Honda RC166 GP RACER_Fin.

立冬・末候・金盞香「きんせん こうばし・水仙の花が咲く」
11月も半ばとなりましたが小春日和の水曜日。
ふらりふらりと何処かに出かけたくなるような陽気でありました。
 
 
今回でTAMIYA 1/12 Honda RC166 GP RACERも完成。
同じ会社、同じスケールの3L、V8エンジンの模型と記念撮影、ボリュームがかなり違いますね。
それとRC166の車体が如何にスリムでコンパクトであるかが強調される絵面です。
 
 
カウルの塗装はガイアノーツのEx-シルバーを使用。
当初はクレオスのC-8シルバーを予定していたのですがこの時期入手出来なかったのでセカンドチョイスです。
タンク及びシートカウルはフィニッシャーズのシルクレッドとディープレッドを混色。
デカールはタミヤ製、フロントのゼッケンサークルに関してはデカールは使わず塗装で処理しています。
このデカールちょっと使い勝手に癖がありフィルムは薄い割に固く割れやく、またソフター類の効き方もピーキーな感じでした。
ただクリアコートに関しては問題もなくフィルムの薄さが功を奏したのか研ぎ出しもスムーズに完了。
 
 
クリアコート、研ぎ出しという苦行のような工程が終わったのでサクサク組み上げていきます。
シート座面はフラットベースを効かせたブラックグレーをガサガサ気味に吹き付け。
実車はスエード生地が貼り込まれているのでそれを意識してみました。
さらにオプションパーツのリベットを植え込んでありますがちょっと目立ち過ぎかもですね。
 
 
紆余曲折ありましたが好ましい佇まいに仕上がったかと思います。
レーサーモデルのネイキッド姿は2輪、4輪問わず大好物!

それにしてもほぼパチ組でこのクオリティ、本当に傑作キットであります。
 
 
フロントカウルはその辺に直置きではちょっと雑すぎるのでカウルスタンドをでっち上げておきました。
ただ出来上がりはオフィスのコートハンガーの様でスペシャル感まったく無しの風体、それでもホンダコレクションホールのデカールでもあればそれらしく見えるかもです。
 
 
折角なのでフロントカウルを装着、この出で立ちもコンパクトさがより強調される感じで良いです。
ウインドスクリーンはインジェクションパーツとしては透明度も高く厚みもさほど気になりません。
 
 
こうして見るとクリスマスに合いそうなカラーリング、12月になったらケースに入れて飾っておきましょうか。
 
 
8月初旬から作り始め、クリアコートを入れてこの期間で完成なら自分の製作ペースとしては上々ですね。

久々のバイク模型でしたが大きなトラブルも無く純粋に工作を楽しむことができました。
次はSUZUKI GSX-RR 2020 MotoGPレーサーを作りたい!お願いしますタミヤさん。
 
 

Honda RC166 GP RACER_03

秋分・末候・水始涸「みず はじめてかる・田畑の水を干し始める」
今年は祭日がない神無月であります。
なんか日々を過ごす上でのアクセントや句読点が無いようでいてちょっと物足りないですね。
しょうがないので月末からの“4連休”についてあれこれ考えておくことにします。
 
塗装が済んだパートを組み立て。
タミヤキットなので特に問題となる箇所も無くサクサクと形になっていきます。
 
  
やはりこのキットの主役はエンジンユニットのように感じます。
ここから更に手を加えるとしたらもボルト類を金属パーツに差替え、キャブのリンケージ、電装系パイピングの追加くらいでしょうか。
 
 
フロントタイヤ周り、プラのインジェクションパーツと考えれば十分なクオリティかと思います。
オプションパーツのインナーチューブは質感もさることながら塗装要らずで時短できるのが嬉しいところ。
フェンダーステーにブレーキワイヤーの留めループを金属線等で追加しておくとパイピングがシュッとします。
 
