VINCENT“White Shadow”_Fin.

小寒・初候・芹乃栄「せり すなわちさかう・芹がよく生育する」
 
 
VINCENT “White Shadow”
VINCENT(Late Type)“White Shadow” Model Factory Hiro 1/9 scale Kit K622-Ver.B
 
 
VINCENT “White Shadow”
夏休みから冬休みまでの約5ヶ月を経てどうにかこうにか形になりました。
 
 
VINCENT “White Shadow”
1/9バイクモデルを組むのは30年以上前のプロター・ノートンマンクス以来なのですごく久々。
改めて感じたのは工作を楽しむには絶妙なスケールという事。
 
 
VINCENT “White Shadow”
本キットは大部分のパーツがホワイトメタルで構成されているためかなりの重量あります。(完成重量約650g)
完成後は倒すとスッテプ、ハンドルがひしゃげてレバーが折れる恐れがあるので要注意です。
 
 
VINCENT “White Shadow”
MFHの1/9バイクキット、高価でおいそれと手は出せませんが他キットにも挑戦してみたいですね。
また今回もMFHのユーザサポートには感謝です。

完成時を含めこれまでの画像をFlickrアルバムにまとめてあります。
お時間がありましたら見てやってください。
 
 

VINCENT“White Shadow”_06

冬至・初候・乃東生「ないとう しょうず・夏枯草が芽を出す」
今年も押し詰まってまいりました。
あれこれを片付け、あれやこれやを買い揃えたりとそれなりに忙しくし過ごしております。
 
 
前回から一ヶ月以上経過してしまいましたがこの間の進捗をザックリと記しておきます。
リアフレーム組立、ホワイトメタル無垢のフェンダー取付に少々梃子摺りました。
複数あるステーとの位置調整が面倒です。

塗装されたメタルパーツはプラやレジンとは違った風合いがありますね。
今回はハンブロール・エナメルの筆塗りをイメージしてコッテリ気味に仕上げてみました。
 
 
ここからはスチレンボードを利用したベース上で作業していきます。
パワーユニットとリアフレームを接続、こうなると俄然バイクの模型らしくなってきます。
この時点でテンションUPです。
 
 
無事に後輪が付きました。
チェーンはあまり弄っているとホワイトメタル製のロラーピンが変形し全体が伸びてくるので手早く始末するのがポイント。
 
 
リアフェンダー全体と燃料タンクのフィッティングを確認。
 
 
フロントフォーク周辺の組立へ
 
 
こちらもフェンダーの取付に苦戦しました。
予め前後ステーの形状を整えておかないとキレイに収まらないです。
 
 
クリアコートを一ヶ月ほど乾かした燃料タンクも軽く磨き上げておきました。
燃料コックのディテールが良い感じです。
 
 
先に燃料タンクを取り付けパイピングも施しておきます。
 
 
フロントフォーク、前輪、ブレーキ関係のパーツを組み付け。
これで前後輪が付いたバイクの形態になりました。

残りはエクゾーストシステム、ペダル類、ハンドル周り、サドル、保安部品系のあれこれといった感じです。
当初はクリスマス前の完成を目論んでおりましたが厳しい状況です。
それでもなんとか今年中に… という事でもうちょっと踠いてみますか。
 
 

VINCENT“White Shadow”_05

立冬・初候・山茶始開「さんちゃ はじめてひらく・山茶花(つばき)が咲き始める」
平年、昨年とはまた違った感じで街は色付きつつあります。
行きたい場所、見たい催し、食べたいもの、会いたい人、いろいろと思い浮かべる今日この頃。
まずは桜木町の110形に会いに行きましょうか。
 
 
きまぐれに始めた「夏休みの工作」も11月に突入しました。
このキットですが一昨年のちょうど今頃にレビューをアップしていますね。

来年こそはホビーフォーラムが開催される事を願っています。
 
 
製作はシーズン3へ。
チェーンとスポークホイールの組立、慣れない作業に戦々恐々。
 
 
先ずはホイールリムの研磨から、ポリッシュ仕上げする予定の前後フェンダーと同時作業です。
リムはセンターにパーティングラインがありスポーク穴のディテールを壊さず整形するのに難儀しました。
研磨後はプライマーとクリアー塗料で表面コーティング。
 
 
チェーンはエッチング加工のステンレスプレートとホワイトメタルのローラーを組み合わせる構成。
ローラーのピンをかしめる作業にちょっとコツが必要かも、接着剤等を利用した仮止め併用も有りかと。
プレートはあらかじめ黒染め液等で表面処理しておくとよりベターですね。
 
