1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_Fin.

当ブログでは久しぶりの完成披露です。

完成品は三月末、発注主に無事引渡し完了しています。
その時の反応が微妙だったのが少々気掛かり…

今回は画像サイズをいつもより大きめにしています。
それにしても艦船模型をキレイに撮るのは難しいですね。

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右舷前方から
やはり巨大な艦橋部がまず目に入ってきます。
空中線がピンと張れていないのがまる解り…お恥ずかしい。

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左舷後方から
艦中央部のゴチャゴチャと詰め込んだ感と船尾に向かってのスッキリとしたシルエットが気に入ってます。

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13基の三連装機銃と連装高角砲6基でハリネズミ状態
対空に特化した兵装と城郭のような艦橋部が現在のイージス型護衛艦を彷彿させます。

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航空甲板周り
エッチングパーツの効果がハッキリと分る部分です。
内火艇や艦載機をもう少し丁寧に仕上げれば… もし次があるのならがんばりましょう。

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兵装強化のためバルジがついて若干グラマラスになってますが日本の重巡らしいスマートな船体形状が印象的。
重武装されてはいてもやはり”cruiser”です。

暫く艦船模型は「おなかいっぱい」いうのが正直な気持ちですが、塗料や空中線用の材料が残っていいるので駆逐艦くらいなら簡単に作ってみるのもいいかな。
艦船模型といえば、大きなパッケージでちょっと目立つこれをやっつけるのも有かも。
最新のバンダイの技術は凄い事になっているようなので興味はありますが当分先かな。

製作記に長々とお付き合いいただきありがとうございました。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_10

梅雨入りする前に一塗りしたいところです。

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前後マストのロッドで空中線取付け時にテンションが掛かりそうな部分を洋白線に置き換えます。
後部マストのトップは半田で組み上げ、お粗末な出来に製作のテンションはダウン…
何度もやり直す気力もないのでこのまま使います。
この手の作業が精度良く仕上げられるようになりたいものです。

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電探エッチングパーツの仕上げ。
特に21号対空電探はエッチングの効果大、それに対して13号は細か過ぎて上手く組めませんでした。

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後部マストに付く艦尾信号灯は赤、緑、白の配色がよく判らなかったのネットで検索してみましたがこれで良いのかしら…
燈火の部分はシルバーを置いてから赤と緑のクリアカラーを塗装、最後にジェルクリアでレンズ風に。
何かカーモデラーらしいこだわりです?

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探照灯はクリアパーツで成型されてます。
レンズ面をマスキングしてメッキシルバー、ブラック、軍艦色の順番で塗装。
マスキングを剥がしてみると想像以上に光ってます。
軍艦の装備品としてちょっと目立ち過ぎのような気がしますがどうなんでしょうか。

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カバーを塗ってから砲身を取付け主砲が完成。
カバーは色の加減が難しいです。
以前カバー部はパテかなんかで作っていたような記憶がありますが、このキットでは予めモールドで表現されているのでありがたいですね。

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艤装作業も終了して最後に空中線を張っていきます。
この作業が一番キツカッタ。
張り線には鮎釣用金属糸を流用した艦船模型用極細金属張り線を使用したのですが慣れない素材ゆえ苦戦。
細いとは言っても金属線なので切断にはそれ相応の工具が必要になるし、線自体にも巻癖も全く無い訳ではないのでその辺りの調整にも一苦労。
新しい瞬間接着剤を用意してゆっくり少しづつ進めていきましたが結果はボロボロに… ほんと慣れるしかないようです。

ダラダラと製作記を載せてきましたが次が最後、やっと完成です。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_9

今日は風が強く、街もホコリぽかったです。
目にゴミが何回も入り込んでつらかった…

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艦載機の零式三座水上偵察機を仕上げます。
主翼、尾翼の厚みが気になったので削り込んでみましたが、もう少し薄くした方が良かったみたい。
プロペラ軸を真鍮線に差替えてエッチングのプロペラを取付け。
これだけでも精密感が随分とアップしますね。
パーツは透明プラ材で成型されているのでキャノピー部分をマスキングして各カラーを吹き付けます。

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コクピット色、暗緑色、明灰白色の順番塗りました。
暗緑色はスケールを考えるともう少し明るめにしておけば良かったかもです。
凹モールドで表現されたキャノピーフレームにエナメルの暗緑色を流して終了。
画像では解りにくいのですがちゃんとキャノピー部分がフレームを残して透けていています。
ちなみにフレーム部分はエッチングで置き換えるのが最近の主流のようです。
最後にデカール(フロートのラインデカールは紛失のため手描き、かなり太くなってしまいました…)と簡単な汚し塗装でフィニッシュ。
地味な色合いの艦船模型では艦載機は良いアクセントになりますね。
初期WLの飛行機パーツからみると格段に精密度が向上していますがその分仕上げるのに時間も手間も掛かりました。
空母の場合はこの作業が何倍もあるかと思うとゾッとします。

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機銃台にでき上がった三連装機銃を取付けます。
艦橋前部のハリネズミ感が半端ないです。
機銃類や砲身は目が行く部分なのでアフターパーツへの交換をしたくなってきますが、建造予算が大幅にアップして財政に多大なる影響を与えます…

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艤装も大分進みました。
でも、細かなパーツの仕上げがまだ残ってます。

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なんか5月もあっという間に過ぎていきそう… 

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内火ランチや9m内火艇を仕上げます。
塗り分けてからエナメル系塗料で軽くスミ入れして終了。
昔のウォーターラインシリーズに入っていたパーツと比較すると形状やディテールが格段に向上していると思います。

