Honda RC166 GP RACER_03

秋分・末候・水始涸「みず はじめてかる・田畑の水を干し始める」
今年は祭日がない神無月であります。
なんか日々を過ごす上でのアクセントや句読点が無いようでいてちょっと物足りないですね。
しょうがないので月末からの“4連休”についてあれこれ考えておくことにします。
 
塗装が済んだパートを組み立て。
タミヤキットなので特に問題となる箇所も無くサクサクと形になっていきます。
 
  
やはりこのキットの主役はエンジンユニットのように感じます。
ここから更に手を加えるとしたらもボルト類を金属パーツに差替え、キャブのリンケージ、電装系パイピングの追加くらいでしょうか。
 
 
フロントタイヤ周り、プラのインジェクションパーツと考えれば十分なクオリティかと思います。
オプションパーツのインナーチューブは質感もさることながら塗装要らずで時短できるのが嬉しいところ。
フェンダーステーにブレーキワイヤーの留めループを金属線等で追加しておくとパイピングがシュッとします。
 
 
組立用プラスネジの頭はウェーブのリベットTOP STUDIOのエッチング等を使って適当に隠しておきました。
あと形式プレートのエッチングが標準で用意されているのは高ポイントかと。
 
 
クラシックな構成ではありますがやはりレーサーのストリップ姿は最高!
もうこれで満足かも…
 
 
 
 

Honda RC166 GP RACER_02

秋分・次候・蟄虫坏戸「ちっちゅう こをはいす・虫が土中に掘った穴をふさぐ」
今月いっぱいで新宿のメトロ食堂街が閉館。
あの界隈、営団時代の雰囲気が感じられて好きな場所の一つだったのですが… ちょっと寂しいです。
 
 
サフが乾いたらパーツを紛失や破損させる前にさっさと塗っていきます。
パーツがこれだけあると持ち手をつけるのも一仕事。
まあその分マスキング作業が少なくなるのは助かります。
 
 
今回は主にタミヤラッカーの金属系を使用しています。
タミヤのラッカー、吹きやすく色味も好みでなかなか良い感じです。
中でもチタン色とスパークリングシルバーはお気に入り。
 
 
アルミシルバーを基準の金属色にして色味や艶具合を調整した塗料を吹き付け。
こうして見るとコントラスト強目、もう少しトーンを揃えても良かったですね。
 
 
マフラーは光の加減で熱が入った金属地が透けて見えるようなイメージで塗ってみましたが微妙…
スムース系のつや消しブラックにグレー系のダストでフィルタリングが正解かも。
 
 
何はともあれエンジンを組んでみます。
 
 
オプションパーツのクラッチ、エアファンネルがいい仕事しています。
 
 
燃料タンク、シートカウルも下塗り完了。
この時代の「ファイティングレッド」はどんな色調だったのでしょうか。
CB400FourやS800の赤に近い感じなのかしら。
ちなみにタミヤの指定はTS-49ブライトレッドです。
 
 

Honda RC166 GP RACER_01

秋分・初候・雷乃収声「らい すなわちおさむ・雷が鳴り響かなくなる」
連休も終わり徐にリブート
朝飲むコーヒーがより沁みるような時節となりました。
今年は卓上コンロと土鍋を新調して鍋物の到来を待つことにしませう。
 
  
ちょっとプラモデルな気分だったので迂闊に手を出してみました。 
TAMIYA 1/12 Motorcycle Series No.113 Honda RC166 GP RACER
発売は10年以上前なのですが名作の誉れ高いキットであります。
 
 
先ずは各パーツの切離しと整形から。
この作業、ちょっと良いプラモデル用薄刃ニッパーを使用するのが吉。(手間、ストレスがかなり低減します)
 