 
組立用プラスネジの頭はウェーブのリベットTOP STUDIOのエッチング等を使って適当に隠しておきました。
あと形式プレートのエッチングが標準で用意されているのは高ポイントかと。
 
 
クラシックな構成ではありますがやはりレーサーのストリップ姿は最高!
もうこれで満足かも…
 
 
 
 

Honda RC166 GP RACER_02

秋分・次候・蟄虫坏戸「ちっちゅう こをはいす・虫が土中に掘った穴をふさぐ」
今月いっぱいで新宿のメトロ食堂街が閉館。
あの界隈、営団時代の雰囲気が感じられて好きな場所の一つだったのですが… ちょっと寂しいです。
 
 
サフが乾いたらパーツを紛失や破損させる前にさっさと塗っていきます。
パーツがこれだけあると持ち手をつけるのも一仕事。
まあその分マスキング作業が少なくなるのは助かります。
 
 
今回は主にタミヤラッカーの金属系を使用しています。
タミヤのラッカー、吹きやすく色味も好みでなかなか良い感じです。
中でもチタン色とスパークリングシルバーはお気に入り。
 
 
アルミシルバーを基準の金属色にして色味や艶具合を調整した塗料を吹き付け。
こうして見るとコントラスト強目、もう少しトーンを揃えても良かったですね。
 
 
マフラーは光の加減で熱が入った金属地が透けて見えるようなイメージで塗ってみましたが微妙…
スムース系のつや消しブラックにグレー系のダストでフィルタリングが正解かも。
 
 
何はともあれエンジンを組んでみます。
 
 
オプションパーツのクラッチ、エアファンネルがいい仕事しています。
 
 
燃料タンク、シートカウルも下塗り完了。
この時代の「ファイティングレッド」はどんな色調だったのでしょうか。
CB400FourやS800の赤に近い感じなのかしら。
ちなみにタミヤの指定はTS-49ブライトレッドです。
 
 

Honda RC166 GP RACER_01

秋分・初候・雷乃収声「らい すなわちおさむ・雷が鳴り響かなくなる」
連休も終わり徐にリブート
朝飲むコーヒーがより沁みるような時節となりました。
今年は卓上コンロと土鍋を新調して鍋物の到来を待つことにしませう。
 
  
ちょっとプラモデルな気分だったので迂闊に手を出してみました。 
TAMIYA 1/12 Motorcycle Series No.113 Honda RC166 GP RACER
発売は10年以上前なのですが名作の誉れ高いキットであります。
 
 
先ずは各パーツの切離しと整形から。
この作業、ちょっと良いプラモデル用薄刃ニッパーを使用するのが吉。(手間、ストレスがかなり低減します)
 
 
本キットの主役とも言える250ccのDOHC4バルブ並列6気筒エンジン。
空冷はフィンの所為かクォーターでもそれなりのボリューム感があります。
 
 
クラッチはディテールアップパーツのフロントフォーク・クラッチセットを使用します。
それなりに目立つ箇所なので費用対効果は高そうです。
 
 
フレームも少ないパーツでパチパチと組みあがります。
華奢な造りのカウルステーは折れやすそうなので取り扱い注意です。
 
 
今回はディテールアップパーツのスポークホイールセットは使わずキットパーツを組み立てます。
このクオリティでパチピタと組めるのは流石タミヤ、ただ材質がABSなのでそれに対応する接着剤が必要。

漂白剤等でメッキを全て剥離してから組み立て後メッキ調塗装で仕上げる手法も接着部のメッキ剥がしの手間が省けるので有りかもです。
  
    
各パーツに状態チェックのためサーフェイサー吹き付け。
 
 
この辺りまでの作業が比較的スムーズに運ぶのがタミヤキットの美点。
 
 
念のため透け防止の黒サフを燃料タンク、各カウルの内側に吹き付けておきます。
シート表面もバックスキンの質感に近づけるべく何かしら塗装した方が良さげですね。
 
1/12バイク模型のサイズ感、やっぱり良いなあ。