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ロープに見立てた銅線でくくり付けてから設置。
クリアランスがほとんど無い状態で結構苦労してます。
各甲板にウォッシュ時の塗料がまだ残り過ぎているのでその都度拭き取るようにします。

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三連装機銃などの火器もエッチングパーツを付けて塗っていきます。

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ちょっとスケベ心を出してダメコン用の材木を実際の木片で作ってみましたがもう少し考えた方がよかったかも…
色も明る過ぎて悪目立ちしそうなので暗めの塗料を染み込ませておきます。

艦船模型のスミ入れやウォッシュは加減がよく解らず難しかったです…

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_7

連休明けの水曜日、気持ちの良いお天気になりましたが草臥れました…
やはり連休明けはバタバタします。

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船体の他各パーツに軍艦色を吹き付けました。
クレオスの軍艦色2にスミ入れやウオッシュを施す事を考慮してセミグロスのホワイトを足して明るめに調色したものを使用してます。
マスキングを剥がして(これが一苦労)艦橋のメインブロックを載せてみます。
やはりサーフェイサーとは違ったシットリとしたテクスチャーが良い感じです。

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船尾方向はこんな感じ。(WBがえらく転んでる?)
チマチマとマスキングした効果はあったようで、これなら少々のタッチアップでなんとかなりそうです。
抜きの関係上致し方ないのですがホーサーリールの形状が少々気になります。
この部分だけでもアフターパーツに変えるのも有かもですがアフターパーツ類は使い出すと切りがなくなりそうです。

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ランチ収納部の吹き抜け構造がかっこいいです。
卓上ドックでの工程は甲板上構造物の据付と艤装へと進みます。
あと艦載機やランチなどの小物も仕上げていきます。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_6

連休明けの水曜日がチョッと恐いです…

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やっと色が付きましたが地味な色目、ドックでのさび止め塗布作業みたい。
塗料はクレオスを指定通りに、甲板部分にはウッドブラウン、船体側面に艦底色を吹き付け。
リノリウム甲板の色味ですが、昔パクトラタミヤを筆でペタペタ塗っていた頃はもう少しオレンジ気味だったような記憶があります。

半年振りのエアブラシ塗装でしたがブースの設置、周りの養生、終了後の後片付けホントに億劫。

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乾燥後、第一の難関というか苦行の甲板マスキング作業。
細切れのマスキングテープを無心に貼っていきます。
マスキングテープのカットには円筒状の箇所が幾つかあるためサークルカッターやポンチも使ってます。
鉛直方向にリノリウム色が残るとちょっとカッコ悪いのでテープの浮きがないように爪楊枝を削ったヘラやドライバーなどでしっかりと密着させます。

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無心に作業していたら朝になってしまいました。(すいません、ウソです。)
甲板のマスキングが終わったら側面の艦底色を残す部分を1mmの幅でマスク、バルジがあるためか甲板よりもテープを張るのに苦労しました。
ついでに船体を固定する作業台も養生しておきます。
結構時間が掛かりましたが個人的には無心で作業出来て結構好きかもです。
マスキングテープよりもゾル系の方が効率的かもしれませんが扱いが苦手なので地道にテープを貼っていく方が合ってそうです。
キットによっては予めカットされたマスキングシートも市販されているので利用するのも良いかも。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_7は連休明け更新予定です。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_5

今日から5月、風は強目ですが陽射しは初夏。
早仕舞いをして生ビールてな感じの木曜日です。

主だったパーツの準備が出来たのでサフ吹きして様子を見ます。

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プラパーツやエッチングパーツの繊細なディテールを潰さないように薄めの塗膜を心がけてましたが、缶サフだと難しいですね。
それでも色艶が統一されそれまで解りづらかったディテールが浮かび上がってくるのはウレシイ!模型製作の過程でも好きなプロセスのひとつです。

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艦首側の主砲塔もこんな感じに。
当初リノリウム甲板の止め金具をディテールアップしたかったのですが、自分には無理そうだったので今回はスルー。
上手く表現できると止め金具の金色が映えて良い感じなのだけど… 船舶模型に金色の差し色は有効だと思うのです。

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何か軍艦色塗らなくても良さそうな気もしてきましたが、そういう訳にもいかないので次のステップに進みます。

1/700 IJN Heavy Cruiser Maya 1944_4

連休の中日は雨模様、若葉の緑が鮮やか。

引き続きエッチングパーツを使った作業。

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キット主砲塔パーツに放熱口などが再現された装甲表面のエッチングパーツをエポキシ接着剤で貼っていきます。
パーツは展開図状態になってますが一旦切り離して各面づつ処理した方が上手くいきました。

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手摺りやラッタルを取付けて船体に仮置してみます。
プラパーツでは難しいディテール表現にちょっとニヤッとしてしまいました。
但しエッチングパーツの分だけ外寸が大きくなるため各砲塔間のクリアランス調整が必要になります。

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後部構造物にもエッチングパーツを付けていきます。
メーカ純正パーツなので手摺りのサイズや折曲げ位置の設定が適正で助かります。
でも探照灯台座のパーツは少々調整が必要。

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前後煙突もほぼ完成。
ジャッキステー等のパーツもほぼ問題なく貼り付ける事が出来ましたが仮組をしてみると機銃台やマストパーツと干渉しており苦労して接着したパーツの一部を取り外し、台座パーツも削って調整することに。

仮組時の確認を何回かしてきたのですが、やはり簡単にはいかないようです。