 
本キットの主役とも言える250ccのDOHC4バルブ並列6気筒エンジン。
空冷はフィンの所為かクォーターでもそれなりのボリューム感があります。
 
 
クラッチはディテールアップパーツのフロントフォーク・クラッチセットを使用します。
それなりに目立つ箇所なので費用対効果は高そうです。
 
 
フレームも少ないパーツでパチパチと組みあがります。
華奢な造りのカウルステーは折れやすそうなので取り扱い注意です。
 
 
今回はディテールアップパーツのスポークホイールセットは使わずキットパーツを組み立てます。
このクオリティでパチピタと組めるのは流石タミヤ、ただ材質がABSなのでそれに対応する接着剤が必要。

漂白剤等でメッキを全て剥離してから組み立て後メッキ調塗装で仕上げる手法も接着部のメッキ剥がしの手間が省けるので有りかもです。
  
    
各パーツに状態チェックのためサーフェイサー吹き付け。
 
 
この辺りまでの作業が比較的スムーズに運ぶのがタミヤキットの美点。
 
 
念のため透け防止の黒サフを燃料タンク、各カウルの内側に吹き付けておきます。
シート表面もバックスキンの質感に近づけるべく何かしら塗装した方が良さげですね。
 
1/12バイク模型のサイズ感、やっぱり良いなあ。

VINCENT Black Shadow

立冬・次候・地始凍「ち はじめてこおる・大地が凍り始める」
新宿花園神社の一の酉も終わってそろそろ本気の冬支度へ
 
前回の「赤影」(白影)に続いてひと回り小さな「黒影」についての話。
Vincent Series C Black Shadow “The Vincent” Matchbox – No. PK-703 – 1:12
同キットは現在レベル社から発売されていますがオリジナルはマッチボックス社です。
ボックスはかなり痛みがきていますがイラストも含め魅力的なデザインであります。
 
 
発売は1980年、地元の模型屋に取り寄せてもらったものです。

Vincent Black Shadowの模型と言えばオーナーズクラブの1/8スケールキットが有名ですよね。
原宿セントラルアパートで販売されていたそのメタルキットは田舎のプラモ小僧には絶対に手が届かぬ秘宝のような存在でありました。
 
 
組立説明書は味のある手描きイラストで構成されています。
なんか技術家庭科での製図の授業を思い出しますねえ。
 
 
マルチ言語の色指定も趣があります。
スチール色はナイトブラックと表記されてますがどのブランドの塗料に対応させたのでしょうか。
 
 
メッキランナーは2枚(他はリムとスポーク)
この年代のモデルにはメッキパーツは必須。
もし製作する場合は全部剥離せずにアイキャッチ的に使えば効果的かも。
 
 
一部パーツは経年変化なのかグンニョリと変形しております。
 
 
黒ランナー
ランナー枠が半円柱のかまぼこ型というのが洋プラらしいです。
 
 
ディテールはかなり繊細
チェーンなどはゲート処理がちょっとコワイ
 
 
「赤影」ではレジンの一体成形だったタンクは5ピースで構成されています。
 
 
グレーランナー
こうしてみると多色成形された結構豪華な内容のキットだったのですね。
彩色しなくてもそれらしい雰囲気は出せそうです。
 
 
シリンダーのフィンは少し彫り込みを整えるだけでも良さげな感じです。
 
 
ステップのモールドもNiceでございます。
 
 
クリアパーツ
 
 
デカール
印刷クオリティは良好なのですが保護紙が貼りついた状態で使用できるかは微妙なところ。
 
 
前後のタイヤ
少々粉吹き状態ですがゴムの状態も良く洗浄すれば大丈夫でしょう。
 
 
個人的にはサイドウォールの「AVON」ロゴがお気に入りであります。
 
 
どうやら当時の自分はスポークの金属線への張り替えを目論んでいたようです。
身の程知らずですね、アホです…

このまま死蔵させておくのも忍びないのでエンジンだけでも組んでみましようかね。
ちょうど良い立体資料も手に入った事なので
 
 

