ群の中で一番に目に入ってくるのがモノコック。
1/43サイズに慣れた目には巨大なメタルパーツなのですが、かなり薄手にキャストされていて意外に軽量。
 
 
表面のリベットは凹モールドで表現されていてポリッシュ等の作業を考えるとありがたいですね。
 
 
フロントウイングは無垢のキャストパーツ。
すごく重いです。(ちなみにリアウイングは最中式に組合せるタイプ。)
このウイングが付いたノーズコーンをネオジム磁石でメインモノコックに取付ける事になっているのですが保持出来るのか些か不安になってきます。
 
 
1/12スケールだけに細部までキャストで再現。
 
 
ホイールは美しく加工されたアルミ製。
ディッシュ部も金色にアルマイト処理された切削パーツです。
 
 
ボディカウル、アンダートレイ等はレジンパーツ。
アンダートレー、サイドパネルは若干変形していて修正が必要な状態。

  
デカール、エッチングパーツは組立説明書と一緒にクリアファイルに入っていました。
エッチングパーツは少なめな印象ですね。
メタル、レジンパーツの他にもリベット、ホースバンド等々小物パーツもたっぷり用意されています。

着手するのは何時になるのかは解りませんが、時々組説を眺めては思いを馳せらせる事になるかと…
まずは小さなCKを片付けないといけませんね。
それとこいつも

Ferrari 126CK_4

大雪・末候・鮭魚群「けつぎょ むらがる・鮭が群がり川を上る」
仙台駅のはらこめしは自分が選ぶ駅弁ランキングでベスト3に入ります。
ちなみにあと二つは大船軒の「鯵の押し寿司」それとNREの「チキン弁当」であります。

このところバタバタとしておりまして製作ペースが大幅にダウンしています。
今回も前側から片付けていくことにします。
ロッキングアーム式サスペンションはアッパー側のアームが固定されていて車高調整がちょっと面倒です。
それとサイドパネルのスカート位置との兼ね合いもありちょっと面倒です。

メータパネルはエッチングされた金属板デカールをペタリとしてお終い。
完成後も結構目に入る箇所なので少し手を入れようかと思いましたが今回はスルー。
 
 
ステアリングホイール以外のパーツの取付は完了。
調子に乗って取付けたメーターケーブルは完成後は殆ど見えなくなります。
どうも今回はやる事なす事がチグハグです。

Ferrari 126CK_3

大雪・次候・熊蟄穴「くま あなにちっす・熊が冬眠のために穴に隠れる」
満月の水曜日、冷たそうに白く輝くお月さまを見る事が出来ました。

さて、些か唐突ではありますがtameoのFerrari 126CKを再開することします。
ちなみに前回の記事はこちら、ほぼ2年ぶりですね…
前回までの作業内容など当然覚えているわけないので、取り合えずパーツのチェックと仮組からリスタート。

完成時にはほとんど見えなくなるモノコックの両脇に抱えたエアタンク?が良い感じですね。
126CKのフロントサスはハイドロマチックシステムという記載もありますが本当のところはどうなのでしょうか?
もしご存知の方がおられましたらコメントをいただけると大変ありがたいです。
 
 
やはりエンジンの各パイピングは無くても大丈夫そうな感じです♩
でも、エキパイ周りの塗装とリアサスの仮組がちょっと手強そう。

MARCH 881_fin.

大雪・初候・閉塞成冬「へいそくして ふゆとなる・天地の気が塞がって冬となる」
身の回りに年末○○とか本年最終などと記された書類が積もり始めました。

約二ヶ月にわたりポタポタと書き綴ってきた881の記事も今回がファイナルとなります。
march 881
MARCH 881 1988 Leyton House March Racing Team #16 Ivan Capelli (Tameo Kits TMK 074)
 
 
march 881
キットのデカール指定はサンマリノGPとなっていますが本作では日本GP仕様にしています。
特徴的なボディカラーはフィニッシャーズのセルリアンブルーを使用、良い感じの塗上がりになりました。
でも、余った塗料の使い道が思い付きません…
それにしてもマーキングも含めシーズン中に外観がコロコロと変化するマシーンです。
 