 
チェーンは一応可動式ですがドリブンスプロケットは固定、後輪をクルクル回して遊ぶのは無理そうです。
 
 
数少ないデカールへのクリアコートも完了。
ラッカー塗料なのでいつものように一ヶ月ほど乾燥期間を設けます。
 
 
何はともあれ作業完了です。やったね!
作業のコツがつかめた頃には終わってしまいます。でもおかわりはしばらくいらない…
 
 
スポークに0.5mmのピアノ線を使用するため鋼線に対応するニッパーがあると便利です。
100円ショップ等のニッパーを使い捨てでもいけるかも。
 
 
エンジンにはフロントスタンド、バッテリープラットフォーム、オイルラインを組み付けていきます。
燃料ラインはタンクが仕上がってからですね。
キットに付属する布巻きホース風のパーツは良好なディテールなのですが固すぎて扱いにくい感じでした。
 
 
次はリアフレームとフロントフォークの組立です。
 
 

VINCENT“White Shadow”_04

寒露・末候・蟋蟀在戸「しっそく こにあり・蟋蟀が戸の辺りで鳴く」
晩夏から秋を通過しいきなり冬の入り口に立ったかのような肌寒さに戸惑い。

昨夜は陰暦九月十三夜、都内でも冷んやりとした白い光が降りそそぎました。
マロングラッセとミックスナッツをおつまみにウイスキーで後の月見。
 
 
シーズン2スタート!
外装パーツの塗装、仕上げが主な作業となります。
 
 
ガソリンタンクは無垢のレジン、ガソリン、オイルの給油口がそれぞれ設けられています。
 
 
今回はグレーに加えてピンクカラーのサーフェイサーを試用してみました。(タミヤ製)
スプレータイプでお手軽、キメも細かく良い感じ、レジン、ホワイトメタルへの定着性も問題なさそうです。
 
 
フィニッシャーズのシルクレッドとディープレッドを適当に混色して吹付ました。
これだけの数があると自分の塗装環境ではかなりヘビーな作業、1/43カーモデル3台分を一気に塗ったような感覚、終了後防毒マスクを外した後はヘロヘロに…
 
 
タンクとエンジンが合体するとバイク模型らしくなってきました。
1/9、プロター以来久しぶりに組んでみましたが中々絶妙なスケール感です。
ただコレクションするにはちょっとサイズが大きめかしら。 
 
 
象徴的な「黒装束姿」には抗えない魅力がありますがメタル生地の質感とビビッドなカラーの組み合わせも悪くないように思えます。
 
 
塗料の乾燥を待ってまとめられるパートは組み上げ、数少ないデカールを貼ってシーズン2は無事?に終了。
クリアコートや細部の仕上げはシーズン3に先送りです。
 
 
1/9 VINCENT GIRDRAULIC FORK+RACING FRONT BRAKE DRUMと1/43 Bugatti Type 35
どちらも時代を越えた機能美が伝わってきます。
 
 

VINCENT“White Shadow”_03

白露・末候・玄鳥去「げんちょう さる・燕が南へ帰って行く」
今夜は十五夜前の待宵の月、白く涼しげな光が綺麗。
騒動が落ち着いたら何処かお月見に出掛けたいですね。
とりあえずは明晩の供物に栗 葡萄 衣かつぎを準備です。
 
 
いくつか未装着部品もありますがパワートレインが大体完成しました。
エンジンスペックは空冷4ストローク 998cc (60.9cuin) 50°OHV V-twin 55bhp (41kW) @5,500 rpm
 
 
やはり塗装とは違った質感がありますね。
重量感もバッチリです。(ジッサイスゴクオモタイ、文鎮級デアル)
 
 
オイルタンク兼センターフレームと結合、これでシーズン1の目標達成です。
ヤッタネ!
 