VINCENT White Shadow 1950

立冬・初候・山茶始開「さんちゃ はじめてひらく・山茶花が咲き始める」
平年と比べ穏やかな立冬入りのような気がします。
このまま事荒立たず、ゆるゆると年末モードにしていきたいものであります。
 
 
VINCENT (Late Type) White Shadow 1950 1/9scale Fulldetail:KitK622 (Ver.B)
 
 
先日再販された“NR”が入る予定だった隙間に詰め込むために購入しました。
今回入手したのはVer.BのWhite Shadowでございます。
ちなみにVer.A、Ver.Bの差異はフロントブレーキだけのようなので「赤影」「黒影」どちらでも作れそうです。
 
 
キットにはマッシブなメタルの塊がゴロゴロと入ってます。
1/43サイズに慣れてしまっている身にはその質量に圧倒されます。
 
 
ロゴの彫刻は何かで保護しておかないと表面処理時に欠けてしまいそう。
 
 
エンジンパートはメタルパーツをポリッシュして仕上げる「赤影」よりも黒塗装の「黒影」のほうがパテ等も使えるので取り組み易いかもです。
あとメタル生地仕上げは後々の酸化防止措置も難題であります。
 
 
ハンドルパーツ
ちょっとした弾みでブレキレバーが折れそうです。
取扱要注意ですね。
 
 
ボルト、リベット、チェーンのローラー、シリンダーのフィン等々、小パーツもホワイトメタルで構成。
完成後の重量は如何程に… 想像すると恐ろしい
MFHのキットは完成後はその重量がいろいろと悪戯する場合があります。
いろいろと対策が必要かも。(過去NSR500で痛い目を見ています。)
逆に1/43キットはあれっと思うほど軽く仕上がる傾向がありますね。
 
 
ホイールリム、歪み取り、スポーク穴開け、表面ポリッシュ作業が待ってます。
本音を言うと形状再現に難があるとしてもこのバーツはアルミ削り出しにして欲しかったです。

この辺を見るとタミヤのRC166オプションパーツの構成が羨ましくなります。
 
 
ニップルとスポーク
スポークはサイズ調整と追加の折加工が必要です。
素材がステンレスだとしたら鋼線対応のニッパーを用意しないとですね。
 
 
タイヤはゴムというより樹脂のような素材で中空でなくソリッドタイプ。
繊細に彫刻されたトレッドパターンが嬉しいのですがサイドウォールのメーカーロゴは無しです。
 
 
エッチングパーツは少な目ですね。
チェーンプレートがゲートレスなのはgood! 塗装は難しそうなので「黒染め」を検討しましょうか。
 
 
タンクはレジンパーツとなっております。
これまたなんと一体注型無垢のレジン、まるで石鹸のようです。
これなら合わせ目消しも必要なく、貼り合わせ部分が途中で割れたりもしません…
だだし更なる重量増がががが

以上、足早でしたがキットレビュー?でございました。

兎にも角にも「重量級キット」には間違いないはずです。
着手する際には心身共にコンディションを整えないと痛い目にあいそう。
 
 

YAMAHA YZR500 (OW98)_Fin.

月末+金曜日+ハロウィン、そして三連休。

今さらですがOW98の完成画像をシレッとアップします。
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
YAMAHA YZR500 (0W98) 1988 Hasegawa 1:12+Third party Decal
 
 
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
ハイディテールなハセガワのバイクキット、今回も基本素組に別売デカールで仕上げました。
 
 
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
手を入れた部分は、ワイヤー類を手芸用のゴム糸に交換、アルミパイプでパイピング基部にニップルらしきものを追加、カウルのファスナー類にはTop studioのエッチングを貼付、あとはステアリングダンパーのシャフトを洋白線に変えたくらいです。
 
 
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
塗装に関しては極力マスキング+エアブラシで仕上げていきました。
手間がかかり面倒ではありますが1/12のような大スケールですと効果的かと思います。
それにしても最近の金属系塗料の性能は素晴らしい、金属色+クリアカラー+艶のコントロールでいろいろなパーツを表現していくのはちょっと面白い作業でした。