 
march 881
古いキットに手を入れ始めると切りがないので、今回は気になる箇所だけを簡単に弄ってみました。
ノーズカウル周辺はニューウェイ風味の造形を強調してアクセントを付け、後ろ側はリアウイングの取付方法を変更。(リンク先は比較用のタメオ公式完成品画像
それとサスペンションアームの一部をアルミパイプなどで置換えたり、さかつうの六角フランジやメイクのエッチングを追加したくらい。
カウルファスナーは2種類のアドラーズネスト製のリベットを使用。
ちょっと目立ち過ぎかも知れませんが、武骨な感じがマーチらしくて良いかなと思っています。
 
 
march 881
march881はキットはおろか完成品ミニカーでも決定版といえるような製品が無い状態なのでタメオ辺りからリニューアル版のキット、完成品が発売されたらそれなりの需要はありそうな気はするのですが。

ちなみに確認してみたらこれが4作目のニューウェイ先生設計のマシーンとなります。
意外に多かったですね。

他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Formula car)にupしています。
覗いてもらえるとうれしいです。

MARCH 881_12

小雪・末候・橘始黄「たちばな はじめてきなり・橘の葉が黄葉し始める」
最近「みかん」をあまり食べなくなりましたね。
 
トロトロと進んできた881も今回でフィニッシュです。
r0016277フロントサスの組立。
切欠き部分にフタをしたり、エッチングパーツを組合せたり、パイプを通したり、フィニッシュシートを貼ったりといろいろ小細工をして、自作アームを取付けていきます。
お手軽な手法ではありますが、キットデフォルトよりは雰囲気が良くなった気がします。
ウイングの吊下げワイヤーですが当初は艦船模型等で使われるメタルラインを使用する予定だったのですが、テンションを掛けて固定するのが難しそうだったので0.2mmのステンレス線を使用。
スケール的にはかなり太めな感じですがピンと真っ直ぐなラインを出す事を優先です。
 
 
r0016293前後のウイング、タイヤの取付も何とか終了したので細部の工作へ。
カウルファスナーにはアドラーズネストのブラインドリベット等を植え込んでいきます。
リベットヘッドの凹部に墨入れしてから使うと良い感じになります。
 
 
r0016336アンテナやテールランプを取付けたら一応完成。
目標にしていた「2ヶ月で完成」から4日遅れのゴールです。
ほぼ素組なのに要領が良くないためか時間が掛かってしまいましたね…
 
 
r0016324不満点も多々ありますが(特にバックミラー、ここは作り替えるかもです。)のどに引っ掛かっていた小骨のようなキットが一つ片付き、気になっていた塗料を使う事が出来たので良しとします。
 
 
r0016346このクルマの完成品を見ると、恵比寿にあったミスタークラフトに足繁く通っていた頃を思いだします。
久方ぶりに「とよかつ」のまくらを食べたくなってきました。

大きめの画像はそのうちに。

MARCH 881_11

小雪・次候・朔風払葉「さくふう はをはらふ・北風が木の葉を払い除ける」
月末ですね。バタバタです。寒いですね。風邪気味です。

やはり11月中の完成は無理でした…
r0016219実車とは一寸レイアウトが違うメーターパネルにはボタン、ランプ類を適当に追加。
まあ、ディテールはこれで充分といえば充分なのですが1/48航空機模型のレジンパーツなどを見るとちょっと羨ましく思ったりもします。
 
 
r0016237コクピット関係のパーツを組込むとこんな感じです。
881はボディパーツの開口部が小さいので完成後は殆ど見えなくなります。
ちなみにステアリングホイールはオムスビ型に加工した方が881らしいのですが面倒なのでパス。
(実のところ自分の技量では上手に出来そうもないので…)
 
 
r0016243付け忘れていたコントロールアームを追加してリアサスユニットも完成。
 
 
r0016238これで下回りの作業は終了!!
そういえば久方ぶりにGOODYEAR-EAGLEのレターデカールを貼った気がします。
タイヤレターはテンプレートを使って吹き付けしたほうがリアルなのでしょうが面倒なのでこれまたパス。
(実のところ自分の技量では失敗を繰り返すのは確実なので…)

後はボディを載せて、艤装をし、前後ウイングを固定して、タイヤを履かせれば完成かしら。