 
当初とは予定変更してここで中断せずにキリが良いところまで製作を続ける事にします。
ちょうど気候も塗装に適した頃合いになってきましたからね。
まずは塗装するパーツの下地処理と「赤」の色加減を決める作業からです。
消防や郵便に見えない赤いバイク、結構悩ましい…
 
 

VINCENT“White Shadow”_02

処暑・次候・天地始粛「てんち はじめてしゅくす・ようやく暑さが鎮まる」
今日から九月、長月、September、スイッチが入ったかの様に涼やかな水曜日。
からし色のシャツは持っていませんがメモ帳のカバーはからし色に衣替えです。
 
 
シリンダーヘッド
メタルの塊をチマチマと仕上げていきます。
フィンの奥まった部分を削る薄刃のヤスリが欲しくなります。
 
 
フロントスプロケット
パーツ毎に仕上げ具合を変えてみたりするのも面白い。
 
 
キャブレター
 
 
リアフレーム
当初はオイルタンクを含めたエンンジン周りのみの製作予定でしたが塗装の段取を考慮し赤で塗るパーツを重点的に進めていくことにします。
 
 
ブレーキパーツ
こちらもドラムが赤になります。
それにしてもステンレスのエッチングパーツが硬くて整形に一苦労…
 
 

VINCENT“White Shadow”_01

立秋・初候・涼風至「りょうふう いたる・涼しい風が立ち始める」
残暑お見舞い申し上げます
 
 
夏休みの工作2021
停滞気味の模型製作、気分転換に1/9スケールのオートバイを弄ってみることに。
まずはエンジンからスタート。
 
 
MADE IN ENGLAND VINCENT
 
 
主だったパーツはメタル生地を生かした無塗装仕上げの予定。
 
 
シリンダーフィンのパーツは前後で20枚
傾きや曲がりををチマチマと修正。
 
 
ヘッドパーツはメタルの塊
これまた整形に手間が掛かりそう。
 
 
とりあえず仮組み
998cc, 50°V-twin
 
 
今夏はエンジンの完成とフレームへの組み付けチェックまでが目標
それにしてもこの段階でかなりの重量、完成時がちょっとオソロシイ…
 
 
 

Honda RC166 GP RACER_Fin.

立冬・末候・金盞香「きんせん こうばし・水仙の花が咲く」
11月も半ばとなりましたが小春日和の水曜日。
ふらりふらりと何処かに出かけたくなるような陽気でありました。
 
 
今回でTAMIYA 1/12 Honda RC166 GP RACERも完成。
同じ会社、同じスケールの3L、V8エンジンの模型と記念撮影、ボリュームがかなり違いますね。
それとRC166の車体が如何にスリムでコンパクトであるかが強調される絵面です。
 
 
カウルの塗装はガイアノーツのEx-シルバーを使用。
当初はクレオスのC-8シルバーを予定していたのですがこの時期入手出来なかったのでセカンドチョイスです。
タンク及びシートカウルはフィニッシャーズのシルクレッドとディープレッドを混色。
デカールはタミヤ製、フロントのゼッケンサークルに関してはデカールは使わず塗装で処理しています。
このデカールちょっと使い勝手に癖がありフィルムは薄い割に固く割れやく、またソフター類の効き方もピーキーな感じでした。
ただクリアコートに関しては問題もなくフィルムの薄さが功を奏したのか研ぎ出しもスムーズに完了。
 
 
クリアコート、研ぎ出しという苦行のような工程が終わったのでサクサク組み上げていきます。
シート座面はフラットベースを効かせたブラックグレーをガサガサ気味に吹き付け。
実車はスエード生地が貼り込まれているのでそれを意識してみました。
さらにオプションパーツのリベットを植え込んでありますがちょっと目立ち過ぎかもですね。
 
 
紆余曲折ありましたが好ましい佇まいに仕上がったかと思います。
レーサーモデルのネイキッド姿は2輪、4輪問わず大好物!

それにしてもほぼパチ組でこのクオリティ、本当に傑作キットであります。
 
 
フロントカウルはその辺に直置きではちょっと雑すぎるのでカウルスタンドをでっち上げておきました。
ただ出来上がりはオフィスのコートハンガーの様でスペシャル感まったく無しの風体、それでもホンダコレクションホールのデカールでもあればそれらしく見えるかもです。
 
 
折角なのでフロントカウルを装着、この出で立ちもコンパクトさがより強調される感じで良いです。
ウインドスクリーンはインジェクションパーツとしては透明度も高く厚みもさほど気になりません。
 
 
こうして見るとクリスマスに合いそうなカラーリング、12月になったらケースに入れて飾っておきましょうか。
 
 
8月初旬から作り始め、クリアコートを入れてこの期間で完成なら自分の製作ペースとしては上々ですね。

久々のバイク模型でしたが大きなトラブルも無く純粋に工作を楽しむことができました。
次はSUZUKI GSX-RR 2020 MotoGPレーサーを作りたい!お願いしますタミヤさん。