レーサーは市販車と較べるとストリップ状態でも其れなりに絵になります。
 
 
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
1988モデルにナンバー21は考証的にはかなり問題ありなのですが、前年モデルに最新のマーキングを施したプレス宣材仕様ということで見逃してください…
このブログはこの手の良い訳がましいモデルが多いですね。ゴメンナサイ。
 
 
YAMAHA YZR500 (0W98)  1988
とにもかくにも、ファクトリーカラーを纏ったOW98を製作する事ができました。
自分の中ではこの時期のYAMAHAといえばこのストロボマーキングを外す事はできないですね。
YSR、TZR、DT、YZ、どれもホワイト/レッドのファクトリーカラーが印象的でした。

ハセガワのバイクキットですが精度が高い分、仮組、調整作業などが必須ですがメカ好き、工作好きな方にはかなりオススメです。
次は1989年のチャンピオンモデルのNSR500が発売予定、ロスマンズカラーに金色ホイールのモデルです。

他の画像も今回はかなり多めにFlickrのフォトギャラリー(album:1/12 MOTO)にupしています。
よかったら覗いてみてください。

今週の更新はここまです。みなさま良い週末をお過ごしください。

Ferrari F40 GTE 1996

三連休前の週末はいろいろと面倒で草臥れました。
折角のお休みですが台風の影響がありそうで少々心配ですね。
相も変わらずのバタバタ具合で仕掛品にはほとんど手が付かず、恒例のフォトギャラリーの案内で場繋ぎです。
モウシワケナイ…

Ferrari F40 GTE 1996
BBR Ferrari F40 GTE ”IGOL” BPR 1996
自分としては好き嫌いは別としてF40はFerrariのアイコン的なアイテム。
でも、そろそろクラシックの範疇に入ってきたようにも思えます。
BBRのF40は余り似ていないけどカッコは良いように思えますがどうでしょう。
F40は1/43以外のスケールも含め数多くのキット、完成品ミニカーが世に出ていますが決定版といえるものはあるのかしら?
Ferrari F40 GTE 1996
キットは1996年のBPRでIGOLカラーで出場していたタイプでしたが、本作は10年位前に外貼窓の練習と赤系塗料のテスト用に適当にでっち上げた物。
今思うともうちょっと真面目に作っておけば良かったと後悔してます。
あとサイドウインドに付くミラーは紛失したようです。
手持ちBBRキットはほとんど残っていないのですが、512Sくらいはその内と思って早何年か…

他の画像もFlickrのフォトギャラリー(album:1/43 Model cars)にupしています。
よかったら覗いてみてもらえるとうれしいです。

連休中にはFW07Bに目処をつけ、撮影したデータのギャラリーへのアップ準備をして、次作の1/43モデルの支度が出来れば良いなと思っております。

今週の更新はここまでとなります。それではみなさま良い週末をお過ごしください。

YAMAHA YZR500 (OW98)_11

今日はずる休み、強引に4連休にしました。

IMGP1253bなんとか完成。
後方にスッと延びたチャンバーがカッコイイ、いかにもYAMAHAの2st.レーサーといった風情です。
今回はストリップ状態の画像ですが、カウルがついた姿はもう少しお持ちください。
ハセガワの1/12バイクの特徴でもあるのですがカウル類と車体のクリアランスがかなりギリギリ、一度セットするとストリップ状態にするのが厳しそうなので後日撮影をしながら付けていく事にします。
 
 
IMGP1245bOW98の最後の記事は7月28日なので約2ヶ月間放置状態していた事に…
またもや完成間際にちょっとした面倒事があると後回しにする悪しき傾向です。
やっぱり勢いがついたら最後まで持ち込まないとダメですね。

ハセガワの次の1/12バイクはNSR500 1989ですか… このシリーズは続いて欲しいので購入予定ですが永遠に積み在庫になりそう。